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ジャン・アレチボルトの冒険

ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。

SKE48「チキンLINE」ルックアップ7位の衝撃、欅坂トップソング1位で変わるアイドル勢力図 [07Apr16]

2016-04-07 18:30:00 | 芸能
乃木坂46が参加する、注目の番組とイベント

04月07日(木) 17 : 00 ~『乃木坂46navi 即売会@スーパーオートバックス八王子』に中田花奈と新内眞衣が参加。
04月07日(木) 19 : 25 ~ 19 : 55 [地デ] NHK Eテレ『オトナヘノベル」に秋元真夏が出演。
04月07日(木) 21 : 00 ~ 22 : 00 [BS] NHK BSプレミアム『あなたに贈る!名曲セレクション~春ソングスペシャル』。松下奈緒、清水ミチコ、ビビる大木がMCを務め、多くのアーティストが出演して様々な春ソングを披露する季節恒例番組に、昨年に続き、乃木坂46が登場。

04月09日(土) 『GirlsAward 2016 SPRING/SUMMER』 in 国立代々木第一体育館 に乃木坂46がアーティストとしてパフォーマンスを披露する予定。さらに、齋藤飛鳥、白石麻衣、西野七瀬、松村沙友理がモデルとして参加。
04月09日(土) 25 : 45 ~ 26 : 00 [地デ] 広島ホームテレビ「H♪LINE」に伊藤万理華、衛藤美彩、和田まあやが出演。

04月10日(日) 25 : 45 ~ 26 : 45 [地デ] フジテレビ『World Baseballエンタテイメントたまッチ!』に番組メンバーの橋本奈々未が出演。

04月11日(月) NHKの若者向け音楽新番組『「シブヤノオト」&「NAOMIの部屋」』公開収録に乃木坂が出演。観覧申し込みの詳細はこのページに掲載
04月11日(月) 25 : 29 ~ 25 : 59 [地デ] 日本テレビ『NOGIBINGO!6』がスタート。

04月12日(火) 24 : 55 ~ [地デ] メ~テレ『BOMBER-E』に秋元真夏、高山一実、中元日芽香が出演。

04月15日(金) 19 : 30 ~ 20 : 43 [地デ] NHK総合『金曜eye「若輩者ではございますが...~"アラウンド20歳"のリアル~」』で、橋本奈々未がオードリーと共に司会を担当。

04月16日(土)14枚目第1回全国握手会 in 千葉・幕張メッセ
04月16日(土) 11 : 45 ~ 11 : 50 [地デ] 岩手めんこいテレビ『8見!』に、斉藤優里、中田花奈、中元日芽香が出演。
04月16日(土) 22 : 20 ~ 22 : 50 [地デ] NHK総合『バナナ♪ゼロミュージック』。レギュラー番組としての初回放送に、乃木坂から、生田絵梨花、生駒里奈、高山一実の3人が出演。
04月16日(土) 23 : 15 ~ [BS] NHK BSプレミアム『乃木坂46 SHOW!』。桜井玲香の「お説教部屋」に深川麻衣登場、永島聖羅の「卒業コンサート」密着。スタジオライブは「ハルジオンが咲く頃」 と欅坂46の「サイレントマジョリティー」「渋谷川」をすべてフルバージョン披露。


乃木坂が出演する番組やイベントをさらに知りたい方は、以下のページをご参照下さい。
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 31Mar16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Apr~]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 30Jan16 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['16Feb~Mar]
アレチの素敵な乃木坂業務連絡 01Nov15 ~ テレビ・ラジオ番組と重要イベントの日程 ['15Nov~'16Jan]
乃木坂公式サイトの「スケジュール」



欅坂46の「サイレントマジョリティー」は、iTunes Store トップソングで、24時間以上に渡って1位をキープし、6曲収録パッケージ「Special Edition」もトップアルバムで1位に躍り出ています。

