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*ハッピーとラッキーのあいだ。

へぇ~、ふぅ~ん、と気軽に読める、カフェ風ブログをめざして。
ときにゆるく、ときにアツく。“一杯の”お話を(^ー^☆

ミスチルの未発表新曲。

2006-07-19 23:29:13 | JunCOlumn~感。

15日土曜日に行った ap bank fes '06 のライブ後半、ミスチルの部で、 なんとミスチルの超新曲が披露されました。

今、ミスチルはアルバムのレコーディングをしているようで、 その披露された新曲もレコーディングの最中、 つまり厳密には、まだ世に存在していない楽曲、とのこと。
世の中で起こっていることとかそういう壮大なテーマ、ではなくて、身近なちっちゃいことちょっとした工夫で何かがすごくよくなったりするような、日常の本当に些細なことをテーマにした、というMCに続き(たしか、そんなカンジだったと思う)、その新曲はお披露目となった。


歌詞より、一部抜粋
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僕のした単純作業が この世界を回り回って
 まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく
 そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える


そして些細な生き甲斐は 時に馬鹿馬鹿しく思える  
あわてて僕は彩(いろ)を探す


なんてことのない作業が 回り回り回り回って
 今 僕の目の前の人の笑い顔を作ってゆく
 そんな確かな生き甲斐が 日常に彩を加える
 モノクロの僕の毎日に 頬が染まる 暖かなピンク
 増やしていく きれいな彩り

(「彩り」 作詞作曲:桜井和寿)


-------------------------------------------

正直、メロディーはあんまり覚えていない。
ただ、やっぱり「つながり」を感じる歌詞だなぁ、と思った。
自分のすることが、どっかにつながっているんだな、って。
大きなことじゃなくても、自分のしていることが、大事なんだなぁ。


たとえば、これはECO的にもいえること。
ペットボトルのリサイクルをするゴミの分別をきちんとする割り箸とかスプーンとかレジ袋はもらわない
一人一人の行動がどんなに地道で些細なことでも、その日常のちょっとの行動が、回りまわって、必ず未来に影響する。
すぐに結果が目に見えるものではないから、 やってることの意義がわからなくなったり投げやりになりがちだけど、 でも、「つながり」を感じながら、できることはこれからもやっていこう、と改めて思えた。



ちなみにこの曲は、急にできたそうですよ、桜井さんの頭んなかで(笑)。
急にできて、早くみんなに聴いてほしくて、早く作りたくて、 オフだった日にメンバーみんなを集めて、披露したんだって。
それが今回のライブ一カ月前のお話だとか…。

すごいなぁ。。。



懐かし母校。

2006-07-18 21:21:46 | JunCOlumn~感。

ap bank fes'06 で盛り上がった翌日の日曜日は、 帰りがけに通ることもあって母校のキャンパスに立ち寄ってみた。
期待してなかったんだけど構内にも入れたので、かなり懐かしさに浸れた

 
そうそう 毎日この道↑↑をのぼって、キャンパスが見えてくるこのアングルが好きだったんだぁ~。
あ~、変わってなぃ(涙)。


まず行ったのは、体育館。バスケサークルにいたこともあり、ここはよくいた場所のひとつ。
おッ 体育館に、ゴミの分別発見!

ちゃんと促すようになったのだねぇ、キャンパス内でも。←さすが、ap bank fes がえり、 エコ的要素に敏感っ(笑)。

ついでに体育館にあるトイレに行こうとしたけど、あれ、どこにあったっけ??
でも更衣室に行ったら、すべて思い出した。入ってすぐのところにトイレがあって、そぉだ、この鏡の前でバスケやる前に髪を結ったりしてたんだったぁ。


そして、キャンパスを練り歩く。

すっかり、学生気分。数年前の自分をなぞる。 この無機質なカンジの校舎が、好きだったんだよなぁ。


ここは通称「かも池」。鴨がいるから(笑)。 よくみんなでまったりしてた場所。相変わらず、のどかだなぁ~。

変わらない雰囲気のなかにも、いろいろと変わっているところはあるもので、なんと当時はしょぼかったラウンジがこんなことになっていた!


な、なぜSUBWAYなんて入ってんの!? ずるくなぃ?

