上武散歩道

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てんぐるま、その後・・・てんぐるまのてん(ぐる)まつ

2014-01-29 20:45:30 | 上州お国言葉
今朝は冷え込みも強く、冷たい風も吹き付けていたのですが、日中は結構暖かくなりました。

さて。
昨日の続き。

ちょっと気になったので、「てんぐるま」について調べてみた。
すると・・・なんと!

「てんぐるま」の語源は仮説3の「手の車」が最も近かった模様。
調べたところによると、「てんぐるま」の語源は「手車」が有力だそうな。

じゃあ、手車とはなんぞや?
「手車」は複数人が「輪」になって「手」を組み合い、その上に人を乗せることだそう。
ちょっと、胴上げみたいな感じなのかな?
輪=車でてん「ぐるま」なのも納得がいく。

そして、衝撃の事実が!
そもそも、共通語の「肩車」はもともと「肩の馬」といっていたらしい。
たしかに、首筋に跨っている様子は乗馬のそれに似ている。
だから、「肩の馬」のほうが理にかなっている、のだけれど・・・

いつしか、「てんぐるま」と混同されて、「かたぐるま」になったのだとか。
肩の馬、の馬は古語では「むま」と発音するので肩の馬は「肩のむま」≒「肩のんま」≒「肩ぐるま」と音がちょっと近かったから混同されたのかなぁ?
ということは、肩車には「車」の要素がないんだね。

言葉としては、てんぐるまが古いけれど、胴上げのようなものなので行為が違う。
肩の馬は今の肩ぐるまだけれど、すでに廃れてしまった。
その二つを合わせた言葉が共通語となって広く使われている。
言葉って面白いなぁ・・・

そういえば、昨日柔道の「肩車」について触れたけれど、「手車」というのも実はあったりする。
今では「掬い投げ」と呼ばれる技で、僕たちは「手内股」と呼んでいたけれど。

今日のオマケ。





ハクセキレイ。
駐車場で見かけても、なかなか逃げないから、最も身近な野鳥といえるかもしれませんね。

・・・あ、こら、ムスメさん・・・
パソコンに向かうおとうの肩によじ登るのはやめなさい・・・
・・・あ・・・自力で肩ぐるまの姿勢になりました。
こうしてみると、「肩の馬」が一番しっくり来る呼称のような・・・

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