いや~、大変なことになってきました(笑)。

乃木坂のチャート推移を見慣れているので、1位と言っても、半日もすれば、順位は下がり始めるだろうと思ってましたが、失礼しました、想像以上長くトップを維持しています。

ビジュアルの魅力を中心に据える、若い女性アイドルグループの楽曲、しかもデビュー曲が、ネット配信で、ここまで人気を呼ぶなんて、今まで見たことがなく、さらに上位に留まるようであれば、「歴史的快挙」と言いたくなる域に入ってきます。


公開後20日ほどで、MVの再生が300万回を越えたので、「サイレントマジョリティー」が注目を集めているのは分かっていたけど、まさか、映像なしの楽曲ダウンロードで、こんなに好調なセールスを見せるとは思いませんでした。

あるいは、欅坂のファンは、ネットと親和性の高い、10代、20代前半の若い世代が多いのかもしれません。

であれば、CDセールスも、Amazonなどによるオンライン購入の割合が大きく、オリコンデイリーは、CDショップでのフラゲ分が、個別握手会分に加わる初日に、売り上げ枚数が想定より若干低めに出て、ネットからの発送が本格化する2日目、発売日以降に数字が伸びる可能性がある。

まあ、若い世代は、CDなんか買わないという見方もあるので(笑)、オリコン初動を読むのは、ここ数日の動向を見てからですね。


一方、「サイレントマジョリティー」の1週間前にCDリリースされたSKE48「チキンLINE」に関して、Billboard JAPAN の総合チャートである「Hot100」が発表されました。

直前の週まで、「Hot100」の圏外だったので、発売週にトップを獲得するかどうか、注目していたのですが、オリコン初動25.7万枚という高いCDセールスが効いて、見事、初登場1位となっています。

ただ、各項目のランキングを調べると、かなりシビアな数字が並んでいて、正直、ちょっとショックを受けました。

以下の表に、他のグループと比較しながら、「Hot100」を載せています。

(表1) Billboard JAPAN Hot100 におけるSKE48「チキンLINE」の各項目別順位

#「総合」は総合順位
# 各項目の意味は以下
A : ストリーミング数
B : ラジオ放送回数
C : PCによる読み取り数 (ルックアップ)
D : ツイート数
E : 動画再生回数
#「00位」は圏外の意味
# 最後の(回)はランクイン回数
# 青色の部分はCD発売週ランキングを表す
#「MV(Short Ver.)」「MV(Full Ver.)」の部分をクリックするとYouTubeにアップされた公式MVを観ることが出来ます。いきなり動画が始まるので、音声などにご注意下さい

「君はメロディー」AKB48 (2016/03/09発売)
03月21日付(03/07~03/13) (総合)01位 [A]01位 [B]14位 [C]01位 [D]03位 [E]00位 (4回)
03月28日付(03/14~03/20) (総合)06位 [A]07位 [B]11位 [C]03位 [D]21位 [E]00位 (5回)
# MV(Short Ver.)公開は02/12から

「今、話したい誰かがいる」乃木坂46 (2015/10/28発売)
11月09日付(10/26~11/01) (総合)01位 [A]01位 [B]10位 [C]01位 [D]04位 [E]97位 (5回)
11月16日付(11/02~11/08) (総合)03位 [A]05位 [B]24位 [C]03位 [D]05位 [E]00位 (6回)
# MV(Full Ver.)公開は10/06から10/28(00:00)まで
# MV(Short Ver.)公開は2016/10/28から

「ハルジオンが咲く頃」乃木坂46 (2016/03/23発売)
04月04日付(03/21~03/27) (総合)01位 [A]01位 [B]16位 [C]01位 [D]04位 [E]00位 (5回)
04月11日付(03/28~04/03) (総合)04位 [A]02位 [B]18位 [C]01位 [D]09位 [E]00位 (6回)
# MV(Full Ver.)公開は03/01から03/22(23:59)まで
# MV(Short Ver.)公開は2016/03/23から

