リオ パラリンピックが閉幕しました。
パラリンピックを見て毎回思うこと。
ここまで来るのに 選手の人たちは どれだけの試練を乗り越えてきたんだろう。
どのような手段で自分を奮い立たせ、ここまできたんだろう。
生まれながらの障がい、事故や病気が理由での障がい。
死にたくなるようなショックをまず受け入れるところから始まって
スポーツに挑戦する、と決意して
パラリンピックを目指して・・・
選手の皆さんが流してきた悲しみや苦しみの涙は
勇気と感動の雨に変わって世界中に降り注ぎました。
そしてまた、選手を支えた家族の方々の気持ちを想像したとき
生半可な精神力じゃ救えないんじゃないか、と
本当に頭が下がる思いです。
すごい覚悟です。
パラリンピックには 様々なクラス分けがありますが、
PDDの息子を持つ私は、やはり ”知的障がい” クラスの選手に特別の関心があります。
『 スペシャルオリンピックス 』 というのをご存知でしょうか。
そもそもパラリンピックは、身体障がい者のための大会で、スペシャルオリンピックスは 知的障がい者の大会です。
パラリンピックに比べると、スペシャルオリンピックスの認知度はかなり低いのが事実。
息子が高校3年の時、陸上短距離走で スペシャル・・・の強化選手に推薦されました。
就労のための実習期間と強化合宿の時期が重なって、断念せざるを得ませんでしたが、
今では、IOCの基準に沿っていれば、陸上や競泳など、
パラリンピックの一部の競技には 知的の選手も出場できるようになりました。
それはとても嬉しいことです。
ただ、外からは判り辛い障がい、ということで なかなか難しいこともあり、
実際にシドニーパラリンピックでは残念な事例が起きてしまいました。
器具や装具の改良も手伝って、オリンピアンとパラリンピアンの境界はどんどん薄まってきています。
いつか、同じフィールドで両者が走る姿を見られる日がくるんじゃないか、
と、ちょっと期待している私がいます。
リオオリンピックとリオパラリンピック。
選手の皆さんから計り切れないほどの英気をもらった今年の夏が
終わっちゃった・・・
ありがとう~~~~~!!