湊 かなえ 著。
妹から借りました。
今期のドラマで放送中。
原作の記憶がこんなに新しいうちにドラマを観るのは多分初めて。
でも毎回、「うんうん、台詞同じだ」とか 「え?そんな設定?」とか
いちいち一人ツッコミしちゃうので こういうのがいいのか悪いのかよくわからない・・・
ネタバレになると困るので詳しい内容は伏せますが
登場人物全ての頭文字が「N」で
全ての人がそれぞれの「N」のために行動してます。
でもそこには 本当の心のうちを告げないために起きるすれ違いなんかもあります。
いろんな人が書いてますが、この本の中で一番印象深かった言葉が
主人公、杉下望美が言った
「究極の愛とは、一緒に罪を犯す 罪の共犯ではなく“罪の共有”(誰にも知られず相手の罪を半分引き受ける)だ」 って言葉。
悲しすぎる定義ですよね。
そう思わせてしまう彼女の境遇の激変に同情はしますが・・・
それにしても 湊かなえさん。
『告白』『夜行観覧車』『白ゆき姫殺人事件』とかなり好き嫌いが分かれる作品が多い。
映画、『北のカナリアたち』(原作:『往復書簡』)は けっこう好きな作品でしたが
「この人のは絶対読まない」って言う人もいたり・・
それだけ『告白』は強烈でした。
続けて読むと身体に良くない気がしますが(ごめんなさい!)
ある意味、すごい作家さんだと思います。