「チキンLINE」SKE48 (02016/03/30発売)
04月11日付(03/28~04/03) (総合)01位 [A]01位 [B]00位 [C]07位 [D]03位 [E]00位 (1回)
# MV(special edit ver.)公開は2016/03/08から

「サイレントマジョリティー」欅坂46 (2016/04/06発売)
03月28日付(03/14~03/20) (総合)23位 [A]00位 [B]00位 [C]00位 [D]02位 [E]12位 (1回)
04月04日付(03/21~03/27) (総合)40位 [A]00位 [B]89位 [C]00位 [D]13位 [E]04位 (2回)
04月11日付(03/28~04/03) (総合)31位 [A]00位 [B]28位 [C]00位 [D]05位 [E]08位 (3回)
# MV(Full Ver.)公開は03/15から


AKB48Gや乃木坂46のシングル表題曲は、CDがリリースされる週に、オリコン週間ランキングだけでなく、Billboard JAPAN Hot100 でも1位となるのが、最近のパターンになっています。

例えば、AKB48「君はメロディー」は、発売日を集計期間に含む03月21日付チャートで1位。

この曲が1位となる理由は、項目別ランキングから推察出来ます。

5項目ある中で、「ストリーミング数」(A)と「PCによる読み取り数」(C)が、ともに1位で、この2項目が、「君はメロディー」を総合1位に押し上げている。


Billboard JAPAN 公式サイトは、「ストリーミング数」(A)を、「シングルの全国推定売上枚数」「楽曲のダウンロード数」「歌詞表示回数」から「推定したストリーミング数の合算」と説明しています。

つまり、あるプログラムを作って、これだけCDが売れたのだから、これだけダウンロードがあったのだから、これだけ歌詞が閲覧されたのだから、このくらい曲が聴かれているだろう、と推定した値だと思います。

プログラムの詳しい中味は分かりませんが、CDの売り上げ枚数が考慮されるので、「君の名はメロディー」のように、オリコン初動123.8万枚、あるいは、Billboard JAPAN が根拠とするサウンドスキャン調べの初動141.8万枚といった、巨大なセールスがあれば、推定ストリーミング数も必然的に大きな値が出てくるので、項目(A)が1位になる。

1人の複数枚買いが多いので、AKB48Gや乃木坂46の曲では、他のアーティストと違う係数を掛けるなんてプログラムであれば、話は変わるけど(笑)、まあ、そんなことはしていないでしょう。

入力値であるCDの売り上げ枚数が大きくなれば、それだけ素直に、出力値であるストリーミング数も大きくなって、項目(A)が1位になるのだと思います。


ただ、これでは、CDが売れた分だけ、世の中で、本当に「君はメロディー」が聴かれているのか、単なる特典イベント参加券としてではなく、音楽メディアとして活用されているのか、疑問が残ります。

そこで正確を期すために、「ルックアップ」と呼ばれる「PCによる読み取り数」(C)が、項目に入っている。

CDをパソコンに入れると、再生ソフトが起動して中味を開きますが、このとき、ほとんどのソフトで、Gracenote 社のデータベースにアクセスして、楽曲名とアーティスト名を参照する作業が行われるそうです。

このデータベースにどれだけのアクセスがあったかは、記録が残るので、それを調べれば、「君はメロディー」が、世の中でPCに読み取られた数が分かるわけで、項目(C)は、その数値に従って付けられた順位です。


我々が知らない間に、自分のパソコンは、色んな情報をどこかに与え、色んな情報をどこかから貰っているようで、ん~、若干、怖い話ではあります(笑)。

ただ、この「ルックアップ」は優れた指標で、握手会券が欲しくて、1人が同じCDを10枚買っても、PCに取り込むのは1枚だけだし、レンタルCDによる取り込みもカウントされ、友人間で貸し借りされたCDでもPCに入れれば、加算されるので、音楽CDとしての活用度が見えやすくなる。

