「地方の美術館はあなどれないぜ」の巻。
私は美術館に行くときは、いつも都内の美術館をチェックしています。今回、たまたま地方の美術館をチェックしていたら、なんと高崎市で「アルフォンス・ミュシャ展」が行われているではありませんか。しかも11月7日まで。これは大至急行かなくては、という事で行ってきました。しかし、美術館のために新幹線とは。往復の運賃もバカになりません。
しかし、行って良かったです。無名の初期から最晩年まで網羅してありました。アール・ヌーヴォーを堪能させて頂きました。
あの出世作「ジスモンダ」がありました。ポスターはサイズが大きいので、細部も観察できました。
個人的に面白っかたのがビスケット箱のパッケージデザインでした。
今で言うイラストレーターの走りでしょうか。立体感が無い絵が多いので、浮世絵の様に飽きてしまうかなあ、と思ったのですが、それが全くありません。多分、きれいなお姉ちゃん達とアール・ヌーヴォー様式の飾りが原因かも。それが芸術になるとはさすが、ミュシャ。
180点もあるので、会場を2つに分けて開催していました。駅の西口と東口で。駅の直近に二カ所も美術館を設けるとは。やるな、高崎市。
宇都宮市も結構アートにこだわる土地柄ですね。近県もチェックせねば。しかし、こういう有名な画家は新幹線を利用せずに観たい物です。