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珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

その日その時

2019-01-24 | 思うこと
「手紙には愛あふれたりその愛は消印の日のそのときの愛」
 唐突ながら、俵万智さんのサラダ記念日より引用である。

ネットに書いたものは膨大なデータに埋もれて眠っていくとはいえ、残るとしたら頭にこれをつけておきたい今日この頃。
その時に書いたことは嘘いつわりない思いとしても、書いたのも宛てた先も、その時その時間。
永遠の指導者なる人の言葉や、何百年前の忠言を後生大事にする方もおられるが、そんな方々もたった数年の思いを本気で永遠に残したいなんて思っていたのだろうか?

熱っぽく確信を語って「何万PV達成しましたーー!!」と燥いでいたブログだって、簡単に迷って消えていく。
固唾を飲んで読んでる方だって「そういえばそんなの読んでたこともあったなあ」と忘れていく。
時がたてばそんなもんである。

本題はそんなことではなくて、引き出しから昔々に貰った夫からのハガキが出てきた。
消印はシンガポール。
まだ脳内から変なホルモンが出ている時期に、異国から届いたそれに書いてあったのは、その日その時に受け取れば充分の言葉であった(笑)

その日その時の言葉を、「今」どころか「永遠に」真に受けるのはどうしたものかと個人的には思ってしまう。