晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※写真の無断転載禁止!!

【情報】滋賀県大津市・福井県越前市・京都府宇治市 紫式部関連イベントまとめ (2024年7月12日)

2024年07月12日 | 情報

平安時代好きブロガー なぎ です。

(この記事はしばらくの間、一番上に表示します。最新の記事をご覧になりたい方はこの下の記事からどうぞ。)

 

令和 6年(2024年)放送の大河ドラマ『光る君へ』に関連して、滋賀県大津市・福井県越前市・京都府宇治市がそれぞれイベント・展示を企画されています。

以下、大河ドラマや紫式部・源氏物語に関する展示の個人的なメモ。

令和 6年(2024年) 7月12日更新

 


 

 かいまみる紫式部 紫式部ゆかりの地 宇治市 越前市 大津市 観光ポータルサイト

 

紫式部の旅

  開催日:10月18日(金)~20日(日)

  開催地:福井県越前市/京都府宇治市/滋賀県大津市/福井県敦賀市/福井県南越前町

  (~8月20日(火)まで再現行列参加者募集中)

 


 

【スタンプラリー】

 「めぐり逢ひて、紫式部 其の弐」デジタルスタンプラリー

  <スタンプポイント>

   30箇所

  <開催期間>

   ~ 9月29日(日)

  詳細:かいまみる紫式部「めぐり逢ひて、紫式部 其の弐」デジタルスタンプラリーを実施します!

 

 

 【謎解き】

  「紫式部謎解きまちめぐり 宇治市・越前市・大津市の宝を探せ」

 <開催期間>

   ~11月17日(日)

 <開催場所>京都府 宇治市・福井県 越前市・滋賀県 大津市

  詳細:紫式部謎解きまちめぐり 宇治市・越前市・大津市の宝を探せ

  

 


滋賀県大津市

 

【大河ドラマ館・展示】

  ①『光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館』

  ②『源氏物語 恋するもののあはれ展』  

   会場:石山寺境内 ①明王院 ②世尊院  

   会期:~令和 7年 1月31日(金)

 

 【展示】

  「石山寺と紫式部」展

   会場:石山寺境内 豊浄殿

   [夏季]「紫式部と光る君の物語」

          ~ 8月25日(日)

   [秋季] 「紫式部とほとけの道」

          9月 1日(日) ~12月 1日(日)

 

  

 【関連展示】

  「紫式部と三井寺展」

   会場:三井寺境内 金堂

   会期: ~ 7月31日(水)

      10月 1日(火)~令和 7年 1月31日(金)

 

  

 【関連展示】
 
  特集展示「源氏物語と大津」
 
   会場:大津市歴史博物館 常設展示室 ロビー
  
   会期:  ~令和 7年  2月 2日(日)
 
 
 
 【展示】
 
  企画展「石山寺」
 
   会場:大津市歴史博物館
 
   会期:10月12日(土)~11月24日(日)
 
 
 
 【スランプラリー】
 
  びわ湖大津しきぶら しきぶらり~ 
 
  <対象スポット>

   石山寺/三井寺/大津市歴史博物館ほか

  <開催期間>: ~ 8月31日(土)第2弾

   詳細 ⇒ びわ湖大津しきぶらしきぶらり~

 
 
  【スランプラリー】
 
   紫式部ゆかりの大津 大津市歴史博物館・三井寺・石山寺を巡ろう
   源氏物語大津スタンプラリー
 
   <スタンプ設置・プレゼント引換場所>
 
    大津市歴史博物館・三井寺(文化財収蔵庫)・石山寺(豊浄殿)
 

  <開催期間>:~12月 1日(日)まで

    詳細:大津市歴史博物館源氏物語と大津スタンプラリー

 
 
 
[関連リンク]
 
 
 X 紫式部の筆はしる源氏物語誕生の地 大津(@shikibu_otsu
 X 石山寺 Ishiyamadera(@Ishiyamadera_T
 X 【大津】総本山三井寺(@Miidera_temple
 X 大津市歴史博物館(@otsu_rekihaku
 
 
 

 
福井県越前市
 
 
  【しきぶきぶんミュージアム】
  
   「光る君へ 越前 大河ドラマ館」
 
   「越前歴史展示」(紫式部 想創庵)
 
