小学生が未だにマスクを外さないのは、教師が「外しなさい」と正々堂々と言わないからだそうである。
言えないというか。
あそこまでマスクをしなさい言っといて、
マスクしないのは悪いことだと罪悪感を感じさせておいて、
今度は手の平返しで「外しなさい」と言ったら、子供だってそのご都合主義に不信感を持つ。
教師もそのやましさから、おずおずと「外してもいいよ」としか言えない。
要は「マスクをしなさい」も立場上のメンツなら、「外してもいいよ」としか言えないのもメンツである。
こういうしょうもなさを、子供はちゃんと感じている。
最初から正々堂々と「先生はこんなのおかしいと思う」と生徒に言うべきだった。
仮に「でも先生にはどうしようもないんだ」と、正直に言えば、子供はわかってくれたと思う。
或いは「先生は間違っていた」ときちんと謝るとかね。
これまで議員、官僚、医者、看護師、教師と、話してみたけど、教師がいちばん何を考えているかわからないなあ…