今日、高学年の音楽の授業の支援に入ったのですが、そこで《翼をください》を扱う時間がありました。
《翼をください》は、

フォークグループの赤い鳥が1971年2月5日に発表した楽曲です。昔から単独で有名てしたが、元々はシングル『竹田の子守唄』のB面の曲として発表したものでした。
1976年以後、音楽の教科書にも度々掲載されて以来、特に合唱曲として有名となり、1970年代後半から学校教育の場でもよく採り上げられるようになっていきました。そのため、日本国内では老若男女誰もが歌える愛唱歌であり、逆に知らない人を探す方が大変なくらいでしょう。
あまりにも有名なので気にもしていませんでしたが、よく聴いてみるとAメロの
〽今〜わたしの〜、ねが〜いごとが〜、
かな〜う〜な〜らば〜
つば〜さ〜が〜、ほし〜い〜
という部分のパッセージがかなり長く、上手く歌わないと変に間延びしてしまうことに気づきます。そう思うと、そんなことを一切感じさせない山本潤子さんの歌声には、今更ながら驚嘆させられます。
そんなわけで、今日は赤い鳥の《翼をください》をお聴きいただきたいと思います。1970年に開催された『世界音楽祭』でのライヴ音源で、赤い鳥の素晴らしいハーモニーをご堪能ください(MCを担当しているのは坂本九です)。