パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

ボッティチェリとルネサンス at Bunkamura in 渋谷

2015年04月06日 | アート・文化

ボッテリチェリ、「ビーナスの誕生」で有名な画家です。ルネッサンス時代の代表的な画家。
個人的には、この人の絵は好きです。顔の表情がいいですね。優しさがある。



聖母子像ばかり展示しているので、飽きるかな?しかし、この展示会の特徴は、メディチ家にあります。メディチ家の興亡。ボッティチェリの有力なパトロン。
 

フィレンツェが世界の金融の中心になった理由と、その当時の金融システムについて、知ることが出来たのは、有意義でした。

キリスト教では、融資が禁止されていました。金利=時間を売ることになるからです。時間を運用するのは神だけ。だから禁止。
そこで考え出されたのが、為替手形。為替手形によってお金を支払うわけですが、この交換レートを自由に設定できた。これで利益を稼ぐことになりました。
また、純度の高い金、正確な質量をもって鋳造されたフィレンツェの通貨は、基準通貨となったそうです。偽金が流通するのですが、本物の鑑定をしたのが両替商。精密な天秤を利用して、重さを量ったのですね。勉強になりました。
 

コメント
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