    お土産処「光る越前SHOP」
 
    会場:越前市武生中央公園
 
    会期: ~12月30日(月)
 
 
 

  【展示】

   紫式部・源氏物語関連企画展

    会場:越前市武生公会堂記念館

     「源氏物語が彩る工芸」
       7月26日(金)~ 9月 1日(日)

     「国府時代の仏像」

                     10月25日(金)~11月24日(日)

     「紫式部・源氏物語関連 錦絵<浮世絵>」(仮称)
      令和 7年 1月31日(金)~ 3月 9日(日)

 

  【スランプラリー】
 
   ~いにしえの越前国府を想ふ~ 紫式部ゆかりの越前市をめぐるスタンプラリー
 
   <スタンプ設置・プレゼント引換場所>
            光る君へ 越前 大河ドラマ館 /紫ゆかりの館 /武生公会堂記念館 /越前そばの里 /道の駅 越前たけふ
    
 
 
 
[関連リンク]
 
 X 紫式部が暮らした越前市(@ShikibuEchizen
 X 紫ゆかりの館(@info_murasaki
 X 越前市武生公会堂記念館(@takefu_Kokaido
 
    

 


京都府宇治市

  
 
  【展示】
  
  「 宇治 大河ドラマ展〜 都のたつみ 道長が築いたまち 〜」
 
    会場:お茶と宇治のまち歴史公園 交流館 「茶づな」
 
    会期: 〜令和 7年 1月13日(月・祝)
 

 

  【展示】

   特別企画展「『源氏物語』が呼んでいる ─拡がる古典の世界─」

    会場:宇治市源氏物語ミュージアム

    会期: 7月10日(水)~ 9月29日(日)

   企画展「平家はどうする」

    会場:宇治市源氏物語ミュージアム

    会期:12月18日(水)~令和 7年 2月16日(日)

 

 


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【旅行記INDEX】宇治・大津・京都へ行ってきました(2024年5月)

2024年07月12日 | 平安あれこれ

平安時代好きブロガー なぎ です。

 

2024年5月、宇治・大津・京都へ行ってきました!

お天気に恵まれ楽しい3泊4日の旅となりました。

ぽつぽつ書いてはこの記事からリンクを貼ろうと思います。(リンク先は新しいウインドウで開きます)

よろしければおつきあいくださいませ。

 

旅行1日目

 ・【平安あれこれ】在原業平邸址に建つホテルギンモンド京都に宿泊

 ・【平安あれこれ】菟道稚郎子~『源氏物語』八の宮のモデル?~

 ・【平安あれこれ】浮舟宮(うきふねのみや)跡~源氏物語のヒロイン、浮舟は神に~

 ・【宇治】京都宇治 京あめ とにまる 茶づな本店

 ・「光る君へ 宇治 大河ドラマ展~都のたつみ藤原道長が築いたまち~」行ってきました!其の壱其の弐其の参

 ・【平安あれこれ】浄妙寺~藤原道長が一族を弔うために建立~

 

旅行2日目

 ・【平安あれこれ】逢坂の関記念公園~平安京の出入り口~

 ・【大津】逢坂山 かねよ レストラン「きんし丼」

 ・【平安あれこれ】石山寺~貴族たちに慕われた観音さま~

 ・「光る君へ 大津 大河ドラマ館」行ってきました!

 

旅行3日目

 ・【平安あれこれ】Cafe Restaurant Intiにて「紫式部スペシャルランチ」

 ・大津市歴史博物館 特集展示「源氏物語と大津」

 ・大津市歴史博物館 企画展「紫式部と祈りの世界」

 ・琵琶湖の南を周遊「ミシガンクルーズ」~紫式部も見た山並みと空と~

 ・琵琶湖ホテルのカフェ ベルラーゴでモクテル「十五夜 ~紫式部~」とケーキ「玉鬘」

 

旅行4日目

 ・【平安あれこれ】晴明神社~祭神は陰陽師・安倍晴明~

 ・【平安あれこれ】平安京一条大路~かつて賀茂祭の祭列が通った~

 ・【平安あれこれ】一条院跡 ~一条天皇の里内裏~

 ・京都市考古資料館「紫式部の平安京ー地中からのものがたりー」

 ・風俗博物館

  > ①法華経千部供養(『源氏物語』「御法」より)その1その2

  >②女房の日常・局 ~王朝女性の身嗜み・黒髪~

  >③平安の遊び ~偏つぎ~

  >④四季のかさねの色目に見る平安王朝の美意識

  >⑤産養 (『源氏物語』「若菜上」より)

