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(想わぬ危機)
先々週の日曜日、研峰高原に無事に何事もなく往って帰ってきました。
日頃、怠惰で緩くてイケない自分の精進故にキット祟るかなぁット、心配しておりましたお天気にも恵まれて。
この日のお天気。 ≪素敵な秋の一日やで≫ ッテな、ケッコウな日和でした。
はたくしの普段の悪ふざけのかいもなくね。 ィヒッ!
道々ヤマ道ハンドル握りながらね、お空のお天道様にですね。
『ザマァ~みろッ!ぅッキキキキぃ~・・・・ 』
ッテなぁ感じでね、罰当たりにも胸内でね、ワタクシ悪態ついてました。
(まッ・・出発前には、何時もの如くに多少のチョットな出来事は御座いましたけどね。ハイ)
去年も此処、研峰(トノミネ)高原での 「ススキ祭り」 の催しは観てますけど生憎と午後の遅い時間だしたからね。
催しなんてタイシテ観れませんでしたが今年は、何としてでもと妻サンと前の晩に話しあい絶対昼までにと。
ッデ、高原までのアト一㌔少々の山道で、一時間以上の完全停止な渋滞にもかかわらず、
お昼前に漸く、満車の臨時駐車場にと到着することができました。
「ぉとぉさんぅ、動かないわねぇ?」
「ナンがや?」
「クルマぁ・・・・・?」
「上(駐車場)がイッパイなんとチャウんか 」
「ぉとぉさんぅ、金ちゃん絶対草むらぉ歩かせたらダメよぉ、分かってるぅ?」
「ゎッ判っとるがな、ナン遍も言わんでもえぇがな (ッチ!)」
実は、少し前に金ハンとふたりで下見に着た折。
金ハンと背高いススキの群生するのを掻き分け、一番上の展望台まで登って行きました。
細い獣道みたいな急な登りのね、地面がマッタク観えないくらに生い茂る叢の中をです。
ワテ、イノシシか熊でも出るんとチャウかぁ? っとチョット怖いくらいでした。
其の時に、タッパ(背丈)の低い金ハンの小さな体にね、
イッパイ天然のダニどもがギョウサンくっ付いてしまって大変な事にと。
高原に往ったあくる日にね金ハン。下半身に強力なモーターでも入ってるみたいにですね、
脚をフル回転させて躯じゅうを引っ掻きますねん。血ぃが出るのんもかまわずにっ!
ヨッポド痒かったんでしょうねぇ。 小さな赤い湿疹が体じゅうにイッパイっ!やったから。
ッデ、大慌てでお風呂場でシャンプーぉして、妻サンが体を拭いてあげてたら発見しますねん。
絨毯の上に落ちてる無数のダニの死骸や、まだ動いてるのを。妻サンが。
其れも数え切れないほどのダニのクソ野郎どもをね。
(ホンマニ百匹以上なんですよ。イッパイ!)
「ぉとぉさんッ!何処でこんなん貰ってきたんですかっ!」
(ボケッ!ァホ! ッテ、キット心で想うてましたな、あの目つきはぁ・・・・)
指先に乗っかってる小さな黒っぽい点をね、
ワテの目の前、眼ん玉を突き刺すくらいに近づけて詰問口調で言いますねん。
(キット、ワテの眼ん玉突き刺したかったんやと想うねん、コワァ~!)
「モッ モロオテってッテ、ナニぉ何処でワイが貰うねんっ!」
(ワイ変な遊びしてヘンがなっ!)
「ナニぉ虚ってますの、此れコレが見えませんのっ!」
ハイ。ワタクシ老眼なもんで、そないなもんが視えますかいな。
おまえは長いことワテと連れ添うとって判らんのかァホッ!
ッテ、口が裂けても絶対言えますかいな。ぅぅぅぅ~
「実はぁ、ススキの見頃はまだかいなぁッテ、下見にぃトノミネにぃ 」
「金ちゃんかぁいそおにぃ、あないにギョウサン蚤に喰われてしまってぇ!
悪い病気にでも罹ったらどないしますの? 殺す気ぃですかぁあっ!」
「ココッ殺すぅッテそりゃぁあんさん、酷いぃがぁ・・・・ 」
(情けなかったケド、言葉が完全尻すぼみやった)
なぁ ッテ言う隙も与えてもらえんかたその勢いで、
「全身湿疹だらけなんですよぉぅうっ!」 ッテ。
「ワワワッワイが悪かった。ホンマニぃワルカッタぁ~!」
まぁ、ウットコの生活は、金ハンを真ん中に置いて回ってますさかいにね、
嫁ッコの怒るのも仕方がないねん。
「金ハン、ゴメンネ。エライ目ぇに遭わせてかんにんやでぇ。とぉちゃんが悪かったなぁ 」
ッテ、チッコイ頭を撫でもって謝ったら、嫁の怒りも多少は・・・・・・ホンマニ怖かったぁ~!