その曲がどれだけ聴かれたかと、同じではないけど、曲が収録されたCDは、PCに読み取られて、音楽メディアとしての役割を、一先ずは果たしたという証拠になります。


まあ、AKB48Gや乃木坂46のシングルCDは、同じものを、とんでもない枚数買う人が少なからず存在し、無料でCDを配ることもあるようなので(笑)、タダで貰って、取り敢えずPC に取り込んでおくケースも多いでしょう。

100万枚、70万枚を越える数のCDが、世の中に出回るのだから、PCに読み込んだ後、聴くかどうかはともかく、項目(C)も大きな値となって、1位に入るのだと思います。

(表1)に示したように、「君はメロディー」だけでなく、「今、話たい誰かがいる」と「ハルジオンが咲く頃」も、項目(A)と項目(C)が、ともに1位となっていて、大量のCDセールスを誇るアイドルグループが、Billboard JAPAN の総合チャートで、1位を獲得する原動力になっています。

実際、この3曲では、「ラジオ放送回数」(B)が発売週ですら、それぞれ14位、10位、16位とベスト5に入らず、「動画再生回数」(E)に至っては、圏外、97位、圏外と低い順位で、圧倒的なCDセールスとは別世界の感がある。

つまり、握手会商法によって大量のCDを売り上げるAKB48式グループは、CDセールスが反映する「ストリーミング数」(A)と「ルックアップ」(C)、さらに、「ツイート数」(D)で順位を稼いで、総合1位を獲得する流れが、定番となっていて、一方、「ラジオ放送回数」(B)と「動画再生回数」(E)は、なかなか上位に食い込めていません。


ところが、SKE48の「チキンLINE」では、異変が起こっています。

「ストリーミング数」(A)は1位ですが、「ルックアップ」(C)が7位になっている。

では、どんな曲が「ルックアップ」(C)の上位を占めているんでしょうか。

(表2) 04月11日付(03/28~04/03)付「Billboard JAPAN Hot100」における「ルックアップ」トップ10のCDセールスとiTunesランキング

凡例
[ルックアップ順位] (OC)04月11日付オリコン週間ランキング、その売り上げ枚数 (iTu) iTunes Storeトップソングの04/07/12:00時点での順位 (CD) CD発売日「タイトル」アーティスト

[01] (OC)02位, 2.2万枚 (iTu)31位 (CD) 03/23「ハルジオンが咲く頃」乃木坂46
[02] (OC)31位, 0.2万枚 (iTu)00位 (CD) 02/24「復活LOVE」嵐
[03] (OC)36位, 0.2万枚 (iTu)17位 (CD) 02/10「明日への手紙」手蔦葵
[04] (OC)03位, 2.0万枚 (iTu)00位 (CD) 03/30「Snow Wings」島村卯月(CV:大橋彩香)他
[05] (OC)16位, 0.6万枚 (iTu)73位 (CD) 03/09「君はメロディー」AKB48
[06] (OC)50位圏外, 0.1万枚以下 (iTu)08位 (CD) 03/09「もっと」aiko
[07] (OC)01位, 25.7万枚 (iTu)96位 (CD) 03/30「チキンLINE」SKE48
[08] (OC)27位, 0.3万枚 (iTu)114位 (CD) 03/30「始まりの唄」GReeeeN
[09] (OC)19位, 0.5万枚 (iTu)106位 (CD) 03/02「MOMENT RING」μ's
[10] (OC)18位, 0.5万枚 (iTu)171位 (CD) 03/16「SIX SHAME FACES ~今夜も最高!!!!!!~」トト子 feat. おそ松他

# 「iTu」の「00位」は圏外もしくはアップロードしていないことを示す


「チキンLINE」発売週で、「ルックアップ」の1位に入ったのは、実は、「ハルジオンが咲く頃」で、2週連続でのトップでした。

「ハルジオン」は、発売2週目に当たり、オリコン週間ランキングが2位、売り上げ枚数2.2万枚で、累計は77.2万枚に達しています。

2.2万枚は大きな数字で、しかも、個別握手会券を取り出す作業を終えたファンが、2週目に、パソコンにCDを入れたケースもあるだろうから(笑)、「ルックアップ」の連続1位は不思議ではありません。