  > 女房装束[二十枚の重袿+表着+裳+唐衣]

 

 

 


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【風俗博物館】2024年5月撮影 法華経千部供養(『源氏物語』「御法」より)その2

2024年07月12日 | 京都・風俗博物館

平安時代好きブロガー なぎ です。

 

京都市下京区にある風俗博物館のこと。

 

2024年5月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。(❝ ❞はレジュメまたはパネルより引用)

 

源氏物語から見る平安貴族の現世と来世への祈り

①法華経千部供養 ~仏の御教えの結縁・准太政天皇の正妻格として後援された紫の上の法要と惜別~(『源氏物語』「御法」より)の続きです

 

❝源氏51歳の3月10日(旧暦)、満開の桜が咲き誇る中、二條院において紫の上(43歳)主催の法華経千部供養が執り行われた。❞

 

【紫の上】

 

紫の上は何かにつけて余命の短さを心細く思っていました。

 

法華八講の三日目、

紫の上は三の宮[父:今上帝/母:明石の中宮]をお使いにして明石の御方に歌を贈ります

※三の宮はのちの匂宮のこと。

 

紫の上

「惜しからぬこの身ながらも限りとて 薪尽きなむことの悲しさ」

(惜しくもないこの身ですが、これを最後と、燃え尽きる薪のように、寿命が尽きてしまうのが悲しう存じます)

 

明石の御方

「薪こる思ひは今日をはじめにて この世に願ふ法ぞはるけき」

(「薪こる」という法華経へのご信心は今日の法会が始まりで、現世で成就を願われる仏法へのご奉仕は、あなたの長寿によって、末永く続くことでしょう)

 

【明石の御方の局。明石の御方・・・左奥/三の宮・・・右手前】

 

【紫の上のお使いで明石の御方の局を訪れている三の宮。筥に入れられた明石の御方からの返歌を受け取ります】

 

【明石の御方】

 

【花散里の局。奥にいるのが花散里。】

 

【花散里。右手に数珠を持っているのが見えます。】

 

【花散里が紫の上へ贈った歌】写真がぼけてごめんなさい

 

紫の上

「絶えぬべきみのりながらぞ頼まるる 世々にと結ぶ中の契りを」

(これが今生最後の法会でしょうが、たとえ私の身が絶えても、この功徳で生々世々結ばれるあなたとのご縁が頼もしく思われます)

 

花散里

「結びおく契りは絶えじ大方の 残り少なきみのりなりとも」

(この功徳で結ばれたあなたとのご縁は、決して絶えることはございますまい。世間並みの、余命が少ない身には、またと出会えないような盛大な法会ですが)

 

 

 ②女房の日常・局 ~王朝女性の身嗜み・黒髪~ へ

 

 


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【風俗博物館】2024年5月撮影 法華経千部供養(『源氏物語』「御法」より)その1

2024年06月30日 | 京都・風俗博物館

平安時代好きブロガー なぎ です。

 

京都市下京区にある風俗博物館のこと。

 

2024年5月に
風俗博物館を訪ねて撮影した展示の様子です。(❝ ❞はレジュメより引用)

 

源氏物語から見る平安貴族の現世と来世への祈り

 

①法華経千部供養 ~仏の御教えの結縁・准太政天皇の正妻格として後援された紫の上の法要と惜別~(『源氏物語』「御法」より)

❝源氏51歳の3月10日(旧暦)、満開の桜が咲き誇る中、二條院において紫の上(43歳)主催の法華経千部供養が執り行われた。❞

 

【4分の1サイズ寝殿造模型 寝殿南側の様子】

 

【写真中央に源氏/冠直衣姿:直衣・衵・指貫・単】

 

 

 

【本尊:普賢菩薩像】

 

【薪の行道(たきぎのぎょうどう)】

 

 

【舞楽「陵王」の舞】

❝明け行く春の曙の霞の間より舞い出る陵王の様子は、さながら極楽浄土を思わす法会であった❞

 