そして、学食だって、メニューに変化が…。

キムチチャーシュー炒飯、メキシカン丼…な、なにこの多国籍な楽しいカンジ…。
でも、値段は変わらず300円程度。いいなぁ、今の大学生…


キャンパス名物だったメディアセンターとよばれる建物は、閉まっていたから覗き見しかできなかったけれど、 当時は1階にパソコンがずら~っと並んでいて最先端だったのに、 今やパソコンなんてひとっつもない…。
カフェみたいに、机と椅子だけが並んでいるだけ。
たぶん、学生それぞれがノートパソコンなんぞを持っていて、館内無線LANなのでしょぅね…。
場所だけがあるなんてパッと見じゃつまんないけど、でもすごく最先端。めぐりめぐってこんな原始的な形が最先端、なんてちょっと変なカンジだけど。

キャンパス内の駐車場には、こんな立て看板発見。

いいねぇ、こんなエコな心がけ。


キャンパス内を十分懐かしんだあとは、学生時代最後の2年間を過ごしたマンションに行ってみた。
当時はチャリで通っていたので、大学から家までの道を辿ろうとしたけど、なんせ車だったので通れない道なんかもあって、忠実には再現できなかった。
しかし…。
頭のなかの地図は、かなり大雑把に簡略化されていることがわかって、ちょっとショックだった。え、こんな道、あったっけ?とか、この岐路は一体どちらに行けば…とか、過去の自分の生活が、正確になぞれなかった。  これは、個人的記憶力の問題か…(笑)。

住んでた家のまわりの景色はかなり親近感があった。よく行ってた近くの店がバージョンアップしていたり、牛角とかマックとかできてたりもしてビックリ!
表通りはそんな風に新しく変わっていたけれど、一本裏に入ると、懐かしさはそのまま残っていた。


なつかしの場所めぐりは、かなり充実した時間となりました。
いいですね、たまにこうやって、過去の自分との接点を探ってみるのも~。




ap bank fes '06で、つながる想い。

2006-07-17 18:59:51 | JunCOlumn~感。
今日は、ap bank fes'06 の会場での様子を紹介します。


fesは、まず会場に入るときに、チケットをリストバンドと引き換える。
あれ、今年のリストバンドは去年のよりかわいくないなぁ、と思ったら、 「この素材はプラスチックを再利用して作られています。」との表記があった。
なるほどぉ、そのあたりも今年は改善したんだ。さっそく、エコ発見!

↑去年の分と比較。 下が今年の。かわいくないけど、地球にやさしい。

fesメインのライブは14時からなので、それまではフードエリアに並ぶ店で食事を楽しむもよし、エコライフを応援するグッズ販売の店を物色するもよし、エコ的取り組みを紹介するブースで勉強するもよし。思い思いに、でもどこか必ずエコ的な時間が過ごせる。

環境がテーマなfes
だけに、フードエリアにもエコ的工夫がいっぱい。
会場内で扱っているドリンクはペットボトルか、あとはリユースカップで販売される。紙コップは、なし。


そしてフードエリアに数カ所ある、いわゆるゴミ捨て場は「エコステーション」と名づけられ、リユースカップを回収すると共に、ゴミを10分別して回収している。


ちなみに、ap bank fes'06 での10分別は、こうです。

リサイクルできるもの:
●ペットボトル⇒繊維製品へ
●ペットボトルのキャップ/ラベル⇒RPF(Refuse Papaer & Plastic Fuel。古紙やプラスチックを原料とする、エコ的な固形燃料)
●スプーン/フォーク(木製だった)⇒RPFへ
●紙皿⇒紙製品へ
●わりばし⇒紙製品へ
●缶⇒缶や金属類へ
●生ゴミ⇒バイオマスエネルギーへ

リサイクルできないもの:
●燃えるゴミ
●燃えないゴミ
●危険物



もうこの分別を見ると、リサイクルできるもの/できないものという大別があって、ほとんどが有効活用できるものなんだってことがわかる。 だから、リサイクルできるもの、というよりか「リサイクルするもの」、ですよねぇ。
たしかにこれなら、もはやゴミ捨て場、ではない。まさにエコステーションぢゃんっ
エコステーションにはスタッフが複数名いて、ちゃんと分別をナビしてくれます。


