もう何年前だったか、刈谷市内の日高町の155号から1本裏へ入ったところに
あった頃、会社の営業マンに教えてもらって訪れたのが最初だ。
未だにこのときの味噌ラーメンを超える味噌ラーメンには出会ったことが無い。
当時は本当に汚らしい、確か土間続きで隣のおでん呑み屋にも行けた店が
同じ刈谷市内の築地町へ移転して永龍亭と名前を改めた。
その後お弟子さんが店を継いだようで、いまは膳という名前になった。
相変わらずの濃厚な味噌と太麺にもやしとチャーシューだが
こちらの口が変わったのか、お弟子さんの力量がまだまだなのかは判らないが
昔に様な、強烈に記憶に残る感動的な味ではなくなったと思う。
相変わらず旨さは他の追随を許していないと思うが、何なんだろう。
今回は上のお姉ちゃんが「味噌ラーメン食べたい」と昨晩言ったことに端を発する。
自信もって連れて来て(何度も一緒に連れて来てるので十分知っているのだが)
美味しかったと喜んでくれたのだが、どうも私が釈然としない。こんなもんじゃない
もっと旨かった、の想いが強すぎるのかもしれない。
日曜の昼にラーメン屋でしばし考え込んでしまった。ごちそうさまでした。