重松 清 著
妹から借りました。
初めての作家さんだ~って思ったら「とんび」の人だよ、と妹。
ああ、そうか。
「とんび」は原作は読んでませんが、ドラマは見てたので。
銀行員だった山崎さん。
定年し、第二の人生のスタートとして奥さんと二人で東京郊外のニュータウンに越してきた。
そこで知り合った同じ定年組の仲間や家族の出来事を優しく楽しく、時には哀しく綴ってあります。
『長年連れ添った夫婦が一心同体になるというのは嘘だ。
夫婦は、長い年月をともにすることで
自分たちが一人一人だということを素直に受け入れられるようになる。』
なんだかんだ言っても山崎さんは幸せだと思う。
娘がいて孫がいて、家族のために悩めるって幸せなんだと思う。
うちのパパもあと数年で定年になります。
だから一つ一つの出来事や会話がとても深くて身につまされました。
夫婦の会話も最近では老後の話とかお葬式の話とかお墓の話とか
内容が、完全に人生の終局に向かっていることに唖然とすることがあります。
私・・・もしかしたらその反動でいろんな習い事増やしたのかな・・?
(明日のブログはお休みします)