14時から19時半におよぶライブ終了後にも、スタッフからはこんな呼びかけが。
「ゴミは自分のじゃなくても、気づいたら持ち帰りましょう!」
そんな呼びかけに応えて、「ゴミ、よぉ~し!」とまわりを確認しているカップルがいて、とってもかわいらしかった。
その甲斐あってか、ライブ終了後の会場も、フードエリアも、ゴミがホントに落ちてないっ! きれいッ
だいたい、もうこの会場に落ちているゴミといったら故意に捨てられたものではなくて、うっかり落ちてしまって気づかないもの。みんなの心がけがあったうえで、万一うっかりゴミを落としてしまっても、それを拾ってくれる人がいる。そのフォローの心のつながりが、温かいですよね。



↑ライブ終了後のフードエリアの様子。そこで、おもしろいものを見ました。


↑↑これ、ペットボトルが束ねられたもの 運びやすくこの形に圧縮するデカい機械があった。
エコステーションで回収したペットボトルはここに運ばれてきて、計量してから一定量ずつを、この形にまとめているそうです。
「これ、何キロあるんですか?」ときいたら、「ん~、今日は20キロくらいでやってるかな」と言ってた…。
そ、そんなにあるんだ
たまに、ラベルのはがしそびれがぴろ~んと顔を出していたのが、ちょっとむなしかった。


fes初日のライブ自体のことをいうと、やっぱり、忌野清志郎さんが聴けなかったのが残念だったな。
代わって桜井さんが歌ったのだけど(歌う本人もとても恐縮していたけど)、やっぱり忌野さんの曲は、どんなに桜井さんが上手に歌ってもやっぱり違うなぁ、と思った。
でも、桜井さんが気持ちを込めて歌った分、つねに頭のなかでは忌野さんの声で曲が聴けたから、不思議。
ソウルだね、きっとくやしい忌野さんと、なんとか届けたい桜井さんの。


2年目の qp bank fes は、そんな人とのつながりや環境とのつながりを感じる、ステキなすてきな一日でした。

来年も、絶対に行かなきゃっ


今どき中学生。

2006-07-08 22:11:17 | JunCOlumn~感。
今日、軽いカルチャーショック、というか、 時代の流れを目の当たりしました。
今の中学生の感覚って、あたしがやってきた「中学生」とは まるっきり違うんだなぁ、って…。


知り合いの親子が8月に渡米することになり、出発前にぜひ、
あたしの体験談を聞かせてほしいというオファーがあったので、 今日会ってきた。

あたしは中学1年の秋、父の仕事の都合で アメリカはデトロイトへ家族で引っ越した。
そして中3の12月、高校受験のために帰国。
今日お会いした娘さんは、今ちょうど中学1年生なので、 あたしの時と状況は近い。
すごく渡米を嫌がっているということで、 あたしの意見、というか、向こうでの生活がどうだったのかを知りたい、 ということらしぃ。

嫌がっている、というのはすごくわかるんだ、あたしもそうだったから。
中学に入ってようやく友達関係も安定して、いろいろと楽しくなってきて、 とくにその頃なんてそのときが精一杯なもんだから、その場を離れるなんて、とうてい受け入れられないことだった。
すごぉく彼女の心境がわかる。

でも、今は、はっきり言える。
その時の大事なものをあきらめなくてはならないとしても、 絶対それ以上のものがあるんだから、って
現に、英語はチンプンカンプン、右も左もわからなくてつらいこともいっぱいあったはずなのに、 あたしのアメリカ在住経験は、楽しい記憶しかないんだもん。

ってまぁ、そういう話を基本的にしたわけですが、 しかし何より、今どきの中学生の感覚に、びっくりした。

彼女がずっと心配していたのが、友達ができるかなぁ、ということ。
と並んで、こんなことを言った。
「放課後、何して遊んだらいいんだろぅ…」

…え? と、言いますと??
その悩みの意味がよくわからなかったんだけど、 話をしていたら、今どき中学生のライフスタイルが見えてきた。

娘さん:「えー、だって、プリクラとか、ないんですよねぇ…」
あたし:「…ん~、ないねぇ、きっとぉ…
娘さん:「友だちと携帯メールしない、っていうのが信じられないんですけど」
あたし:「…あー、んー、どうだろぅねぇ今のアメリカの中学生って。携帯持ってんのかなぁ。…でもやっぱり日本ほど普及はしてないんぢゃないかなぁ…
娘さん:「帰りにコンビニ寄ったりしないんですか?」
あたし:「え…だって、帰りはスクールバスだょ? それに、多分歩いていける距離にはコンビニないんじゃないかなぁ…。基本、行動は車になるだろぉし」
娘さん:「えー、親に車でつれてってもらわなきゃならないんだぁ、じゃあ、109に友だちといく、とかできないんだぁ~


