著者 岸見一郎 古賀史健
教師をやっている友人が薦めてくれました。
人間関係で行き詰っている時にこの本を知り、繰り返し読むことでかなり楽になった、と話してくれました。
パパが先に読んだのですが、障がい者を指導する仕事をしているパパにもすごく得るものがあったようです。
読み終えてから知りましたが、これ、ベストセラーだったんですね。
心理学の三大巨頭と言われる、フロイト、ユング、アドラー。
このうち、アルフレッド・アドラーの思想をわかりやすく説いている内容です。
悩める青年と それに答える哲人の対話形式で進むので すごく解りやすいです。
哲学?心理学?自己啓発? 私には無理! と敬遠していた人も絶対に読めます。(だって私が面白かったんだから!)
「すべての悩みは対人関係の悩み」と言う哲人の言葉に、思わず「その通り!」と膝を叩きたくなりました。
他にも膝を叩きたくなった部分を抜粋しようと思ったのですが
ほとんどがそうなので・・・
ただ、私は人にどう思われているか、をとても気にする人間なので
“「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない”
という言葉にドキッとしました。また、
“健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、
「理想の自分」との比較から生まれるもの”
・・・など
なるほど、と思える言葉がバンバン出てきます。
付箋を付けながら読んでましたが、余りに多くて途中でやめました。
青年の問いかけに「そうだ、そうだ!」と共感しながらも
哲人の回答に う~ん・・と一つずつ溜飲を下げる・・・この繰り返し。
言ってることはイチイチ納得するんだけど それを実践するのはやっぱり本人の勇気なんです。
どう生かすかは自分次第。
自分の人生は自分でしか切り開けないからね。
一つでも心に響く箇所があったら、それでヨシ。