共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

赤くてもクラムチャウダー

2019年03月16日 19時20分03秒 | カフェ
今日は午後から《Cafeあつめ木》に出かけてランチを頂くことにしました。

比較的暖かな風に吹かれながらお店に着いて、今日はスープのセットを頂くことにしました。今日の日替わりスープは『マンハッタンクラムチャウダー』です。

クラムチャウダーというと、ホワイトシチューのような白いスープを思い起こしますが、このマンハッタンクラムチャウダーはトマトベースの赤い色をしています。さしずめ、アサリの身が入った代わりにセロリの抜けたミネストローネとでもいいましょうか。具材もほぼそんな感じで、アサリの身の大きさに合わせてカットされた野菜がゴロゴロと入っています。

朝食を摂り損ねた空きっ腹に、野菜ベースのスープが優しく沁み渡ります。自家製全粒粉パンやサラダと共に、美味しく頂戴しました。

さて、では帰ってデスクワークに勤しむとしましょう。
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新入会

2019年03月15日 22時58分28秒 | 音楽
今日は夕方から、厚木の隣の海老名市文化会館に行きました。

今日はここで《県央音楽家協会》の会合が開かれました。この協会は、神奈川県央部…主に厚木・伊勢原・秦野・海老名・座間・相模原・大和市界隈で活動、在勤、在宅している音楽家の連携を深める目的で設立された団体です。

横長な神奈川県ですが、その中で文化的な施設や団体が多く存在するのは大都市横浜と隣の川崎を中心とする文化圏と、鎌倉から小田原までを有する湘南・西湘地区の文化圏とに大きく分かれていて、厚木を始めとする県央地域はどちらかと言うと、そうした文化圏の外に位置するような不毛なポジションに甘んじていました。

しかし、だからと言って県央地域に音楽家はいないのかと言うと、そうではないわけです。そんな音楽家有志が、いつまでも横浜や湘南に溝を開けられてばかりではならぬ!と立ち上がり、2年前にこの協会が設立されたわけです。

私も設立当初から関心を持っていたのですが、なかなか入会するタイミングが合わずにいました。今回、御案内を頂戴して会合に参加させて頂き、無事に正式な会員として加えさせて頂くことができました。

今日は昨年度の収支報告と、新入会員の紹介、並びに懇親会が開催されました。私も、先日出来上がってきた名刺を、ここぞとばかりに配りまくり、人脈作りに勤しみました。今年の9月8日㈰には海老名市文化会館で会員によるガラ・コンサートも計画されていて、私も参加させて頂くはこびとなりました。

今までクラシック的なステージから遠ざかっていましたが、ようやく私が本来やりたかった活動が出来そうな道筋が見えてきました。ここに至るまで本当に長く辛い時間でしたが、思いが報われるように頑張ります!
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駆け込み需要

2019年03月14日 22時15分46秒 | 日記
今日は全国的にホワイトデーでございます。一般にはヴァレンタインデーのお返しをする日ということで、頂いたものの三倍から五倍ものをお返しするのが相場だそうです。

それはともかく、たまプラーザの駅周辺では様々な店の前に行列ができていました。上の写真の洋菓子店の前にも、



花屋の前にも、普段は見かけない男性の長蛇の列が形成されています。

私が教室を終えて帰ろうとするような時間ですから、正に帰宅前、或いはデート前の駆け込み需要の様相を呈していましたが、それに対応するお店側も大変でしょう。

とかく日本の男性は贈り物下手と言われています。かく言う私も決して他人事ではありませんが、物を贈る贈らないに関わらず改めて感謝の意を表するというのは、なかなか難しいものです。

さて、この皆さんのプレゼントは、それぞれに喜んでもらえたのでしょうか。
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オリジナルの難しさ

2019年03月13日 22時08分20秒 | カフェ
今日も風の強い日となりました。今残っている梅の花も、もしかしたらこの強風で散り落ちてしまうかも知れません。

さて水曜日です。今日もあざみ野の《雫ノ下珈琲》にお邪魔しました。中途半端な時間にランチを済ませてしまったので、今日はブラジルと自家製ラスクを頂きました。深みのある苦味の奥にキャラメルのような仄かな甘さを感じるブラジルの風味は、甘いラスクによく合います。

ところで今日マスターさんとお話をしていたら、夏場に出すアイスコーヒーの話になりました。現時点でもアイスコーヒーは用意しているのですが、もっと何か工夫出来ないかと試行錯誤をしている最中だということでした。

