パールライスのつれづれなるままに

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ブダペスト国立工芸美術館名品展 inパナソニック汐留美術館

2021年12月04日 | アート・文化
9世紀末、ヨーロッパ美術界において、日本の美術品が如何に大きな影響を与えたのか?が分かる展示となっています。
いわゆるジャポニズムです。日本の工芸品がヨーロッパ各地の万博に出典され、驚いたのはフランスだけではなかったと。

ヨーロッパ中を席巻したデザイントレンド「アール・ヌーボー」草・花を幾何学模様に変換、色彩は写実的に。小動物も同様に描画。
これが始まるきっかけがジャポニズムであったと。
絵画だけではなく、工芸、建築、工作物、食器、日用品と多岐に渡り採用されました。
有名なところでは、ガラス細工のエミール・ガレ


絵画ではアルフォンス・ミュシャ。


それまでの西洋美術では、自然と言うのは背景でしかなかったのですが、日本の陶器・画はこれを主題に描いていると言うところに衝撃を受けたそうです。
釉薬の研究に熱心だったので、玉虫色の釉薬まで発見。デコってます。

しかし、明治の変態技法、並河靖之の「有線七宝」、宮川香三の「高浮彫」までは体得できなかった様ですね。


その代わりと言うか、器のフォルムはバラエティに富んでいます。



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