晴れのち平安

源氏物語を中心に平安な日々♪
※写真の無断転載禁止!!

【平安あれこれ】わかりますか?日本各地の紫式部像

2024年02月25日 | 平安あれこれ

平安時代好きブロガーの なぎ です。

 

下の画像の①から⑥はすべて日本各地にある紫式部像です。

それぞれどこにある紫式部像なのかご存知でしょうか。

(正解は画像の下からどうぞ!)

 


①紫式部公園

  福井県越前市東千福町20ー369

 

紫式部は、父・藤原為時が越前守(現在の福井県北東部の長官)になった時に共に越前国へ下向し、越前国府があった武生(現在の福井県越前市)で1年余りを過ごしています。

これを記念して、広大な池や寝殿造の釣殿がある紫式部公園が造られました。

 


②廬山寺

  京都府京都市上京区北之辺町397

 

現在の廬山寺は、紫式部の曾祖父・藤原兼輔が建てた「堤第(つつみてい)」があった場所の一部であり、紫式部はこの地で過ごしたといいます。

廬山寺そのものは船岡山の南にあったものの豊臣秀吉の政策により現在地に移転。

1965年(昭和40年)、角田文衞博士によって廬山寺が紫式部邸宅址であると発表されました。

 


③京都府京都文化博物館

  京都府京都市中京区東片町623−1

 

 


④千本ゑんま堂 引接寺

  京都府京都市上京区千本通り鞍馬口下ル閻魔前町34

 

『源氏物語』(=作り話)を書いて人々の心を惑わせたことが罪深いため、紫式部は地獄に堕ちたという考え方が中世にありました。

そんな紫式部を成仏させるべく千本ゑんま堂には南北朝時代の紫式部供養塔があります。

 


⑤大本山 石山寺

  滋賀県大津市石山寺1-1-1

 

紫式部は石山寺参篭中に琵琶湖に映る十五夜の月を見て『源氏物語』を書き始めたという伝説があります。

平安時代は観音信仰が盛んであり石山寺もそのひとつとして多くの貴族が参詣しました。

『源氏物語』にも石山寺詣をした人物が登場。

 


⑥夢浮橋ひろば

  京都府宇治市宇治蓮華(宇治橋 西詰南側)

 

『源氏物語』五十四帖のうち最後の十帖は宇治十帖と呼ばれます。

宇治を背景にたたずむ紫式部像の姿は、「橋姫」で始まり「夢浮橋」で終わる宇治十帖を象徴するかのようです。

 

 

オススメ本

 

 

 

 

 


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【情報】風俗博物館 2024年の展示 2月5日~8月10日/8月19日~8月24日

2024年02月08日 | 情報

平安時代好きブロガー なぎ です。

 

京都市下京区にある風俗博物館では、源氏物語の様々な場面を中心に具現展示をされています。

平安時代が好きな人々にとっては聖地とも呼べる博物館✨

 

現在の内容での展示期間は

 令和 6年(2023年)2月 5日(月)から 8月10日(水)まで、8月19日(月)から8月24日(土)までとのこと。

※日曜・祝日は休館。8月11日(木)~18日(日)は夏季休業。

 

 

【展示内容】

<源氏物語からみる平安貴族の現世と来世への祈り>


①法華経千部供養

 ~仏の御教えの結縁・准太上天皇の正妻格として後援された紫の上の法要と惜別~(『源氏物語』「御法」より)


②女房の日常・局 ~王朝女性の身嗜み・黒髪~


③平安の遊び ~偏つぎ~


④四季のかさね色目に見る平安王朝の美意識


⑤産養

 ~東宮妃・明石の女御の皇子誕生・若宮の披露と源氏一門の栄華~(『源氏物語』「若菜上」より)

 

 

大河ドラマ『光る君へ』の人気もあり風俗博物館を訪ねる方も増えそうですね。

今年の展示こそは見に行きます!!(`・ω・´)シャキーン

 


 風俗博物館

  https://www.iz2.or.jp/

  京都市下京区堀川通新花屋町下る(井筒左女牛ビル5階)


 

 

 

 

 

 


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