快風丸

俺の船に乗らないか。

いいわけと運指

2013-05-11 18:02:31 | Weblog

 ギターのピック。

学生のころは、1.2mmのフェンダーの白。

歌を歌いながら弾くようになってから、ピックを薄いものにした。

もっと薄いのを使ってた時期もあるが、クレイトンの0.8mmに落ち着いた。

ピックは薄いと、コードストロークが気持ち良い。各弦の音の粒がそろいやすい。

つまり、ある程度、いい加減に弾いても、ピックがそれなりに修正してくれる。

しかし、音の強弱をつけにくい。ニュアンスが表現しづらいという特性がある。

テクニカルなプレイよりも、初心者に向く所以である。

 

歌いながら弾くので、ギターは、多少手抜きになってもしょうがないだろうと開き直っていた。

正直、ギターを手に取るのは、年に数回のスタジオ練習の前後のみになっていた。

しかし、そもそも単音でメロディーを弾くのが好きだし、得意意識もあった。

練習不足で、指がかつてのように自由に動かないことは気が付いていた。

でも、ボーカリストのギターだからと自分に言い聞かせて、サボっていた。

 新曲のソロパートで、緩急をつけたドラマチックなフレーズを入れたい。スタジオで即興で試したが、

アイデアはあっても指がついていかない。

 もう自分をだますのはやめよう。

3月末から、毎日、ギターをさわることにした。

運指の練習。

継続中。

地味な練習。クロマチックスケールの上り下りをオルタネイトピッキングで。

なかなか右手と左手のタイミングが合ってくれない。

 

特に時間は決めていないが、30分から一時間。

このての訓練は、近道はない。

そして、練習は裏切らない。

 

ピックの厚さを替えた。何年振りだろう。

それほど意識は高まっている。

まだまだ、なかなかイメージと実際の音にギャップがある。

でも、苦にはならない。

きちんと音が出ると、ピンボールのリプレイ獲得ノッカー 「コン!!」 みたいで気持ち良い。

気が付いたことがある。

やっぱりギターが好きだ。