携帯プリクラコンビニ…。なるほどなるほど。
あたしが通りすぎてきた「中学生時代」の感覚と、今の子たちはまるっきり違う。
そのベースで行くと、かなりアメリカでの中学校生活とギャップを 感じるかもしれないなぁ…。
でも、今のアメリカの中学生だって、当時とは変わっているかもしれないし…。

だから、彼女が渡米したら、逆に今のアメリカン中学生のライフスタイルを きいてみたいと思った。
がんばって、楽しんできてほしいなぁ~、アメリカンライフ! 



ところで、彼女とメールアドレスを交換して、先ほど返信をもらったのだけど、
一文めが、「今日はぁりがとぅござぃました(-^o^-)」だった。

…「ぁりがとぅござぃました」…。

そういえば、ちょこっと前に十代の子とメールしたときも、 やはり、「ぁりがとう」だったな…。
なぜ、「あ」が小さいのん???

語尾の母音を小さくするのは、言い方を忠実に表現したいからあたしもよく使うけど、 ありがとうの、あ、を、小さくするとは、 これは、どうやってはちおんするのですか??
どういう感覚なんだろうなぁ…。

若いって……よくわからん…



はじめての、即興演劇☆☆。

2006-07-07 23:08:46 | JunCOlumn~感。

今日、友達が出演する即興演劇を見てきた!

全体的な状況設定と、最初と最後の流れ以外はすべて舞台上で創られるという即興演劇、初めてだったけれど、かなり満喫しました。


まず、受付した時に小さな紙きれをもらった。 紙は二色あって、金の紙だった人は短いセリフを、銀の紙を受け取った人は単語を自由に記入して、開演直前に回収。
そしてそれらは、舞台一面にバラまかれた。

ストーリーは、役者が足元に散らばる紙切れを適宜拾いあげ、 そこに書かれた単語やセリフを使って、展開していく
だからもちろん、演じてる彼らもストーリーがどうなってくかを知らない。
すごく予想外な単語やセリフを、うまくつなげていく舞台。
お客さんも参加した気分になれる、まさに筋書きのないストーリー

ホント、役者さんたちの頭の回転のよさ臨機応変ぶりに、ただびっくりだった。
6人での舞台だったけれど、一人が拾った紙切れを読みあげると同時に、そこからストーリーのきっかけを即興で、つくる。
そして共演者は瞬時にそれに合わせて、演じていく。すごいっ

後で出演していた友にきいたら、やっぱり自分が入りこんでいくタイミングが難しいし、展開も予想がつかないけれど、全てを受け入れなくてはならないし、逆に受け入れてもらえる、と言っていた。
各々が自立していて、信頼しあってないと、ひとつにまとまらないなぁと思った。


こんな、かなぁり笑えた展開もあった。
役者さんが紙切れの内容を見たとき、その人の頭上にでっかいハテナマークが見えた。(笑)
そして、おそらく初めて見たのであろうそのカタカナ用語をうまく言えなくて、かんだ。
 「…俺も毎日食ってるよ、デルピ…、デ…ル・ピエーロ
今が旬のその人を知らないなんてビックリだったけど、だからこそ食べてみちゃったんだから、これも即興のおもしろさ。
その一言にまわりのメンバーは揃ってボールを蹴る真似しだして、それで本人もハッとした表情をしていた。(笑)
次の数分間、デル・ピエーロは、なんだかおいしそうなイタリアンなものとして、食べられ続けました。(笑)

また、W杯があつい今だからこその、こんな流れも。
それまでの流れで、勉強嫌いでビールを飲んでいる受験生の息子と、母親、という設定が作られていて、(この時点ですでにおかしぃんだけどね)
息子:「もぉ、受験受験ってうるさいんだよ、母さんは。そんなんじゃ... (と言いつつ紙を拾う、開けて、読みあげる)
“フランスとイタリアはどっちが勝つの”
母:「…知らないわよ、母さんにそんなこときかれたって…」
息子「…そんなことも知らねぇで、勉強勉強言ってんじゃねぇよぉおっ!
その無理やりなキレ方も、かなり笑えました。


