北海道 旅の記憶 ~プロローグ~
旅の記憶 ~知床~
旅の記憶 ~阿寒湖へ~
旅の記憶 ~富良野~
旅の記憶 ~旭岳温泉へ~
旅の記憶 ~大雪山・旭岳登山
旅の記憶 ~東京へ~
しつこくてすみません
北海道の旅はもう終わったはずですが 少し追記を・・・
まずは、文中にも書いていた「今回泊まったホテル」を
ちょっとまとめて記しておこうと思います
季節によってプランも変わるので、あくまでも私たちが利用した時のものです
1~2泊目 北こぶし知床 ホテル&リゾート
(オホーツク倶楽部 和モダンツイン海側 夕食はコース料理)

お料理、そして スタッフのホスピタリティなど、
全体を通して パパも息子も私も 今回の旅でこのホテルが一番好印象でした
記事の中でも書きましたが 二日間のお料理の 器、盛付け、本当に感動しました
3泊目 あかん遊久の里 鶴雅 別館
(和洋室 湖側 料理長渾身の雄峰膳付)

今回の宿の中で 宿泊料金は一番高額
別館だったのですが、鍵を使う箇所が多かったり
お風呂も種類が多過ぎて私にはちょっと・・・(洞窟風呂とかお子さんは喜びそう)
食事を食べた個室はとても素敵な雰囲気でした
4泊目 新富良野プリンスホテル
(十勝岳側 高層階ツインルーム+エキストラベッド)

富良野では泊まられる方が多いと思います
敷地内のアクティビティが色々あって
連泊すると楽しめるかなと・・・・
お部屋に置いてあった てるてる坊主が嬉しかったです
食事は朝夕共にバイキング
5~6泊目 ホテルベアモンテ
(メゾネットフォースルーム 山側)

”お部屋” だけだと 私はここが一番好きでした(広いしセンスが好き)
長期滞在型、と うたっている通り
お部屋には電子レンジ、トースター、食器まで備えてありました
ただ、スタッフの数が少ないので、どうしてもその辺りの気配りが・・・
旭岳ロープウェイまで徒歩3分なので旭岳に行くには とても便利
色々書いてますが、どのホテルもそれぞれ個性があってとても素敵だし満足でした
また、これらはあくまでも個人の感想です
さて、旅のあれこれ・・・・
感動した!と これまでいっぱい書いてきましたが、
実はそればかりではありませんでした
この旅の中で いくつかあった "アンハッピーな出来事" もあえて残しておこうと思います
二日目の知床ハイキング・・・
ガイドさんと一緒に歩いた、と書きました
私たちのグループは私たち家族3名とあと2名の方が参加予定でした
たくさんのグループが同じコースを歩くので、出発時間は必ず守らなければなりません
事前のメール打ち合わせでも「時間厳守で」と言われていましたし
前日にも電話で念を押されました
初めての場所だし、迷うと困るので現地に30分前に到着するようにホテルを出ました(これは多分早すぎ)
ガイドさんと顔合わせをして、受付を済ませたのですが
集合時間になってもあとの2名の方が来ません
時間はどんどん迫ってきます
ガイドさんも焦っていました
10分ほど遅れて到着したその2名の方たち・・
30代?40代?のカップルですが
「遅れてすみません」の一言もありません
この時点で私の心中をお察しください(こういう事にすごく敏感な私)
でも、なんとか笑顔を作って
「よろしくお願いします ご一緒する○○です」 と声を掛けました
が、 「ああ・・・」 それだけ
3時間という短い間ですが、せっかく同じグループで一緒に歩くのだから・・・
という私の気持ちは一気にトーンダウンしました
こういう時、人に何も求めないパパや、対人希薄の息子は羨ましいです
本当はみんなで写真も撮りたかったけど すっかり気持ちが萎えて
ガイドさんとのみ撮りました(知床編に載ってる写真)
それからもう一つ・・・
今回一番高い宿泊料金..と書いた 3日目の 阿寒湖の宿・・
どんな食事が出るのかとても楽しみにしていましたが、
実は私は食べることができなかったのです
もう30年近く前ですが、私は腸の手術をしていて
つないだ部分が細くなっているせいか、
その後も腸閉塞で数回 救急車のお世話になり入院もしています
今でも予期せぬ時に痛くなることがあるのですが
そうなると処方されている薬を飲んで、後は絶食しか手はありません
3日目(あのウニ丼を食べた日!)の午後、なんだか胃腸がいや~~な感じになってしまったのです
痛い・・とまではいかなかったのですが
これで もし食べたら とんでもないことになるのではなかろうか、と
一度そう思うと もう怖くてたまりません
旅先で救急車なんてことになったら大変だし
その後のスケジュールにも多大な影響が出ます
一番楽しみにしていた夕食だったのですが、ここはグッと我慢するしかない、と
パパに言って 一人分、キャンセルしてもらいました
ご丁寧にパパは、一つ一つの料理を写真に撮って、
部屋に戻ってから説明してくれました
その時は「食べられなかったのに!もうっ!」って思いましたが
しっかり記録に残せて感謝しています(阿寒湖編に載ってる写真)
翌朝、恐る恐る朝食を食べたら 問題なしでホッとしました(食事したお部屋も最高だったし)
それに 運良く後半はバイキングだったので、自分で量を調節して
食べ過ぎないように注意することができました
一週間も旅に出れば 多かれ少なかれ何か起こりますよね
でも、大事にいたらなくて良かったし
そんな事を忘れてしまうくらい(書いてる時点で忘れてはいない)大きな感動をもらいました
知床では今年、遊覧船の事故があり、その港が見えるホテルでした
私たちが泊まった日も遊覧船の発着しているのが見えました
何十年ぶりかで乗った飛行機では つい あの日航機事故を思い出して
どんなに怖かったことだろう、と 胸が痛みました
ちょっと揺れるだけでも私は怖くて肘掛けをギュッと掴んでしまったのに・・
旅に出るとき、誰もがワクワクしながら準備をして現地に向かうでしょう
そんな思いをいっぱい詰め込んで これからの楽しいことに胸を膨らませているはず・・
いつ何が起きるかわからない
だから、まずは無事に旅が終わったことに感謝しました
それが当たり前ではないこと、を 常に心の隅に置いて・・
そして、私が楽しい北海道の旅を綴っている間に
豪雨災害にあわれた方がいて、広島 原爆の日を辛い気持ちで迎えた方がいて
いろんな悲しみを乗り越えようとしている方がいて・・・
だから 毎日綴りながら ちょっと後ろめたさを感じていました
そんな中、こんなに長い他人の旅行記を読んでくださって
コメントもくださって 一緒に旅しているみたい、
って言ってくださって・・・
本当にありがとうございました
全ての方に感謝を・・・
たかが、北海道に行ったくらいで大袈裟な、って思われるかもしれませんが
旅行慣れしていない私には それほどこの旅は大きなイベントでした
なので、いろんな思いが大きくなって こんなに長い記事になっちゃいました
最後までお付き合いしていただき、ありがとうございました

ありがとう 北海道
大好きです!
いつか 必ず また!
おしまい