ゆっくりかえろう

散歩と料理

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あの世への抜けみち

2012-08-25 | さんぽ

 お盆のいちにち 祖霊をお送りするのに出かけました
 最近読んだ小説のなかに あの世と繋がった抜けみちのお話が出てきますが
 京都東山には その元になったお寺が存在します
 
 
 それがここ 六道珍皇寺 
 アカシヤ商店街は東京ですが ここは京都東山
 古くからの鳥葬の地 鳥辺山の麓にあります 

 今年は新仏の野辺送りにここを選びました
 毎年の野辺送りは五山の送り火で済ませるのですが
 なんとなく今年は 直接新仏を送りたくて・・

 でも日を間違えて(本当のおまつりは 8月7日から10日なのです)
 お盆にはいってから来てしまいました

 なんとかお送りに、間に合ってほっとしましたが お寺は閑散としていました
 ここはお祭りの日以外は 地域の人が共同で お守りしておられるお寺のようです

 とりあえず留守番の人にお願いして 経木をもらい水とばをもらい
 引導鐘を突いてから(あの世まで聞こえる供養の鐘)水とばをあげます

 このお寺が有名なのは あの世の抜け穴といわれる井戸が有ることです。
 平安時代「小野篁」(おののたかむら)という貴族が毎晩ここを通って
 あの世に行き、閻魔大王のお手伝いをしたという 伝説が残っています

 ここがこの世の中で 一番あの世に近い場所 お盆の間は あの世の井戸は
 この世とつながりっぱなしなのです もしかしたら
 今年死んだ人に会えるかも知れない、 そんな無茶な望みを密かに持ちながら
 お参りしてきました 狭い寺内は人も居らずそんな期待も見事に費えましたけど。

 
 ここの境内には 「お岩明神」もあります
 なぜ京都なのに東京四谷のお岩様のお社があるのか ずっと私にとって謎でしたが
 今日 留守番をしておられた若い僧にお聞きすることが出来ました

 ずっと昔 このお寺に お岩様の像がもちこまれたそうで お社を作って供養して
 いるのだそうです。
 お忙しそうだったので、詳しいお話は聞けませんでしたが すこしだけ謎の一端が垣間見えました

 四谷にあるお岩稲荷は 行ってみると怪談などとは縁がなく おめでたい神社です

 東海道四谷怪談は 鶴屋南北の創作のはずですが でも映画演劇関係者などは
 お参りしないと祟りがあると 熱心にお参りするそうですから あるいは何か何処かで
 関係が有るのかと思われ 特にこの辺りは大昔から霊的エピソードの多い土地ですから
 因縁があるのかもしれません

 興味の有る人は 調べられるといいと思います
 また、この辺りは京都でも 有数の不思議なお話の有るところです

 幽霊飴のお話(飴買い幽霊)  小野篁のあの世の抜け穴と閻魔大王の話
 六道の辻のお話 鳥辺野の幽霊話 縁切り神社(安井の金比羅さん)
 幽霊を乗せたタクシー 等々

 今日はお盆ですが その関係で用事が重なっており 京都~大阪と移動しなければなりません
 京阪電鉄に乗つもりで京都市バスで移動したのですが うっかり路線を読み間違え(南行きと北行きの経路が違うのです)仕方がないので とりあえず京都市地下鉄に乗り換えて 軌道修正をしました


 地下鉄南北線から相互乗り入れをしている近鉄電車へ
 そしてまた丹波橋で京阪電車へ

 京阪電車は豪華車両(二階建て)があって 一度乗ってみたかったのですが
 反対行きだったので 乗れませんでした
 外国の列車みたいでカッコいいでしょ?
 
 京阪電車というとあまり私は縁がなく 子供の頃の記憶で カーブが多く
 「キイキイ キイキイ」「きゃぁぁぁん」とやたら騒がしい電車・・
 そんな印象しかありません

 一般には秋の菊人形で有名な電車
 画像が入りきらないので 続きます


 
 

 



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