「君はメロディー」が5位に入っているのも、大量のCDが世に出回っていることから、説明出来ます。


一方、明らかにCDの売り上げ枚数が少ない筈なのに、「ルックアップ」で上位に入っている曲がある。

例えば、手蔦葵(てしまあおい)の「明日への手紙」は、オリコン36位で、2千枚ほどの売り上げしかないのに、「ルックアップ」が3位です。

2月10日(水)発売された歌で、iTunes Store のランキングは、現在でも17位と高い位置をキープしており、楽曲そのものが人気を呼んでいることが分かります。

つまり、世の中に出回っているCDの枚数は少ないけど、それらは高い確率でPCに読み込まれ、音楽が聴かれている可能性が高い。

レンタル、友人との貸し借り、さまざまな手段によって、CDが音楽メディアとして、有効に活用されているのだと思います。


そんな中、オリコン初動が25.7万枚だった「チキンLINE」の「ルックアップ」7位は、かなりショッキングな順位です。

3月9日(水)に発売された aiko「もっと」は、「ルックアップ」6位ですが、オリコン週間ランキングで50位以内に入っておらず、50位の天童よしみ「女のあかり」が1.1千枚なので、おそらく千枚を下回っている。

確かに、「もっと」は、トップソングで8位と絶好調で、曲を求める人が多いのは間違いない。

しかし、26万枚売れた「チキンLINE」CDのPCに読み取られた数が、1千枚以下しか売れていない「もっと」より少ないというのは、あまりに衝撃的です。

考えられる理由としては、複数枚買いが主流で、「チキンLINE」CDを購入した人の実数が少なく、曲が聴きたいのでCDを貸して欲しいという人も少なく、SKE48の音楽に対する関心が、社会全体で薄くなっている危険が挙げられます。


また、「チキンLINE」は、「ラジオ放送回数」(B)が圏外です。

上述したように、項目(B)は、AKB48と乃木坂でも、あまり振るわないんですが、100位に入らないというのは、さすがに強烈なランキングで、曲を流して欲しいというリクエストが、非常に少ないことを物語っています。

さらに、「動画再生回数」(E)は、欅坂46以外、総じて低い傾向にありますが、詳しく調べてみると、次のように、SKE48「チキンLINE」は、他グループの最新曲と比較して、MVの再生回数が明らかに伸び悩んでいる。

(表3) AKB48G「支店」と乃木坂欅坂のYouTube公開MVの再生回数推移

凡例
「曲名」MV(種類) グループ名
1日当たりの平均再生回数 {累計再生回数 for YouTube公開期間の長さ; 公開されている時期}
CD発売日
# 再生回数はすべて万回単位で、「平均」は小数点以下2桁目を四捨五入、「累計」は1桁目を四捨五入
#「1日当たりの平均再生回数」は時間単位まで考慮せず、ざっくり日数で割った値
# HKT48とNMB48のMVは、曲名部分をクリックすると、動画が観られます。いきなり始まるので、音声などにご注意下さい。

「ハルジオンが咲く頃」MV(full ver.) 乃木坂46
06.7万回/日 {147万回 for 22日; 03/01~03/22}
CD発売 03/23

「チキンLINE」MV(special edit ver.) SKE48
00.9万回/日 {026万回 for 30日; 03/08~04/07}
CD発売 03/30

「サイレントマジョリティー」MV(full ver.) 欅坂46
14.6万回/日 {336万回 for 23日; 03/15~04/07}
CD発売 04/06

「74億分の1の君へ」MV(short ver.) HKT48
05.5万回/日 {011万回 for 02日; 04/05~04/07}
CD発売 04/13

「甘噛み姫」MV(full ver.) NMB48
13.3万回/日 {040万回 for 03日; 04/04~04/07}
CD発売 04/27


HKT48「74億分の1の君へ」とNMB48「甘噛み姫」は、MVが公開されたばかりで、再生回数の増加がより速くなるのは確かだし、ショートバージョン、フルバージョンなど、形態の違いもあるので、単純な比較は出来ませんが、それにしても、「チキンLINE」の1日0.9万回というのは厳しい数字です。

