晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2007年1月撮影 紫の上による法華経千部供養 3

2015年07月10日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

紫の上による法華経千部供養 その2 に引き続き、
2007年1月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。




<博物館レジュメより>
楽人(がくじん)や舞人(まいびと)の用意は
大将の君(夕霧)により取り計らわれていた。



大将の君 こと 夕霧


夜中(よるじゅう)、尊い読経に合わせて打ち鳴らしていた
 鼓が興をそえ、ほのぼのと夜が明けていく朝ぼらけの中で
 陵王の舞がはじまった。






陵王(りょうおう)

舞は「陵王(りょうおう)」、曲は「蘭陵王(らんりょうおう)」といい、
唐楽(とうがく)左方(さかた)走舞(はしりまい)の名作中の名作







落蹲(らくそん)

高麗楽(こまがく)右方(うかた)走舞(はしりまい)の代表曲。
 蘭陵王と番舞(つがいまい)となる。









女房の日常~局にて~ へ続きます。







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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2007年1月撮影 紫の上による法華経千部供養 2

2015年07月10日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

紫の上による法華経千部供養 その1 に引き続き、
2007年1月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。





寝殿西側の塗籠(ぬりごめ)にいる紫の上。
唐衣・裳姿。



寝殿北廂にて、
今上帝と明石の中宮との子・匂宮。





花散里御方、明石御方の局(つぼね)は
寝殿北廂に襖だけを仕切りとしてしつらえてあります。




花散里御方
唐衣・裳姿。


明石御方
唐衣・裳姿。


紫の上は匂宮をお使いにして
明石御方と和歌を読み交わすのでした。




 紫の上による法華経千部供養 その3 へ続きます。





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【京都・風俗博物館~よみがえる源氏物語の世界~】 2007年1月撮影 紫の上による法華経千部供養 1

2015年07月10日 | 京都・風俗博物館
 京都市下京区にある風俗博物館のこと。

2007年1月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。

寝殿において
『源氏物語』<御法>より
「紫の上による法華経千部供養」
の場面が展示されていました。

舞台は、六條院春の御殿 寝殿を
二條院寝殿と見立てられています。





<博物館レジュメより>
源氏51歳の3月10日(旧暦)、満開の桜が咲き誇る中、
二條院において紫の上(43歳)主催の法華経千部供養が
執り行われた。
紫の上は四年前の大病以来、体調も思わしくなく、かねてより
悲願である出家をしきりにのぞむが、源氏はどうしても
許さなかった。
そのような中、後の世のために、紫の上は内々の自身の発願
として 書かせていた法華経千部(1日1部を35人で作成
して完成に三年間を要する)の供養を、六條院ではなく、
紫の上の私邸である二條院で行った。







本尊 普賢菩薩像



行道(ぎょうどう)の七僧(しちそう)
<講師(こうじ)・読師(どくし)・呪願師(じゅがんじ)・三礼師(さんらいし)・唄師(ばいし)・散華師(さんげし)・堂達(どうたつ)>
袍裳七条袈裟(ほうもしちじょうけさ)姿。

七僧の法服は身分に応じて、法服の色合いや仕立て方を
はじめとして贅美を尽くして紫の上が用意していた。




簀子に座す僧。
裘代(きゅうたい)姿。



源氏
大君姿(おおきみすがた)<直衣布袴(のうしほうこ姿>

紫の上が仏道にまで通じていらっしゃることを
感心している源氏の君。







 紫の上による法華経千部供養 その2 へ続きます。




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