そしてその話の流れで、2種類のアイスコーヒーのテイスティングさせて頂くことになったのです。一つは現行お店で出されているマンデリンを基調としたもので、もう一つは新しくブレンドしたケニア豆を基調としたタイプのものでした。

飲み比べてみるとそれぞれに美味しいのですが、個人的意見としてはマンデリンベースの方は苦味が立つ感じで、アイスカフェオレ等アレンジコーヒーにするのにちょうどいいように感じ、ケニアベースの方は味わいがすっきりしていて、変な言い方をすればいわゆる『アイスコーヒーっぽい』風味だなという印象を持ちました。これを一参考意見として、更に改良を重ねていかれるそうです。

何事もそうですが、自分らしいオリジナルを生み出すということは至難の技です。コーヒーは豆だけでも何十種類とあるわけで、それらを如何に焙煎するか、如何にブレンドするかによって、似ても似つかないものが出来上がるわけです。よく言えばそれが唯一無二のものである…とも言えるわけですが、プロフェッショナルとして悩まれるところは大きいでしょう。

音楽もよく似ています。バッハだろうがベートーヴェンだろうが、一つの曲に楽譜は一つしかありません。それをどう読み解きどう音に還元するか、そこで演奏家のセンスと力量が問われるわけです。

以前、

「何でクラシックのCDってあんなに沢山あるの?」

と聞かれたことがありました。タワーレコードなんぞに行ってみると、例えばベートーヴェンの《運命》だけでも何十枚もズラ〜っとCDが並んでのはどうしたわけだというのです。

だから、その時私は

「確かに《運命》の楽譜が沢山あるわけではない。みんな同じ楽譜を使って『ジャジャジャジャーン』を弾いているのだけど、例えば指揮者が違うとAさんとBさんとCさんとで『ジャジャジャジャーン』の読み解き方が違うの。」

「だから、《運命》の楽譜を読み解いた人の数だけ《運命》のCDがあることになるわけ。そして、聞く人は『どのジャジャジャジャーンが好きか』を選べばいいんだよ。」

と言いました。これが正しいかどうかは分かりませんが、その時の相手には何となく分かってもらえたようでした。

正解がないものを追求するということは、とても大変なことです。美味しいアイスコーヒーを飲み比べながら、そんなことを考えされた一日でした。
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久々鯵フライ

2019年03月12日 22時00分31秒 | グルメ
今日は昨日に引き続き暖かな一日となりました。駅の近くの公園にあるコブシの木の芽も膨らんで、今にも弾けそうです。

午後に買い物をしていたらお腹が空いたので、そのまま駅周辺でランチをしていくことにしました。すると、厚木一番街の中程にある《松乃家》というカツ屋さんに鯵フライの美味しそうな写真があったので、吸い込まれるようにそちらへ入って行きました。

《松乃家》は牛丼の《松屋》の系列店で主に豚カツがメインのチェーン店ですが、期間限定で牡蠣フライとか鯵フライとかいったものが出されることがあります。私はあまり豚カツに興味はないのですが鯵フライは大好物なので、楽しみにしていました。

そして出てきたのがこれです。

お皿の上に大ぶりな鯵の開き身が二枚、ドド〜ンとのってきました。添えられたタルタルソースをチョットだけつけて頂くと、鯵の旨味の詰まった脂がジュワ〜…ッと口に溶け広がります。

肉の脂には興味の無い私ですが、魚の、特に青魚の脂は大好きで、寿司屋に行っても好んで食べるのがコハダ・アジ・サバといった青魚ばかり…といった人間には堪りません。

これだけ大きな鯵を揚げようと思うと、かなりの大きさの揚げ鍋が必要となりますし、それに使う油の量もなかなかのものになるでしょう。なので、こうしたものはやはりプロに揚げてもらうのが一番です。

久々に対面した鯵フライをゆっくりと噛み締めながら、美味しく頂戴しました。麗かな午後のひと時、幸せを噛み締めて一人ニヤニヤしてしまったのでありました。
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あれから8年

2019年03月11日 20時22分05秒 | 日記
今日は3月11日、東日本大震災の発生した日です。

今日は朝からテレビで、盛んに『あの日』の光景が流されました。予想していたことではありますが、やはりあの映像は見せられると辛いものがあります。

今日は国立劇場で政府主催の追悼式が秋篠宮殿下同妃殿下御臨席の下開催され、発生時刻の14:46に一分間の黙祷が捧げられました。

各地の復興状況は、以前厳しいものです。仕方ないでしょう、何しろ近代に於いて経験したことの無い、正に未曾有の震災であったわけですから。よくネット上でこれみよがしに政府の対応を叩く輩が今だに跋扈していますが、一体誰があそこまでの津波被害を予測し得たというのか説明してもらいたいものです。

