世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

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犀の角のようにただ独り歩め

2015-05-27 07:10:24 | コカブの部屋

犀が、たった一本の自分の角に従って歩いていくように、
このたったひとつしかない自分自身に従って、生きていきなさい。

コカブです。名乗りをあげて活動することを許していただいたので、また語ります。
このスッタニパータに出てくる言葉は、かのじょが、人生における最大の危機の時代に、自分の支えとしていた言葉です。かのじょはこの言葉に従って、自分自身を立て、見事に危機から立ち直り、自分で自分の人生を生き始めることができました。

わたし個人の意見ですが、仏典の中には、この言葉以外に、覚えておく必要のある言葉はありません。これひとことで、釈尊はすべてを語っています。
この言葉は、人生の最悪最低の闇にさえ届く光。この一言は、ぜひ、たくさんの人に覚えていて欲しい。必ず役に立つときがあります。

わたしは、若い人たちの教育に、強い危機感を覚えています。今の教育では、若い人たちに、本当に美しく正しい生き方とはどういうことなのかを、教えることができません。そのことについて、語りたいことがあるとき、わたしは出てくることにします。あまりでしゃばりはしません。何せ脳味噌は一つしかありませんから、分け合うのも大変なのです。

お若い人たちよ。宮崎駿や鳥山明よりも、孔子を読みなさい。仏典は冒頭の一言だけでかまいません。論語は非常に重要です。子供向けのわかりやすい本もたくさん出ていますが、かのじょの論語エッセイも秀逸ですよ。ぜひ読んでみてください。聖書は、神話のように読んだほうがいいでしょう。事実も書いてありますが、嘘が多く含まれています。イエスは無視できない存在ですが、一言ではとても語り尽くせない。またの機会にしましょう。

学校の勉強では、数学よりも国語を重視しなさい。言語能力は心を育てるのです。表現力は一生かけて鍛え上げていくもの。文章を書く練習には、できるだけ努力を傾けてください。それが必ず、生きる事に役に立ちます。

山や海や空に親しみ、感性を広げていきましょう。心を鏡に映し、正直な自分というものを勉強していきましょう。あなたがたは他人を見る目は非常に優れていますが、自分を見る目というのは盲に等しいのです。

若い頃に何をすればいいか、何を学ばねばならないのか。そういうことをテーマとして、これからしばらく、語ってみましょう。




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