たまに音楽も流れ、メロディは知っていただろうけど、その状況に合わせて歌詞も即興でつけ、誰がどの部分歌うとか、コーラスをつけるとかも、決まってないらしかった。
なのに、すごくカタチになっていた。

かなり、新しい舞台を見たなぁ~。
即興って、見ている人たちはもちろん、きっと演じている人たちにとってもやりがいのある、楽しい舞台なんじゃないかと思えた。
回数やれば、その回数だけのストーリーが生まれるしね。

即興演劇、かなり楽しいっ



一流ホテルとは。

2006-07-02 23:22:29 | JunCOlumn~感。
先週末行った箱根あじさい旅行では、 由緒ある富士屋ホテルに泊まりました。

昭和11年に建てられた、花御殿という建物にある部屋に宿泊。
富士屋ホテルには新館もあるのだけれど、 この花御殿に泊まることがひとつのステイタス、らしぃ…(母談)。
花御殿の部屋の鍵も↓↓こ~んなにでかく、そのシンボル的役割を果たしている(らしぃ)。


花御殿にある42部屋には、それぞれ花の名前がついていて、 各部屋にはいたるところにその花の絵があしらわれている。
あたしたちが今回泊まった部屋は、「藤」の部屋。

鍵のでかいキーホルダー(?)にも藤の花が描かれているし、 部屋の扉や、卓上や壁に飾ってある絵も藤だし、絨毯まで藤柄だった。

ってまぁ、ここまでは、前置き(長っ!)。


夜ご飯は、富士屋ホテルが誇る重厚な雰囲気のメインダイニングルームでの 食事だったのだけど、ここで、意表をついた事件がおこりました。

さすがは一流ホテル内のレストラン、コース料理は1万円~2万円という価格設定。
レストランの予約が20時からで遅い時間だったこともあり、あたし達親子はアラカルトで注文することに。
まず、母が注文したスープがきて、次にサラダが、これはちゃんと二人同時に出てきた。
ホテルに併設されている有名なパン屋、PIGOTのおいしいパンも食べつつ、 ここまでは快適な時間を堪能。
そして、母が注文した魚料理が出てきた。
あたしはビーフシチューを頼んだんだけど、あれ、メインは二人分揃って出てこないんだ…、と思いつつも、 まぁ物が違うからな、ということで、待つ。
でも、母が半分くらい食べ終わってもまだこない。
お?まさかこれは… という考えが頭をかすめるも、
でもまぁその辺は、富士屋ホテルさんですから…。
だって、グラスへの水の注ぎ方からして独特で、厳しいテーブルサービスの訓練を 受けているっぽいし、なんてったって、富士屋ホテルさんですからねぇ
ビーフシチューをぐつぐつ煮つめているのかもしれないし。
おとなしく、待つ。ひたすら、待つ。

母もめづらしく気を使い、魚料理をのろのろ食べてくれていた。
それでももうあと数口分、ってとこまできてしまい、これはさすがにおかしくねぇか、 という話になって、近くのボーイさんにきいてみた。
「あの、ビーフシチュー、まだこないんですけどぉ…
 失礼いたしました、少々お待ちくださいっ。」
…え、まじで?! 富士屋ホテルさんでしたよねぇ?
どうやらまじに、忘れられていたらしぃ。別に店内が混んでたわけでもないのに。
ただでさえ20時からの遅い食事のスタートで、その時すでに、21時。 信じて健気に待っていたのに、ただの凡ミス発覚ということで、完全にあたしはムッてしまった
それから10分もしないでそそくさとビーフシチューは運ばれてきて、 ムッツリしながら、もくもく食べる。なんだよ、すぐ出るんぢゃんっ、ホントはさっ

3,200円のビーフシチュー。さすがにお肉もごろごろ入って、脂部分も「よい脂」といったカンジでとろとろだった。

食後、お詫びにとデザートをすすめられたけど、 あたしはもうおなかいっぱいだったし、 なんてったってちょっぴりムッてたので、丁重にお断りした。
けど、なぜか母は喜んでシャーベットを注文していた。
まぁ、オーダーミスのフォローにデザートサービスってのは、 その辺の飲み屋でもすることなので、そりゃそうだろうな、というカンジ。