それに、忘れてはいけませんが福島第一原子力発電所の爆発事故も、当時初動対応を誤ったのは政権与党だった旧民主党政権であり菅直人首相(当時)だったわけです。現政権はその余りにも壮大な尻拭いをさせられている状況だということを、一度胃の腑に落としてから話をする必要があることを認識すべきでしょう。

我が家にある祖父の形見の古時計も、ちょっと早めに14:46を刻みました。この時計は関東大震災や大東亜戦争をもくぐり抜けてきた、謂わば物言わぬ歴史の証人ですが、どんな思いで規則正しく振り子を振っているのでしょうか。
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一足お先に

2019年03月10日 23時52分08秒 | 日記
今日はゆっくりと目を覚ましてから、またネコ楽団で使えるコード譜作りに勤しんでいました。

気分転換に外出してみたら何とも麗かな陽気で、ちょっと散歩してみました。で、小一時間ほど歩いてから近所のセブンイレブンに立ち寄ると、こんなお菓子が売られていました。

まだソメイヨシノは咲く気配を見せませんが、お菓子の世界では一足お先に桜風味のものが出始めているようです。そう思って見回してみると、この他にもチョコレートやミルクティーなど、いろいろなものに桜風味のものが見受けられました。

こうしてみると、如何に日本人が桜を愛しているかが分かります。昨今はエディブルフラワーなるものも出始めていますが、ちょっと強烈な味がするきらいがあります。やはり日本人には、このくらい仄かな感覚がちょうどいいのでしょうね。

天気予報では、東京のソメイヨシノの開花は21日、満開は29日が予想されています。
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カフェモカライブ

2019年03月09日 23時40分16秒 | 音楽
今日は相模原市緑区にある《カフェモカ壹番館》で開催された愛川町在住のシンガソングライターみらいあいこさん主催ライブに、サポートプレイで参加しました。

始めはみらいあいこさんのソロタイムでした。オリジナルを中心とした20分ちょっとのステージは、彼女らしいほんわりとした雰囲気でした。そのうちに私がヴァイオリンオブリガート&ピアノ伴奏で呼ばれ、次にギターのオサギさんが呼ばれて、徐々に『我々はネコかも知れない楽団』での演奏タイムに突入しました。

その中で、先日に引き続き拙作《I love you》を披露する機会に恵まれました。前回に比べると熟れた感があり、なかなかの出来栄えだったと思います。やはり人前で演奏するのが一番いい練習になるようです。

その後はオープンマイクタイムになり、



サポートメンバーでもあるオサギさんのステージとなりました。カバーもさることながらオサギさんのオリジナルもいくつか演奏され、かなり聴き応えのあるステージとなりました。

今回は、1月のライブよりも多くの方にお越し頂き、なかなかの賑わいの中で演奏することが出来ました。やはりライブはお客様が多いに越したことはありません。

今日、春一番が吹いたようです。
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素敵な読み違い

2019年03月08日 22時50分58秒 | グルメ
今日は久しぶりに晴れ間がのぞきました。お天気がいいというだけで穏やかな気持ちになれるということに、細やかな幸せを感じる今日この頃でございます。

ただ、今日は拙作詞作曲《マカロニグラタン》の楽譜を作り直したりと、晴れた空を満喫するには程遠い作業に勤しんでおりました。一通り作業を終えると、さすがに空腹に気付かされてしまったため、散歩がてら駅まで歩いて買い物に行くことにしました。

本厚木ミロードの地下食品売場は先月リニューアルオープンして、かなり明るい印象になりました。恐らくLED照明を多用したりしているのでしょうが、商品がどれもこれも色鮮やかに見えるようになった気がします。

いろいろと物色していたのですが、精肉店《ニュークイック》の店頭で足が止まりました。こちらでは精肉の他に揚げたての各種フライが並べられていて、空腹時に来てはいけない雰囲気を醸し出しています。特にこの『素朴なコロッケ』なるものはなかなかの大きさを誇りながらも一個¥80とお財布にも優しく、ついつい手が伸びてしまうのです。

そう言えば以前、ここを通りかかった白髪の御婦人が御主人様を呼びながら

「見て貴方、『素敵なコロッケ』があるわよ。」

と仰ったのを思い出しました。たまたま横で聞いていた私は、思わずズッコケてしまったのですが、何だかとっても微笑ましくキュートな読み違いだったので、思わず私も買って帰っことを思い出しました。

