俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

4月30日(土)

2015-04-30 11:01:03 | 日記
★石菖に沢水つねに流れ来る  正子
石菖とはショウブ科ショウブに属する多年生植物。根茎は薬草として用いられるとのこと。菖蒲の一種でしょうか。絶えずさらさらと流れる水を受けて、いきいきと群れる石菖が思われます。(小川和子)

○今日の俳句
青紫蘇を水に放ちてより刻む/小川和子
青紫蘇をしゃっきりと香りよく、細く切るためには、水に放して、いきいきとさせて刻む水と紫蘇の出会いが涼しさを呼び起こしてくれる。(高橋正子)

○白牡丹

[白牡丹/神奈川県立大船植物園(2014年4月27日)]

 牡丹6句/高橋正子
★白牡丹吹かるるときはいきいきと
★風止んで牡丹のかたち整いぬ
★牡丹の丈にかがめば牡丹の香
★牡丹園日表の花日裏の花
★くれいないの牡丹はつやを重ねたり
★古き家に牡丹の咲いてぼたん色

ボタン(牡丹、学名:Paeonia suffruticosa)は、ボタン科ボタン属の落葉小低木。 または、ボタン属(Paeonia)の総称。 別名は「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」 「名取草」「深見草」「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数。 以前はキンポウゲ科に分類されていたが、おしべ・花床の形状の違いからクロンキスト体系ではシャクヤクとともにビワモドキ目に編入され、独立のボタン科とされた。 (ウィキペディア)

○神奈川県立フラワーセンター大船植物園(2014)
4月27日昼前から信之先生と大船植物園に出かけた。見ごろは牡丹。藤。そのほか、ハンカチの木の花、睡蓮、もっこう薔薇、いちはつ、あやめ、西洋おだまき、おおでまり、矢車草、えびねなど。石楠花は終わって、残っている花はわずかだが、天城石楠花を見た。五月十日ごろには芍薬園の芍薬が咲き揃い、二十日ごろには、薔薇園の薔薇が見ごろとなるだろう。桜が終わり、晩春から初夏への花が咲きだす。花を見逃せない季節だ。

◇生活する花たち「藤①・藤②・石楠花」(横浜箕輪町・大聖院)
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