俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

4月23日

2016-04-23 10:21:02 | 日記
 隅田川
★都鳥春の空より羽音させ  正子
古典に知識がなくて恥ずかしいのですが、隅田川ではよくユリカモメの浮かぶ姿を目にします。それが空に羽音をさせているのは、北へ帰る旅支度なのでしょうか。人それぞれに故郷があり、春ともなれば望郷の想いを強く感じることが多いのでしょう。(小西 宏)

○今日の俳句
朝に座し浅利味噌汁白ご飯/小西 宏
浅利の味噌汁が美味しいのは、春の小寒い朝。それに湯気のたつ白いご飯があれば、申し分なし。そして、朝食に座るという行為。すっきりとした幸せな朝の食事だ。(高橋正子)

◆鎌倉の牡丹/2016年4月23日撮影:高橋正子(花冠主宰)◆


●鎌倉に行く。
天気予報によれば、曇りで、にわか雨もあるかもしれないということであったが、降られず、夕方は晴れた。
建長寺と鶴岡八幡宮の牡丹を鑑賞。建長寺はちょうど見ごろでみずみずしい。八幡宮はやや盛りを過ぎた感じがした。
帰り、鎌倉駅近くの老舗長嶋屋で粽、桜餅、粟餅を買う。

鎌倉の四月の風の誰彼に/高橋信之
すれ違うすれ違う晩春の街に/高橋信之
鎌倉の風に吹かれて白牡丹/高橋信之
晩春の一期一会の街鎌倉/高橋信之

  日吉本町
むらさきのすみれ咲く日の春浅き/高橋信之
桜散る時の流れを止めて散る/高橋信之

風吹けば牡丹の花のみな揺るる/高橋正子

○黄菖蒲

[黄水仙/横浜市都筑区・山田富士公園(左:2012年5月5日・右:2012年5月1日)]
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