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パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

多分、本物

2011年02月27日 | アート・文化

1 国立新美術館で開催されている「シュルレアリスム展」に行ってきました。
驚いたのは、20代の若い人が多かったことです。半分以上は女性かな?
自分が20代の頃にはシュルレアリスムなんて興味なかったのですが、今日の若者は好きなのでしょうか?

展示会にいたあるオバサンが「印象派なら親しみがあるのだけど、これらの作品はねえ」と言っていました。全く同意見。分からないな、私には。マグリッドを除き漫画のように見えました。未熟者ですみません。

また、ほとんどの絵画がガラスで覆われていました。しかも額縁がありません。絵の外周にはカンバスを打ち付ける鋲が見えました。

そこで私はこう思いました。「多分、本物が展示されているのだろう」

「美術館に展示されている物は偽物?」そうです、偽物を展示している美術館、それも公的機関の美術館が行っています。全てそうとは限りませんが。

私はかつて、某美術館の建築に一部携わりました。展示棚の下地を描いたのですが、これが後になって知らされたのです。偽物を置く棚だと。本物は大事に倉庫に保管されています。「お宝だから人に見せるわけないだろ」と言うことです。
人生最大のショック。国そのものが詐欺師だなんて。しかもその片棒を担いでしまったと。

と言うわけで、美術館に行ったときは、「よくできた偽物だなあ」と感心しながら鑑賞しています。
どうせ我々は、プラトンの言う「洞窟の比喩」って世界に生きているんだろうからね。

あ、当然、ダリ、マグリッドの絵画はガラスで覆われていません。

コメント (1)
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