【舞楽「落蹲(らくそん)」[納蘇利 (なそり)]・・・「陵王」の番舞(つがいまい)】

 

【主催者である紫の上/唐衣裳姿】

❝死期を予感した紫の上は、後の世のために、内々の自身の発願として書かせていた法華経千部の供養を、六條院ではなく、紫の上の私邸である二條院で行った❞

 

【紫の上の女房たち。画像中央奥にいるのが紫の上。】

 

【御簾の下からこぼれ出る装束・・・打出(うちいで)】

 

【打出(うちいで)・・・一間(いつけん)に一具】

中央に几帳を立てて、女房装束を置くことで邸宅の外側を装飾していました。

 

 

 その2へ続きます。

 

 


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【風俗博物館】女房装束[二十枚の重袿+表着+裳+唐衣]

2024年06月29日 | 京都・風俗博物館

平安時代好きブロガー なぎ です。

 

2024年5月のこと。

風俗博物館の実物大展示において、女房装束[俗称:十二単]が展示されていました。

 

2022年に風俗博物館を訪ねた時は二十枚の重袿のみが展示されていたのですが、2024年は二十枚の重袿の上に表着唐衣が加えられての展示となっていました。

※二十枚の重袿:藤原道長の娘で三条天皇の中宮[この時は皇太后]、姸子(けんし・きよこ)が開いた大饗の場面において描かれる重袿(かさねうちき)を再現されたもの。

※藤原姸子の「姸」は環境依存文字のため「妍」と書かれる時もあり。

 

 

まずは2022年の展示の様子をご覧ください。

 

【2022年5月撮影。二十枚の重袿。斜め前から撮った様子。】

単(ひとえ)の上に袿(うちき)を二十枚重ねた姿です。

 

【2022年5月撮影。二十枚の重袿。斜め後ろから撮った様子】

 

 

2022年の展示はブログ「晴れのち平安」過去記事をどうぞ。

(新しいウインドウで表示されます)

 【平安あれこれ】20枚の重袿(風俗博物館で展示・2022年)

 

 

そして、2024年5月に展示されていた女房装束・唐衣裳[俗称:十二単]です。

 

【2024年5月撮影。女房装束・唐衣裳[俗称:十二単] 斜め前から】

 

2024年の展示では、単、二十枚の重袿の上に、表着(うわぎ)裳(も)唐衣(からぎぬ)を着ていました。(打衣は省略されていたのかも?)

 

裳や唐衣を着けることで、重袿姿[袿姿]からいわゆる十二単姿となりました。

十二単姿は正しくは「女房装束」や「唐衣裳」姿と呼ばれます。

 

 

【2024年5月撮影。女房装束・唐衣裳[俗称:十二単] 後ろから見た様子】

裳を後ろに長くひくのが素敵

 

【2024年5月撮影。女房装束・唐衣裳[俗称:十二単]袿の部分をアップで撮影】

それぞれの色や枚数を確認できます。

 

二十枚の重袿(かさねうちき)

  柳の重色目 [表:白 /裏:青] 七枚

 山吹の重色目 [表:山吹/裏:黄] 六枚

 紅梅の重色目 [表:紅梅/裏:蘇芳]七枚

 

【2024年5月撮影。女房装束・唐衣裳[俗称:十二単] 袖もボリュームたっぷり】

 

【2024年5月撮影。女房装束・唐衣裳[俗称:十二単]

たくさん着ていることもあり、裳の引腰(ひきごし)を結ぶのもギリギリの長さに。

 

 

実際に着ると重くて身動きするのが大変だと思いますが、このように袿をたくさん着た女房が居並ぶ姿は壮観だったと思います。

(ただ、倹約令が出ている最中の華美な演出に姸子[妍子]の父・道長が怒るのは無理もないかも…

 

今回、展示を見ることができて眼福でした!!

 

 

 

「源氏物語の時代~かさねの美への競演~ 二十枚の重袿」博物館での解説パネル

 

『栄花物語』巻廿四「わかばえ」にある重袿について。博物館での解説パネル

 

 

 


 風俗博物館

  京都市下京区堀川通新花屋町下る(井筒左女牛ビル5階)

  https://www.iz2.or.jp/


 

 

 

 

 

 

 


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