*ハッピーとラッキーのあいだ。

へぇ~、ふぅ~ん、と気軽に読める、カフェ風ブログをめざして。
ときにゆるく、ときにアツく。“一杯の”お話を(^ー^☆

重松清さん。

2005-10-22 23:14:20 | JunCOllection~好。
明日は!いよいよ菊花賞!歴史が動く!?
ミスチルライブ『IU』まであと20日!!


今日、TBS『王様のブランチ』でやってた重松清さんのインタビューを偶然見た
つねに仕事を40-50本抱えていて、1日に原稿800枚、多いと20時間取り組むらしぃ…。('0'*)マジ
仕事によって、ノートPC×3台、デスクトップ×2を使い分けているという。

重松清さんは、わたしの好きな作家のひとり(‐^▽^‐)
一番最初に重松作品にふれたのは、文章術の本を読んでいたときで、
そのなかの題材のひとつとして一部引用されていたのが重松さんの作品だった。
題材でさらっと目を通せばいいものを、その文章力にすごく引き込まれて、 特に、
その表現力がすごい、と思ったのをおぼえてる。
たとえば、
  • 「もう知らないから、と言って彼女はそのまま仕事部屋に戻ってしまった。ぷい、と音のきこえるようなしぐさになった。」
  •  「長く尾を引くため息をもらし、ため息の尻尾を軽くカールさせるように笑う。」
こういう、目に見えないものなんだけど、読むことで頭にリアルに描写できるし、
実際、表現するとしたらそうとしか書き表しようがない、ってくらい、
天才的に的確な表現が、わたしはとても好き
主人公の心理的な描写もとてもリアルで、あ、こんなふうに思うコトある、ってとってもよくわかって、
なんだか自分が見透かされてるような気になったりもする(笑)。
たまに、官能小説みたいなリアルな描写が恥ずかしくなってしまうんだけどね

今日のインタビューで、重松さんはこう言っていた。
---「その時々の切実さを追ってかいていきたい」---
だから、若いころよりも、今の自分のほうが「生」については書けるし、 これから先、
もしかしたら「老い」というものに関して書いていくかもしれない、と。
すごいなぁ…。とても敏感なんだろぉな。
そしてその時々の自分の感じたことからストーリーを書き上げてしまう表現能力もあるんだから…。
すごいょなぁ…(〃⌒ー⌒〃)
このほか、江国香織さんの小説も大好き
江国さんと重松さん、なんか似たようなニオイを感じる。表現の感覚とか。
江国さんの作品は、表現力も好きだけど、あとは登場人物がとてもよくて、好感のもてる人ばかり

このふたりに関しては、たまに、とっても読みたくなる衝動にかられます(笑)。

◆◆今日のコトバ◆◆
『Originality influenced by nobody.』
--どこかの新機種の携帯広告より--

→簡単に言えば、「オリジナル」、というかもっと言えば個性的っていうことなんだけど、この、肯定文なんだけど最後の「nobody」で大逆転、という、あえて、の表現が、なんだかひっかかって、いい。強い肯定文、っていうんだっけ?
「あした、ディープインパクトが勝たないことはない、」みたいなカンジ?(笑)