「ルックアップ」7位から推測されるように、ファン数の減少と、それに伴う、SKE48の楽曲への関心度低下が、MVの再生回数にも、ダイレクトに反映されている節がある。

昨年12月14日(月)に行われた『第48回日本有線大賞』において、「視聴者リクエストコーナー」に、AKB48Gで出場しなかったのは、SKE48のみで、この段階で、グループを支えるファン基盤の脆弱さが顕在化していたと思います。


私は、乃木坂ファンで、グループの置かれた現状を直視して、未来に繋げて欲しいという気持ちから、乃木坂に関するデータであれば、シビアなことも敢えて指摘してきましたが、他のグループに関しては、あまりネガティブなことを書きたくありません。

しかし、最近発表された各種の音楽指標を眺めると、SKE48が深刻な状況に陥りつつあるのが、無視出来ないほど、明確な数字として出始めていて、今後の展開次第では、アイドル界の流れが変わってしまうかもしれず、触れざるを得ません。

SKE48で起こっていることは、乃木坂46にとっても、他人事ではない。

「Hot100」の成績、iTunes Store ランキング、MVの再生回数などは、多くの音楽関係者が深い関心を寄せている指標の筈で、CDセールス以上に、グループの活動に影響を与える可能性がある。

例えば、テレビの音楽番組プロデューサーは、多くの人が聴きたいと望む歌を、視聴者に届けたいと思っているだろうから、CDが何枚売れていても、楽曲チャートで順位が振るわなければ、ゴールデンタイムに生放送されるような大型歌謡祭に呼ばれる確率は、間違いなく低くなっていきます。


いくつかの記事に書いたように、乃木坂の「ハルジオンが咲く頃」は、CDセールスこそ、オリコン初動が前作から12.3万枚の大幅アップですが、iTunes Store トップソングは、前作ほどの勢いがなく、YouTube公開MVも、再生回数が跳ねなかった。

個別握手会の完売状況や全国握手会の盛況ぶりから、乃木坂のファンが増えているのは間違いないけど、ファンが増えているのに、音楽的な指標が逆に下がっているのは、危険な兆候だと思います。

というのは、乃木坂の楽曲に興味を持つ人の比率が、低くなっているわけで、ミリオンを目指す、CDの売り上げゲームが加速している節がある。

そして、音楽面での輝きが弱くなっていくと、大型歌謡祭への出演は、今まで以上に、難しくなっていきます。

(表4)「ハルジオンが咲く頃」のテレビ番組におけるパフォーマンス披露

凡例
放送日
局名『番組名』
演奏時間 = 曲名
#「2 : 30」は2分30秒の意。「ハルジオンが咲く頃」のCD音源は、フルバージョンの演奏時間が5分18秒
# パフォーマンスはすべて14th選抜。但し、『バスリズム』のステージでは3列目に変動あり

02月26日(金)
テレビ朝日『MUSIC STATION』(生放送)
2 : 30 =「ハルジオンが咲く頃」

03月13日(日)
NHK総合『MUSIC JAPAN』
2 : 30 =「ハルジオンが咲く頃」

03月21日(日)
テレビ東京『乃木坂工事中』
2 : 30 =「ハルジオンが咲く頃」

03月23日(水)
日テレ『スッキリ!!』(生放送)
2 : 30 =「ハルジオンが咲く頃」

03月26日(土)
TBS『COUNTDOWN TV SPECIAL FES』
[1] 2 : 07 =「命は美しい」
[2] 2 : 30 =「ハルジオンが咲く頃」
[3] 1 : 46 =「今、話したい誰かがいる」
[欅坂46] 4 : 20 =「サイレントマジョリティー」
# 03月11日(金) に国立代々木競技場第二体育館で行われた『COUNTDOWN TV SPECIAL FES』2日目に参加したときの録画放送