そして部屋に帰ってレシートを確認したところ、 サービス代が取られてなかったことはもちろん、 最初に飲んだドリンク代もひかれていて、さらに、ビーフシチューも、 なかったことになっていた
ほほぉー! そこまで、しますかぁ。
ビーフシチューはたしかに出てくるのがすごく遅かったけれど、結局食べたことには変わりないので、それをサービスしてくれてたのにはびっくりした。
まぁ、そこまでしてくれたなら、こちらもなかったことにしようじゃないの。


そして、翌朝、朝食も同じダイニングルームだったのだけど、 行ったら、すごい特等席に通された。
窓から、富士屋ホテルご自慢の花御殿がばっちり眺められる、ホントに特等席

…これって、昨日ムッてた効果??
そしてさらに朝食が運ばれて来たとき、またもや母のものが先に運ばれてきたのだけど、 そのさい「お客様のお料理もただいまお持ちしますので」 って言われた
いや、今日は別に、…きれてないっすょ

そしてさらに、ホテルをチェックアウトするときには、フロントの人に謝られた。
「昨日は、お食事、お待たせいたしたようで大変失礼いたしました。」
…こ、こんなところにまで…。その情報共有力に、びっくり。


しかし、一流ホテルとは、そういうことだと思った。
つまり、事故報告&その共有、そしてフォロー
結果、最終的には笑い話としてしかあたしの中には残っていない。
すごい徹底したフォローだ。
ミスは、どうしたってあるからね、その後のフォローで、 一流かそうでないかに、わかれるんだと思う。
どんなお客さんでも、いい思いをして帰ってもらいたい。
だから最後までフォローできるところでは、する。途中で、投げ出さない。

さすがっす。
おかげであたし達親子にとっては、たぶん何の滞りもなく宿泊するよりも、印象がよくなった気がする



ニュートラルな気持ち。

2006-06-15 22:02:32 | JunCOlumn~感。
最近、「ニュートラルで、というのが
あたしの好きな感覚であり、お気に入りな表現。

ひと押しでアツくもゆるくも、どちらにでもいける、ちょうど真ん中な感じ


あ~、そう言われてみれば(って、誰にも何も言われてないけど)、
あたしの大好きな本、『冷静と情熱のあいだ』っていうのも、
もしかするとこんな感覚のことなのかも…。


あたしは一度走り出すとつっこんでいっちゃうタイプなので、 まず走り出す前に、んー、どうしよう、って結構悩む。
石橋を叩くのとはちょっと違って、叩くさらにその前の段階で、凝視しちゃうの、石橋の先を(笑)。
で、しばらく考えた挙げ句、結局エイヤの見切り発車で猛ダッシュ
つまり、オンとオフが激しい・・・。
ダッシュの末着いた先がたまたまお花畑だった、というケースがこれまで多かった(笑)。
ってこれ、ただのラッキーぢゃんね。


だけど、最近ではちょっと迷うときは、ニュートラルでいよう、って思う。
熱くなりすぎず、冷めすぎず
。程よ~く力をぬいてみる。
テキトー、と紙一重なんだけど、何もしないテキトーなんじゃなくて、一応ニュートラルにギアは入れている。 前向きな“適当”とでも言っておこーかな(笑)。


けっこう、前向きに中立的な立場でいると、だいたいの起こることを
いいように解釈できちゃうから便利です。



美容師業界。

2006-06-07 21:34:51 | JunCOlumn~感。

日曜日に、美容院に行ってきた。
いつもお願いしているのはチエさんといって、 彼女とはかれこれ4年半のおつきあい
年も近いし、もうあたしの好みも髪質もキャラも知りつくしていて、
いつもかなり、しっくり仕上げてくれる。

それで、こないだは、ちょっとまじめなお話をしました。

チエさんは、美容師学校を卒業して今年で10年がたつという。
当時お世話になっていた先生にきいたところ、 チエさんの同期で今でも美容師をやってるいるのは、 なんとたったの10%なんだそうな。
それをきいて、チエさんは愕然としたらしい。
でも10年もたつと、女性は結婚したり出産したりでやめちゃう子多いし、 仕方ないのかもしれない、とチエさんは言っていた。

