わたしたちの生き方は
忍耐なしではやっていけません
だからわたしたちは
時に死にすらも耐えるのです
わたしたちの心は
あなたたちよりもずっと
神さまのおすまいに
近いところに住んでいます
半分は天に
半分は地に
わたしたちは自らをさしあげ
虚空にふらふらと浮遊する
あなたたちの魂をからめとり
貴い安らぎへと導きます
わたしたちは 道
あなたたちの心が
天と地の歌にながれてゆくための
やわらかな 道
風が弾き語りたいと願う
たましいの琵琶をつくるために
静かな時のゆりかごの中で
少しずつ 少しずつ
目に見えぬ水晶を積む
わたしたちの生き方は
愛なしにはやっていけません
(花詩集・31、2005年12月)