パールライスのつれづれなるままに

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ラファエル前派の軌跡展 at 三菱一号館美術館

2019年04月20日 | アート・文化
9世紀の中頃、イギリスの美術学校はラファエロ・サンティの絵画に固執し、それ以外の新しい表現を認めななかった。それに不満を持った画学生(ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウィリアム・ホルマン・ハント、ジョン・エヴァレット・ミレイ)の3人が「ラファエル前派同盟」を結成したのが始まり。


ラファエロ以前(中世やルネサンス初期)の芸術を基にしたムーブメント。

彼らの精神的バックボーンは、美術批評家ジョン・ラスキンの考え「自然をありのままに再現すべきだ」です。

この展示会のサブタイトルは「ラスキン誕生200年記念」で、ジョン・ラスキンに影響された作家、特にラファエル前派を中心に展示したもの、と考えた方がよいでしょう。


なぜなら、水彩画のターナー、ファエル前派第二世代と言われるバーン=ジョーンズ、ウィリアム・モリスの作品もあるからです。

飽きっぽい私としては、ラファエル前派はそれほど興味がある派閥ではありません。
人間関係、特にモデルのジェーン・バーデンをめぐる相関関係のややこしさ。ジェーン・バーデンの絵ばかりに飽きが来ました。


「自然をありのままに再現すべきだ」と言う作画方法もワンパターンな気がして。

とはいえ、ラファエル前派は数年に一度は開催されるほど人気があるんですねぇ。

コメント
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