そんなわけで、今日もこちらの素朴で素敵なコロッケを買って、夕餉のお供にすることにしました。夕べのカレーを温めて、今日はコロッケカレーにしましょう。
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新名刺

2019年03月07日 21時52分53秒 | 日記
お寒うございます。寒さには強い私とは言え、さすがにこう急激に冷え込まれては困ります。今月末には発表会もありますから、絶対に風邪はひけませんし…大変です。

ところで今日私の元に、オーダーしていた新しい名刺が届きました。以前は大学時代の友人に作ってもらったカフェオレカラーの割りとポップな感じのものでしたが、引っ越して住所が変わったのを期に一新して今回はまた白地に戻って、字体も明朝体から楷書帯に変えてみました。

上の楽譜はバッハの《平均律クラヴィーア曲集第一巻》の中のホ短調のプレリュード冒頭部です。

因みにこの楽譜の部分は書いてあるのではなく、切り絵でくり抜いてあります。よく見て頂くと下のピアノの白鍵や黒鍵が透けて見えているのですが、お分かり頂けますでしょうか?

春先は名刺交換する機会が増える季節です。その来たるべき時に備えるべく、これからはこの新名刺と共に営業活動に勤しみます。
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久しぶりのボリビアコーヒー

2019年03月06日 22時12分37秒 | カフェ
今日はまた肌寒い一日となりました。桜の新芽も、さぞかし驚いていることでしょう。

さて、今週も水曜日がやって来ました。ということで、あざみ野の《雫ノ下珈琲》にお邪魔しました。メニューを開いたら、一月に期間限定で出ていた『ボリビア』コーヒーが再登場していたので、今日はそれとガトーショコラをお願いしました。

何度か頂いているのですが、このボリビア豆は何とも言えない深みと仄かな甘みが特徴的で、濃厚なガトーショコラにも負けない味わいを秘めています。魅力的な豆ですが、それ故か入荷量があまり多く無い希少なコーヒーのようです。またいつ無くなってしまうか分かりませんが、メニューにあるうちはまたオーダーしようと思っています。

こういう美味しいコーヒーが週に一度でも頂けるということは、大変幸せなことです。週の真ん中水曜日に、新たな活力を頂きました。
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肉球プニプニプリン

2019年03月05日 20時10分38秒 | カフェ
今日は久しぶりにいいお天気となりました。久々に陽光を浴びるというのも、なかなかいいものです。

今日は午後から《Cafeあつめ木》に伺いました。ちょうどティータイムだったことと、もうすぐ終わってしまうことに気づいたのとで、今日は『肉球プニプニプリン』をお願いしました。

ネコ写コンテスト期間限定で出されるこのプリンは柔らかなプリンの表面をキャラメリゼでコーティングし、その上にラングドシャとピンク色の肉球マシュマロがのっています。去年まではラングドシャにマシュマロが焼き付けられていたのですが、今年からはラングドシャとマシュマロとが分離式になっていて、それぞれを別々に味わうことができらようになりました。

また、この時期のサービスとして毎回好評なのが



『人間用カリカリ』です。一見するとネコのドライフードのようですが、実はクッキーやケーキクラム、マシュマロといったお菓子で出来ているという優れもので、ネコ写コンテストの参加賞としても頂いています。

どちらも明日までの期間限定ですので、気になる方は是非お店までお越し下さい。
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『ゆべし』は《かんのや》!

2019年03月04日 21時16分08秒 | グルメ
今日も雨の降り続く、肌寒い天気の一日となりました。よく『春に三日の晴れ無し』と言いますが、気づけば桃の節句も過ぎたというのに、なかなか春らしい陽気にはなりません。

ところで、小田原の教室で生徒さんから旅行のお土産を頂きました。福島県に行っていらしたそうなのですが、そのお土産というのがこの《かんのや》の『ゆべし』だったのです。 

《かんのや》の『ゆべし』は、《菊屋》の羊羹、《柏屋》の薄皮饅頭と並ぶ、福島県三大銘菓の一つです。他県の『ゆべし』は胡桃や胡麻を醤油や黒砂糖で味付けした餅米粉と捏ねて蒸し上げ四角や棒状にカットしたものですが、福島県では、



胡桃入りの生地の中にこし餡を入れて三角の茶巾型に成形し、芥子の実をふりかけたこのスタイルのものを『ゆべし』と呼んでいました。福島中央テレビでは《かんのや》のコマーシャルも流れていて、幼少期にいわき市に住んでいた頃にはよく観ていたものです。

