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御冊子つくり その2 に引き続き、
2008年10月に撮影した風俗博物館の展示の様子です。
女房の局(つぼね)では
「~伏籠(ふせご)と重陽(ちょうよう)の節句~」が
展示されていました。
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<博物館レジュメより>
“自分の好みに調合した練香を、火取香炉(ひとりこうろ)で燻らし、その上に伏籠(ふせご)という竹の籠を置き、その上に装束をかけて香を移すのである。
火取(ひとり)とは、二階棚(にかいだな)に置かれているもので、火取母(ひとりも)・火取籠(ひとりかご/匙・箸付き)・薫炉(くんろ)からなり、銀製の薫炉に香を入れて焚き、火取籠をかぶせて使用するものである。”
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二階棚
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冊子を見ている女房。
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“旧暦九月九日は中国において陽(よう)の数字である九が重なっている、ということで重陽(ちょうよう)と呼ばれる。
この重陽の頃は菊の花が盛りで、唐土(もろこし)より伝わった菊の花は万病を避け、不老長寿を保つ薬草として重用されていたので、その菊花の霊力を戴き、邪気を払い長寿を祈って菊酒を飲み、菊の着せ綿(わた)という風習を行うことがされた。
菊の着せ綿は重陽の日の前日に菊花に真綿(まわた)をかけておき、一晩おいて菊花の朝露を移した綿で体を拭うと老いが避けるという風習である。”
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菊の花を飾る女房。
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菊の着せ綿を運ぶ女房。
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菊酒。
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