今日も神奈川県は、危険な暑さの猛暑日となりました。外出時には日陰を選んで歩いていないと、具合が悪くなりそうです…。
さて、音楽教室の大人の生徒さんが

スズキヴァイオリン教則本の第8巻に進んだことは先日書きましたが、昨日のレッスンで、私が持っている古い教則本と生徒さんが持ってきた新しく校訂されたものとでいろいろと差異があることが分かりました。収録されている曲は同じでもスラーや指使いといった細かなところが違うので、これは自分用にも新しい教則本を買わなければならない…と思って、厚木にある楽器店に買いに行きました。
そして、会計時に事件が起こりました。
会計のためにレジへ持っていって女性店員に教則本を手渡したら、教則本の間にもう一冊本が挟まっているのに気づいた彼女がそれを抜き取って、
「こちら一冊のお会計ですね。」
と言ってバーコードを読み取り、抜き取った一冊を後ろのカウンターにポンと置いて会計を始めたのです。それを見て私は啞然としてしまい、
『ちょっと〜待って、ちょっと〜待って、お姐さ〜ん!』
と慌ててしまいました。
空かさず
「あの、それもセットなんですけど。」
と言ったのですが、その店員は
「いえ、別の教則本が挟まっていたので…。」
と会計を進めようとしました。なので、
「セットのピアノ伴奏譜を取り出さないでもらえませんかね!」
と強めに言い返したら、
「はい?」
と、あからさまに怪訝な顔をしてきたのです。
その時の私の声が思いの外通ってしまったのか、奥から責任ある立場っぽい男性店員がすっ飛んできて
「お客様、どうかなさいましたか?」
と聞いてきたので事情を説明すると
「大変失礼しました!」
と平謝りして、女性店員が後ろのカウンターにほっぽり投げた本を戻して会計してくれました。
スズキヴァイオリン教則本を使っておられる方はご存知かと思いますが、この教則本は

ヴァイオリン譜の間にピアノ伴奏譜(写真右側の本)が挟まれてセットになっています。ところがどうやらこの女性店員はそのことを知らなかったようで、私と男性店員に二人がかりで突っ込まれるまで別の教則本が間に挟まってしまっていると、本気で勘違いしていたようでした。
なんとか無事に伴奏譜付きの教則本を入手することができたのですが、男性店員が平謝りしている横で、女性店員は薄っぺらく謝りつつも最後まで釈然としない顔で突っ立っていたのが妙に印象に残りました。
彼女が社員なのかアルバイトなのかは分かりませんが、仮にも音楽教室を併設している楽器店に勤務しているからには、扱っている商品についてはきちんと把握していて然るべきでしょう。少なくとも、楽器店の制服を着てそこに勤務しているからには『プロに徹して』もらいたいものです。