私の子供の頃には、親戚の家に遊びに行くと必ずこの《かんのや》の『ゆべし』が用意されていて、あんこ好きな私は喜んで食べていたものでした。しかし、そんな当たり前のように食べていたこの『ゆべし』は、半生菓子ということもあってか、例えば何処かの百貨店で開催される《福島県物産展》のような催し物に出店されることがあまり無く、残念な思いをさせられることが多々あったのです。

早速帰宅してお茶の用意をしてから、心置きなく頂戴しました。

一口食べた途端、生地に滲みた醤油の香りと胡桃の香ばしさとこし餡の甘さが口いっぱいに広がって、幼少期の記憶がパァっと蘇ってきました。気づけば思わず涙を流していて自分でも驚きましたが、そのくらい感動的な再会だったのです。

山型や仙台にも『ゆべし』は存在していますが、私にとって『ゆべし』と言えば《かんのや》なのです。今日、こうして感動的な再会を果たしたことで、改めてその思いを強くしたのでありました。
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久しぶりの巨大ナン!

2019年03月03日 23時45分32秒 | グルメ
今日は生憎の天気の中、用事で都内まで出ました。ちょうど六本木界隈だったので、思い立って久しぶりに本格インドカレーの名店《MOTI》のランチタイムに行ってみることにしました。

お昼のピークこそ過ぎていましたが、それでも店内はほぼ満員状態。さすがはインド大使館の職員も足繁く通う名店…と待っていたら、程なく席を案内されました。

ここに来たら、私がオーダーするものはほぼ決まっています。ということで、今回もプラウン(海老)カレーのナンセットをお願いしました。

御覧下さい、この巨大なナン!皿からはみ出すこのナンはモッチリしながらも、タンドール(焼き窯)に張り付いていた縁のところがカリカリで、何とも美味しいナンでございます。添えられたオニオンピクルスは意外と辛くて、キャベツと混ぜないと汗をかくくらいです。

プラウンカレーはココナッツミルクベースの優しい辛さで、プリプリの海老と半分にカットしただけのマッシュルームがソースの中で存在感を放っています。ギー(インドバター)の滲み出すナンをカレーソースに浸けて頂けば…心はムンバイに飛んでいきます♡。

因みにこちらのナンはおかわり出来ます。こわな巨大なのに…と思われるかも知れませんが、あにはからんやこれがスイスイと頂けてしまって、余裕で二枚目をオーダーできます。そのために、一枚目のナンでどこまでカレーソースを残すかに、食べ手の手腕が問われるのです(ナンノコッチャ?)。

久しぶりの美味しいカレーを堪能して、すっかり幸せな気持ちになれました。出来れば余り時間を空けずにまた来たいなぁ…。
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一日早い雛祭りライブ

2019年03月02日 23時18分04秒 | 音楽
今日は先週に引き続き小田急相模原にあるライブハウス《T☆ROCKS》に来ました。今日はこちらで、のこ♪さん主催の『女子力高めの雛祭りライブ』が開催され、私もみらいあいこさんのサポートで出演することになりました。

ステージには御覧のように、京風に飾られた七段飾りがお目見えしていました。今日は



全員この前でのパフォーマンスとなったわけです。

今回のみらいあいこさんのセットリストは、先週と若干かぶるところもありつつ、極力メジャーコードの曲を中心にしたものとなりました。中でもちょっと緊張したのが、先日みらいあいこさんに手渡した拙作《I love you》を本邦初公開したことです。

基本的に彼女にギターを弾き語ってもらおうと思って作った曲なのですが、今回は先日組まれた『我々はネコかも知れない楽団』のバンマスであるギタリストのオサギさんがギターを弾き、私がオブリガートヴァイオリンを弾いてのパフォーマンスとなりました。どんなことになるか不安でいっぱいだったのですが、居合わせたオーディエンスの方々は静かに聞き入って下さっていて、終演後には暖かな拍手も頂戴しました。すべり出しとして、先ずは一心地ついたような気持ちです。

最後は



演者全員で記念撮影をして、無事にライブは終了しました。終演後、何人かの方から拙作についての感想を頂戴しました。概ね好評だったようで、ホッとしております。

こうしたオリジナル作品のパフォーマンスも徐々に増やすべく、今後も様々な楽曲のコード譜を作成して、一曲でも多くのオリジナル作品の演奏に着手していく予定でおります。楽しみになさって頂きたいと思っております。
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