◆家へ帰ろう◆

　今日のシネマ　

2017年　スペイン・アルゼンチン合作

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ホロコーストを生き抜いたユダヤ人の老人が、70年の時を経て、

友人との約束を果たすためにアルゼンチンから故郷ポーランドへ旅する姿を描いたロードムービー。

ブエノスアイレスに暮らす88歳の仕立て屋アブラムは、

自分を高齢者用の施設に入れようとする子どもたちから逃れ、

故郷であるポーランドを目指して旅に出る。

そして、その旅には、第2次世界大戦時、ユダヤ人である自分をナチスの手から救ってくれた親友に、

自分が仕立てた最後のスーツを渡すという目的があった。（映画comより）

 

以前、ブロ友さんが紹介されていて、興味深かったのでリスト入りさせていました

ユダヤ人迫害の辛い経験を持つアブラム

ポーランドへ友人を訪ねる旅の途中で無一文になり、

そこから何人もの人に助けられ、人の温かさに触れるのです

最初は なんて偏屈で強欲な爺さん、と思いながら観ていたけれど

アブラムが変わっていくように、観ているこちらもだんだんと

彼に惹かれていきました

変わっていく、というよりも　元々は優しさも洒落っ気も持った人だったのでしょう

長年閉じられていた心の扉が人との関わりによって開かれた・・みたいな

 

やっとたどり着いたポーランドの生家

友人との再会の場面は堪えきれず・・

「家（うち）へ帰ろう」

そういうことだったのか・・

 

アブラム　＝　ミゲル・アンヘル・ソラ

 

ホロコーストを題材にした映画は山ほどありますが、

「ライフ・イズ・ビューティフル」「シンドラーのリスト」「戦場のピアニスト」

の　ような有名な映画ももちろんですが、

私がとても印象に残っているのは

「縞模様のパジャマの少年」

という映画です

観てるそばから内容を忘れていく私ですが

やっぱり衝撃的な映画は忘れない（忘れられない）ものですね