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8.V6遠征に関して(現地編-コンテスト実録)

2010年11月08日 00時05分30秒 | 海外運用
 
コンテスト結果を結論から先に言うと、昨年の9M6からの参加(2,424q/1,743,872p)に比べて大幅ダウン
の惨憺たる結果でした。

私の技術力不足といってしまえばそれで終わりなのですが(笑)不振の大きな原因としては
1) 北米方面の山を安易に考えすぎていた
2) 75mはさておき40mでコンテスト出なかった為局数不足
3) トラブル多くモチベーション低下
この3点に尽きるでしょう。ハイバンドのコンディションは確実に昨年より良くなっているのを
感じましたが、一方直前でSSNも低下し始めハイバンドの開け方はV6から聞く限り短時間のオープン
が多かったように感じました。

V6はUTC+10hですので朝は10:00にコンテスト開始です。朝ご飯をゆっくり取ることができます。
07:00頃から15m/20mとワッチすると北米、カリブが聴こえていますが今ひとつ激強ではない。また
zone3とzone5が同じくらい、ややzone5の方が強いか。そしてzone6,7,8の強さに比べてzone9,10が
やたら強く聴こえた。流してCQ出しているとJAからのお声掛けに混じって、15mではYV、20mでは
FMなどが声を掛けて来るので、アンテナ調整に苦労したがまあそれなりに電波は飛んでいるようで
ちょっと安心した。しかし何故かW本土の信号が弱いのが気に掛かる・・・

コーヒー飲んだりして開始時刻を待ち、約15分ほど前から周波数確保のCQ垂れ流し始め、何局かの
JAの各局から声を掛けてもらった。どの周波数から開始するかちょっと迷ったが無難に20mから開始
とし00:00Zでコンテストスタート。圧倒的にJAからのコールが大半締め、それも知り合い各局が多い。
皆さん待っていてくれた様で感謝感謝。しかしペースが全然上がらない。最初の20mを45分で118局し
かできなく空振りCQが目立つため1時間待たずに15mへ移る。

この時刻(01~02Z)の15mは近隣ばかりで大半がJAかVKだが、それでもペースが悪く100/h前後の我慢の
CQ contestが続いた。02Zには10mでzone24,25,26が開いたが信号はかなり弱い。試しにコールするが
全く帰ってこない(笑)10mはベアフットなので力で押すこともできないのでせめてマルチだけでも
獲得しておこうと呼ぶがサッパリ・・・そんな中59++で聴こえていたVK4EMMと交信。その近くでCQ出し
ていたJA2BNN野瀬さんを発見したので何度か呼ぶと、おおQRZが。BNN局の耳に助けられて取りあえず
JAマルチ確保したので10mは以上として再度15mへ。

03Zになると15mではzone21辺りが強く聞こえ出してきた。EUが開けるにはもう少し時間が後なので
ここで(よせばいいのに)再度HF6Vの調整が何とかならんかチャレンジ(約1h)。が気ばかり焦り何も
好転しない。それどころかドライバを滑らせて右指先を小さく切ってしまった・・・もうアカン。
悪いほうへ悪いほうへと行く展開だ。気持ち的にはかなり凹んできた。最初の計画では初日の夕方には
1,000q超えるはずだったのに、現実は半分をやっと超えるかの程度、俺は一体こんな場所へ何しに来たんだ
阿呆ではなかろうか、へぼへぼにも程がある・・・で、しばらくバンドエイド張ったりして海辺でボ~っと
していた。07Zの頃だ。

とは言えウジウジしてても何も好転しないし、第一自分の楽しみの為にやっているのだから楽しくなけ
れば止めればいい。止めたいほど嫌か?否、安直に上手く行かない事に戸惑っているのと得点に拘って
いるからだ。出れる周波数で地道にやれるだけやってみよう。

08Z、20mに戻りEUからパイルを浴びるが100/hペースと本調子ではない。開いているとは言えZone16/15
が殆どでzone14はBig Stationのみだ。その夜はそのまま20mに居座り、夜中はマルチ拾いの呼び回りした。
昨年の9M6もそうだったが、夜中のAFはJAでは考えにくいが非常に良く開けている。ZSは当たり前として
珍しいところから呼ばれたのはV5、C9で、ZS、FR、8Q、S7も呼んできてくれた。
変わったところでは、R1が呼んできたので「はいはい」とロギングしようとしたら「5939」を送って
くるので「39 is it True?」良く見れば、おお!R1ANPだから南極のロシア基地だ。そんな地の果てから
も呼ばれたのは嬉しかった。多分JA operaterだったのだろうBT4EXPOからも呼ばれた

軽く睡眠をとり早朝、20Zは北米は殆ど聴こえない。21Zが近づくと突然グングンと北米の信号が上がって
くるのが自然の変化を体で感じてとても楽しい。
が、しかし、呼べど叫べど北米に飛ばない。アンテナの調子が悪いのではないことは、南米からは呼ばれる
し少ないものの北米から呼んでくる局もいるので判った。何故だ?!20mでK3LRを試しに呼んでもCQ出された
ので「こりゃ、あかん」。北米から呼ばれないWWってのも淋しいもので周波数を細かく変えながらCQを
出し続けると、意外なことにPJ4、PJ2から呼ばれて「Thank you new multi」寂しいCQがクラスタに載って
いるのだろうか。いずれにせよ呼ばれるのは嬉しいが、如何せん数が呼ばれない・・・
22~00Zは本当なら怒涛の北米からのパイルを捌くはずが、快調に捌いているJAは良く聴こえるしカリブを
呼ぶJAの信号はガンガン聴こえるものの、自分はさっぱり呼ばれない・・・15mで9YがCQ連発していたので
何度も呼んだがこれにはQRZすら帰ってこなかった。

いくら自分なりに楽しもうなどと奇麗事を言っても呼ばれないのは頭に来る(笑)と思っていたら10mが
02Zに突然オープンした。ベアフットでCQ出すとすぐさまコール、QSOするとすぐさまパイル!殆どがJA
だったが40分程の間に120局できた。
10mが納まり、気分を良くして15mへ移ると昨日とは状況が違いバンドが
賑やかだ。2日目の午後の15mはとてもコンディション良かった。03Zからラン続け04Zには176/h、以降も
80~100/hで続けることができた。珍しいところではEUのパイルを蹴散らしてD4Cが激強で呼んできた。

夜はまたマルチ拾いをし最終日朝を迎えたが、やはり最後まで北米は悲しい結果だった。呼べど叫べど
届かない。TO4がパイル浴びてたので腹いせに呼んだらできてしまった。なのにW6もVEも返事が来ない。

ちまちま最後までCQ出したり呼びまわったり往生際の悪いことをし、Finish。
1,775qのかろうじての1,000,000p超えと、JAで稼いだ方々より低い点数結果となった。

体は疲労困憊であったが、コンテスト終わって最初に考えたことは「せめて2,000q超えるまでやらなきゃ
納得いかん」で、コンテスト終了後すぐに40mアンテナをどうするかの検討を始めたのでした。

もちろん2日間我慢したビールを呑みながら。
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