「カリスマ美容師」という言葉ができて、この業界がクローズアップされだしてすでに久しい。 それで一気に志願者も、サロンも増えて、そうなると、
なおさら階層が増えるだけで、ある程度の地位にたどり着くまでが大変になってきてるんじゃないんですか?
とチエさんにきいたら、
そう、それで、就職して一年でやめてしまう人が、実は9割にも上る、と教えてくれた
逆に言えば、せっかく美容学校を出てサロンに就職しても、 現実を目の当たりにしてしまうと、ほとんどがやめてしまって、1割程度しか残らないということ…。
それだけやはり厳しい世界、ということなのだろうけど…

美容院が増えたことによって、もちろん経営難におちいるサロンだってあるし、なんといってもバーバーがしわ寄せでつぶれているんだとか…。
そういえば、小さいころ、弟を実家の近くのちっちゃい理髪店に連れて行ってたっけ。
おじさんがいつも、帰りがけにフーセンガムをくれたんだよな。
駄菓子屋でおなじみの、四角い箱に玉のガム4つが入ってるやつ。
オレンジとかグレープとか、いちご味があるの。
あの理髪店はまだやっているのかな…。


一方で若い志願者が殺到して、でも簡単にあきらめてしまう実情があって、
その影響で、理髪ひとすじでやってきたベテランの方々が職を失っている。

胸が痛む現実ですね・・・。



ひとつだったり、ふたつだったり。

2006-06-05 21:45:57 | JunCOlumn~感。

勘違いしていた、日本語の話。

最近、よく母と旅行をする。
春も、京都奈良へ桜を見に行ったばかりだし、
今月末も、来月も、母と箱根に旅行の予定。

で、そんな中で発生した会話---。

母:「9月に、また京都のいいツアー見っけたんだけど…   
  (ちょっと遠慮がちに)…どぉする…?」
あたし:「うん、いくっ。…って、ひとつ返事だねぇ(笑)」
母:「…ふたつ返事、でしょーがヾ(- -。 はいはい!ってことが言いたいんだから…」
…あら、そうだったけね…。
「でもさぁあ、「うんっ」ってきっぱり一つ返事のほうがさ、
強い意志さえ感じられる即答
で、むしろよくなぃ?」 って
マジに思ったから言ってみたけど、 どっちにしろ、日本語としては、間違いだ。
…いや、どっちにしろ、なんて強がったって、完全に間違いだから。

そぉか、ふたつ、なんだったねぇ。

それと似た、ひとつのような、ふたつのような日本語をもうひとつ。

昔弟が、「人一倍がんばれ、っていうけど、人一倍だったら、結局人と同じじゃん」って言ったことがあって、
まじぢゃーーーんっ!!(`□´/)/ と思っていたのだけど、
その謎が、最近とけました。(笑)

日本では昔、「倍」という言葉自体がすでに「×2」の意味をもっていたそうな。
だから、「人一倍」ですでに「人の倍」という意味なんだって。
んー、すっきり。

人一倍で、2倍がんばろぉう。
うんうん、そうだね。(ふたつ返事)




腐っても、沖縄!

2006-05-25 20:43:33 | JunCOlumn~感。

ゴーヤって、腐ったらこんな色になるんですょ、
 知ってましたぁ~?? 

でもこれはまだ、腐りかけ、ほんの序の口。
ホントに腐ると、種がもっと真っ赤で、そのまわりのワタの部分が黄色になるの…。
初めて見たときは、まじにびびった。エェッ!?(* □ )~~~~~~~~ ゜ ゜
でも次の瞬間、見入って、感心してしまった。
腐り方まで沖縄っぽいんだ、って(笑)。
「腐る」という概念と一緒にしてはいけないくらい、キレイに原色ぢゃん。

そこで新名言のご提案

『腐っても、沖縄』

おなじみ「腐っても鯛」は、鯛は腐っても鯛であって、その値打ちは変わらない、ということだけれど、腐ったゴーヤから感じたのは、
腐ってまでも沖縄であることを忘れない、そのタフな精神力
強い意志さえおぼえた、その独特な腐り方

腐ったって、いーじゃない。
ダメだっていーじゃない。
「人間だもの」(by相田みつを)
それでも、どんなときでも「らしく」ありたいものですね。