04月01日(金)
日テレ『バスリズム』
2 : 30 =「ハルジオンが咲く頃」
14th選抜3列目 : 井上←寺田


気になるのは、「ハルジオンが咲く頃」は、まだフジテレビでの披露がないんですね。

3月28日(月)の『FNSうたの春まつり』は、新曲披露の絶好のチャンスだったのですが、なぜか呼ばれなかった。

今までは、『MUSIC FAIR』が、フジテレビにおける新曲披露の場になってきたけど、「2600回記念コンサート」は出演せず、新しい司会者による4月9日(土)の回にも、乃木坂は出ないようです。


2015年、テレビ系大型音楽祭において、乃木坂のステージ数は減少傾向が見えていて、NHK紅白歌合戦への初出場を切っ掛けに、2016年は、グループの音楽的存在感を高めることが、大きな課題だった。

ところが、2016年最初のシングルは、各種の楽曲チャートが前作ほど伸びず、CDセールスへの依存がさらに強まる中、逆に、「妹グループ」である欅坂46のデビュー曲が、MV再生回数300万突破、iTunes Store ランキングでソング・アルバムともに1位獲得と、乃木坂が出来なかった音楽的成功を、次々と達成しています。


今年の『FNSうたの夏まつり』などに、乃木坂が呼ばれず、欅坂のみ出演することになっても、とくに驚きません。

音楽プロデューサーが、どちらにせよ生歌でないのなら、限られた時間の貴重なステージを、曲として明らかに人気のある「サイレントマジョリティー」に託したとしても、無理からぬことです。

実際、乃木坂がなし得なかったトップソング1位を果たし、しかも1日半以上、それを維持しているのだから、欅坂は、すでに乃木坂を越えていて、もはやライバルは乃木坂ではないと思います。

敢えてライバルを挙げるなら、2枚目以降の自分たち自身で(笑)、膨れ上がった期待に、どうやって応え続けるのかが、最大のポイントじゃないでしょうか。


かつて「支店」最高のCDセールスを叩き出し、同時に、ハイレベルなパフォーマンスを誇ったSKE48が、ファン数の減少と音楽的存在感の低下に苦しんでいる。

一方、欅坂46は、女性アイドルによる楽曲チャートの記録を塗り替えるような、音楽的な快進撃を始めている。

CDの売り上げ枚数を競う時代が終わりつつある今、次の時代に向けて、アイドル界の状況が激変しかけています。


そんな時期、乃木坂が、ひたすらCDセールスにこだわって、音楽的な存在感をさらに落とすのは、危険なことです。

「制服のマネキン」と「君の名は希望」で確立した、「楽曲の乃木坂」という評価を、もう一度取り戻すことが、ぜひとも必要だと思います。

「パレオはエメラルド」(2011/07/27)をリリースした頃、SKE48がキラキラと輝いていたように、好調な時のアイドルは、魅力的で人気のある楽曲を、必ず持っています。

CDの売り上げ枚数は多いけど、ファンが聴きたいと望むのは、昔の歌ばかりだとすれば、そんなアイドルグループ、長くは続かないでしょう。

欅坂のように、最新曲こそが、一番聴きたい歌というのが、アイドルの理想であり、未来への希望じゃないでしょうか。


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// 過去の記事を読みたい方へ

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アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Oct15 ~ 関連記事の目次 (02Sep15 ~)

2014年7月 ~ 2015年8月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡11Aug14 ~ 関連記事の目次 (01Jul14 ~ 31Aug15)

2013年11月 ~ 2014年6月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 ~ 関連記事の目次 (01Nov13 ~ 28Jun14)

2013年4月 ~ 2013年10月
アレチの素敵な乃木坂業務連絡14Nov13 ~ 関連記事の目次 (19Apr13 ~ 31Oct13)


