毎日がHappy気分♪

映画大好き!山が大好き!ビーズもバラも好き!!
そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

◆ファーザー◆

2021年12月14日 | 映画でハッピー♪

 今日のシネマ 

2020年 イギリス・フランス 合作

俳優の名前をクリックすると詳細が見れます

 

名優アンソニー・ホプキンスが認知症の父親役を演じ、

「羊たちの沈黙」以来、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞した人間ドラマ。

日本を含め世界30カ国以上で上演された舞台「Le Pere 父」を基に、

老いによる喪失と親子の揺れる絆を、記憶と時間が混迷していく父親の視点から描き出す。

ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは認知症により記憶が薄れ始めていたが、

娘のアンが手配した介護人を拒否してしまう。

そんな折、アンソニーはアンから、新しい恋人とパリで暮らすと告げられる。

しかしアンソニーの自宅には、アンと結婚して10年以上になるという見知らぬ男が現れ、

ここは自分とアンの家だと主張。

そしてアンソニーにはもう1人の娘ルーシーがいたはずだが、その姿はない。

現実と幻想の境界が曖昧になっていく中、アンソニーはある真実にたどり着く。
                        (映画comより)

 

認知症を描いた映画はいくつもありますが

これは今までのとは全く違う・・・

観ているこちらが、認知症のアンソニーと一緒に混乱し、

まるで霧の中を彷徨うみたいに不安の中でもがくのです

自分の記憶の中にあるはずの 人、もの、場所が

有無を言わさず次々と現れては消えていく

認知症の恐怖と心許なさが否応無しに迫ってきます

 

あと何年かしたら、自分もアンソニーになるかもしれない、

という恐れをずっと感じながら観ていました

そして、ラスト・・・

今度はアンソニーと母を重ねて涙が止まりませんでした

なんて可哀想な思いをさせてしまったんだろう、と・・

 

あれもこれもコロナのせいにしてきたけれど

もしコロナになっていなかったら

私はもっときちんと母と向き合ってあげられていたでしょうか

アンソニーの娘、アンと自分を重ねて

時に共感し、時に反発しながらこの父娘を追いました

 

とても重く、考えさせられる内容ですが

映画としてはすごくよくできているし

なんといっても主演の アンソニー・ホプキンス・・・・天晴れでした

アン役の オリビア・コールマン も良かったです

フロリアン・ゼレール監督・・これが初の長編映画だそうで

今後が楽しみです

 

 

 

 

 

 

 

 


コメント (10)    この記事についてブログを書く
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10 コメント

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Unknown (AZM)
2021-12-14 05:16:07
おはようございます。
アンソニーの演技は見事でしたね。
私はこの作品は2回観て理解できる作品だと思います。だって観ている側を混乱させる作り方に見えませんでしたか。私には後半になってはじめてアンソニーが認知症を患っているのが理解できる展開でした。はじめから予備知識があって観ていたらまた少し感想は変わっていたのかもしれません(-.-)
作品としては今一つでアンソニーの演技は
あっぱれでした(^^)/
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Unknown (zooey)
2021-12-14 10:17:44
これは辛い映画でしたね。
あの何度も出てくる廊下のシーン、
いくつもある似たようなドア。
開けたらどの部屋が現れるのか?
アンソニーの混乱が、そのまま見る側に伝わる。
見事な演出でした。
よかったらどうぞね。
https://blog.goo.ne.jp/franny0330/e/9338b1a94f53c28d42794cfd48510d99
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Unknown (mika)
2021-12-14 12:04:08
お休みになったら…
ゆっくり映画も見たいなぁ~っと
思っているんですが…

もしコロナになっていなかったら
私はもっときちんと母と向き合って
あげられていたでしょうか

私も10月に母を亡くして…ちょっと
今は…無理かな…アンソニー好きな俳優さんです。
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Unknown (くぁんみぃ♡)
2021-12-14 13:56:21
こんにちはぁ〜〜〜 😊

ファーザー!!! ご覧になられたんですねっ♡

私も、観ていて、かなりっ!混乱しましたぁぁぁ〜〜〜 😅
これが、認知症患者の視点なのかぁ!と思うと、
不安や猜疑心で、心が崩れてしまっても、仕方がないと思いました。
( 実際はどうなのか、よく分からないけれど…。 )

ラスト、アンソニーが「お母さんに、会いたい…。」と言って、
子供みたいに、泣き出してしまったとき、思わず、貰い泣きをしてしまいました。
そして、その時の、看護師( 介護士? )の対応が、素晴らしいなぁ!と思い、
またまた感動して、涙が溢れてしまいました。