// 永島聖羅が2016年3月に乃木坂を卒業

永島聖羅の卒業直前の公式ブログ
[名古屋卒業ライブの前々日] 2016/03/17_22:54
「デリシャス、舞台☆永島聖羅 ☆*713」
[ライブの前日夜] 2016/03/18_23:54
「ライブがはじまる☆永島聖羅 ☆*714」
[ライブ1日目終了後] 2016/03/20_00:12
「明日でラスト☆永島聖羅☆* 715」
[ライブ2日目終了後] 2016/03/21_11:00
「卒業☆永島聖羅☆*716」
[最後のブログ] 2016/03/26_23:30
「永島聖羅」

永島聖羅に関する当ブログの主な記事
永島聖羅の涙と笑顔、11th選抜の発表から始まった2015年の長い旅 [19Dec15#2]
永島聖羅のいない乃木坂、らりん卒業を巡るグループの現状と未来 [19Dec15]
11th選抜は序列固定型「超無難」選抜、構想力の欠如が招いた松村沙友理3列目と永島聖羅の涙 [19Jan15]
乃木坂の風 15Feb14 ~ コスプレ感が逆に生きた白石麻衣、一瞬で輝きを見せた永島聖羅 in 仮面ティーチャー
乃木坂の風 09Feb14 ~ 急成長の永島聖羅、緊張する琴子とみり愛、センスを見せた山崎怜奈 in NOGIBINGO!2
乃木坂の風 21Jan14 ~ 8th選抜を予想する(2)、万理華、樋口、永島、中元、星野、熾烈なバック8攻防戦
乃木坂の風 15Jan14 ~ 突っ込まれまくる永島聖羅、強烈ゆったんネタをぶっ込む衛藤美彩 in 「おに魂」
乃木坂の風 12Dec13 ~ 永島聖羅がトークの実力を発揮、bayfm「K・WEST」に伊藤寧々、井上小百合と出演
乃木坂の風 07Dec13 ~ 白石麻衣が好調「温泉宿のぎざか」、永島聖羅は「開運音楽堂」で大暴れ!
乃木坂の風 31Oct13 ~ モー娘。のソチ五輪、AKB48の連続ミリオン、そしてやっぱり永島聖羅は美しい
乃木坂の風 27Oct13 ~ 45人の永島聖羅、「らりんを探せ」が教える乃木坂派の魅力
乃木坂の風 18Jul13 ~ 7th選抜への道、生田絵梨花の思い、永島聖羅の不満にどう答えるか
乃木坂の風 08May13#2 ~ 「プリンシパル」6日目、生田独走、橋本と永島追走、松村長女役獲得
乃木坂の風 05May13 ~ 第二幕出演スコア、生田と高山が同点1位、永島は単独3位、プラス能條の4人が全出演


// 星野みなみの溢れる魅力

7月18日14:18 星野みなみ

乃木坂の風 09Oct13 ~ 星野みなみが放つ紺碧の輝き、代々木ライブの魅力と今後を考える

乃木坂の風 16Sep13 ~ 「みさ、原宿行くの?」、星野みなみに激怒する衛藤美彩! in 乃木坂の「の」

乃木坂各論第3話、星野みなみ ~ 紺碧の微笑、静謐の情熱、ここにヒロインがいる

さらに詳しく

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 星野みなみのコーナー


// 特集ページ

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (11th-)

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 09Oct15 ~ シングル&アルバム収録全曲ハンドブック (1st-10th, 1stAb)

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 19Jun14 ~「16人のプリンシパル trois」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 06Jun14 ~「16人のプリンシパル deux」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Dec13 ~ 7枚目「バレッタ」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 6枚目「ガールズルール」の関連情報

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 24Sep13 ~ 和田まあやのコーナー

アレチの素敵な乃木坂業務連絡 10Jul13 ~ えくせれんとブログの目次


# 記事中の青字部分は、テレビ番組、公式サイト、書籍、歌の歌詞などに、掲載されたものを、そのまま抜粋引用したことを表しています


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