こんな風に、心に寄り添えてもらえたら…
もし、私自身が認知症になった時は、救われるような気がします。😊

コメントが、長くなって申し訳ないのですが 。。
認知症であっても、無くても、病気であっても、無くても、
天気の良い日には、お散歩に行って、お腹が空いたら、美味しいモノを食べる 。。
そんな、基本的な日常を積み重ねていくことで、心が安定していくのだと、
改めて、この映画で気づかせてもらえたなぁ… と、私は思いました。😊

身内で無くとも、心ある方が、一緒に居てくれたら、
それだけで、十分に幸せだと、私は思いましたよぉ〜〜〜 😊
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◆azmさん◆ (ジュリア)
2021-12-14 16:59:02
azmさん こんにちは

今年のアカデミー賞でオスカー(主演男優)を
取っていたので、それなりに作品のことは知っていました
なので、最初からアンソニーが認知症である、
ということがわかっていましたから
azmさんほどの混乱はなかったんです
ただ、不安、恐怖・・・・これに尽きます

映画を観るときは、その人の環境や
その時の気分などで、大きく感想が変わると思います
私の場合、今年亡くした母のこともあり
色々考えることが多かったです
私はよくできている作品だと思いました

azmさんも、最近ご覧になったのですね
実はまだ挙げてないレビューがわんさかあるのですが
これは先に書きたいと思って記事にしました

azmさん、コメントありがとうございました
観たい映画がたくさんあるのですが
なかなかゆっくり時間が取れずにいます
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◆zooeyさん◆ (ジュリア)
2021-12-14 17:03:25
zooeyさん こんにちは

よくできている映画でしたよね
そうそう、廊下の場面は
ん?これはどっち??と
何度も身構えてしまいました

こういう視点で認知症を描くのは珍しく、
これから自分が足を踏み入れる世界かもしれない、と
かなり怖くなりました
でも、実際そうなったら、この映画のことなんて
忘れているでしょうけど・・・汗

zooeyさんの感想も読ませていただきました
うんうん、と頷きながら・・・

コメントありがとうございました
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◆mikaさん◆ (ジュリア)
2021-12-14 17:13:39
mikaさん こんにちは

mikaさん、そうでしたか・・・10月に・・
大変でしたね・・

私は7月でした
コロナでずっと会えなくて、
終末期医療に変わり、いつでも会ってOK、
と言われてからはもう意思の疎通もできずに・・
本当に悔しかったです

でも、前を向いて過ごしていくことが
何よりも供養となる、とご住職に言われました
一緒に頑張りましょうね

映画は時に元気をくれますが
時に寂しさを増してしまう場合もありますよね
映画は私にとって「逃避」の時間でもあるのかもしれません
いろんな人の人生を画面越しに観ることによって
元気になったり、幸せに感謝したり・・

mikaさん、コメントありがとうございました
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◆くぁんみぃ♡さん◆ (ジュリア)
2021-12-14 17:22:58
くぁんみぃ♡さん こんにちは

はい、観ました~!
本当はまだレビューしてないのが何本もあるのですが
先にこっちをアップしました
記憶が新しいうちにどうしても書きたくて・・・・

この年になると、認知症が他人事ではなくなってきます
自分自身であれ、夫であれ、
もうなんだかすごく身近なことなんですよね
それをこんな風にみせられたら、もう怖くて怖くて・・

でも、くぁんみぃさんが言うように
そうなったら、誰と・・ではなく
ただただ、平穏な日々が大切なんでしょうね
そこに寄り添ってくれる人がいてくれるだけで
心が落ち着いて、温かな気持ちになるのかもしれません
人に恵まれるのは、別に認知症だから、
というわけではなく、日々の今からの行いなのかもしれませんね

くぁんみぃ♡さん、のコメントを読んで
なんだかちょっと落ち着きました
ありがとうございます
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映画 (カンサン)
2021-12-14 20:01:35
juriaさんへ、私のジョウビタキのブログにいいね!をありがとうございます。
この映画は見ていませんでした。アンソニー ホプキンスはもう80歳を超えているのに、お元気ですね。
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◆カンサンさん◆ (ジュリア)
2021-12-15 04:08:00
カンサンさん おはようございます

アンソニー・ホプキンス・・・
オスカー取ったから、っていうわけではありませんが
彼の演技は安心して観ていられますね
この映画自体は「安心」とは程遠く
常に不安と恐れの連続でした

認知症は誰がなるかわかりません
そうならないために今できること・・・
う~ん・・難しいです

カンサンさん、いつもありがとうございます
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