ッデ、ふたりで金ハンの毛ぇ掻き分けてダニ退治しました。
シャンプーで弱ってましたけど、ホンマニギョウサン居りますねん。
体の向きを変えるときシャンプーしてるのにね、イッパイ死骸が降るように絨毯の上に落ちますねん。
ッデ、この時までわたしら、小さな黒っぽい点をね、蚤やと勘違いしてた。
動物病院に、金ハンの症状を診てもらいに行くまではね。
金ハンや、今までウットコの家で一緒にわたしらと暮らしてくれてた家族の仔らの、
再々の危機状態の折に、その度にお世話になってます馴染みの某ペットクリニックの診察室で。
≪白衣の正直者ドクター≫が、ワテが持っていってた小さな黒っぽい点の死骸を、
暫く顕微鏡で覗いていたセンセェが、顔を真っ赤にしてから言いますねん。
「ダニですね。」 ット。
「ダダッ ダニぃってセンセェ、痒ぅなるアレですんか?」
「ぅん。ダニ。 おとぉさん、ドッカ叢に行かんかったですか?」
「クサムラって、何処の?」
ドクトル。ジーット眼ん玉覗きこんできますねん。ワテの。
「ボクが訊いてるんですよ。オトォサン?」
ワテの背後から、ココの若いカァイィ看護師さんがね、笑いを堪える嗚咽みたいなぁ・・・・・バッカァ~!
「センセェ、山ぁ歩きましたんやけどぉ 」
「そん時やね、今回みたいにギョウサン貰ってルんは、そこらのクサムラやったらアナイニ居らん 」
「センセェ、ぁっあないにイッパイ居るんですか、山にぃ?」
「居る。一回で数百匹くらいは簡単にぃクッツクねぇ 」
「スッスススぅ 数百ぅ! デェッカッカ 」
「自然界にはモット居る 」
「イッパイ居るんですなぁ・・・・・!」
「イッパイ居る 」
「モットモ人にはくっつかん種やからね、ホイデ一週間もしたら勝手に落ちますよ。
ワン仔の血ぃ吸うても繁殖はしませんコノ種のダニは、ぅん。」
ッデ、家に帰りまして、心配して待ってた妻さんに、診察と治療の内容をお知らせしました。
コン時にワテ、まともに嫁ッコの顔を見れんかった。情けなかった。ホンマニ。
「ぉとぉさん、ご自分が金ちゃんみたいな目ぇに遭えばどんなものかお解りになるんじゃぁないのぉぅ?」
「ぉッそっそやな、ぅん。これからは山にお出かけするときにわ、モット気ぃつけるなぁ 」
ットな出来事が御座いましたけど、先日。 満開(?)のススキの原を見物することができました。
ットさ。
此処までお付き合いしてくれはって、おぉきに。
ホナ、バイバイ。
(想わぬ危機)
先々週の日曜日、研峰高原に無事に何事もなく往って帰ってきました。
日頃、怠惰で緩くてイケない自分の精進故にキット祟るかなぁット、心配しておりましたお天気にも恵まれて。
この日のお天気。 ≪素敵な秋の一日やで≫ ッテな、ケッコウな日和でした。
はたくしの普段の悪ふざけのかいもなくね。 ィヒッ!
道々ヤマ道ハンドル握りながらね、お空のお天道様にですね。
『ザマァ~みろッ!ぅッキキキキぃ~・・・・ 』
ッテなぁ感じでね、罰当たりにも胸内でね、ワタクシ悪態ついてました。
(まッ・・出発前には、何時もの如くに多少のチョットな出来事は御座いましたけどね。ハイ)
去年も此処、研峰(トノミネ)高原での 「ススキ祭り」 の催しは観てますけど生憎と午後の遅い時間だしたからね。
催しなんてタイシテ観れませんでしたが今年は、何としてでもと妻サンと前の晩に話しあい絶対昼までにと。
ッデ、高原までのアト一㌔少々の山道で、一時間以上の完全停止な渋滞にもかかわらず、
お昼前に漸く、満車の臨時駐車場にと到着することができました。
「ぉとぉさんぅ、動かないわねぇ?」
「ナンがや?」
「クルマぁ・・・・・?」
「上(駐車場)がイッパイなんとチャウんか 」
「ぉとぉさんぅ、金ちゃん絶対草むらぉ歩かせたらダメよぉ、分かってるぅ?」
「ゎッ判っとるがな、ナン遍も言わんでもえぇがな (ッチ!)」
実は、少し前に金ハンとふたりで下見に着た折。
金ハンと背高いススキの群生するのを掻き分け、一番上の展望台まで登って行きました。
細い獣道みたいな急な登りのね、地面がマッタク観えないくらに生い茂る叢の中をです。
ワテ、イノシシか熊でも出るんとチャウかぁ? っとチョット怖いくらいでした。
其の時に、タッパ(背丈)の低い金ハンの小さな体にね、
イッパイ天然のダニどもがギョウサンくっ付いてしまって大変な事にと。
高原に往ったあくる日にね金ハン。下半身に強力なモーターでも入ってるみたいにですね、
脚をフル回転させて躯じゅうを引っ掻きますねん。血ぃが出るのんもかまわずにっ!
ヨッポド痒かったんでしょうねぇ。 小さな赤い湿疹が体じゅうにイッパイっ!やったから。
ッデ、大慌てでお風呂場でシャンプーぉして、妻サンが体を拭いてあげてたら発見しますねん。
絨毯の上に落ちてる無数のダニの死骸や、まだ動いてるのを。妻サンが。
其れも数え切れないほどのダニのクソ野郎どもをね。
(ホンマニ百匹以上なんですよ。イッパイ!)
「ぉとぉさんッ!何処でこんなん貰ってきたんですかっ!」
(ボケッ!ァホ! ッテ、キット心で想うてましたな、あの目つきはぁ・・・・)
指先に乗っかってる小さな黒っぽい点をね、
ワテの目の前、眼ん玉を突き刺すくらいに近づけて詰問口調で言いますねん。
(キット、ワテの眼ん玉突き刺したかったんやと想うねん、コワァ~!)
「モッ モロオテってッテ、ナニぉ何処でワイが貰うねんっ!」
(ワイ変な遊びしてヘンがなっ!)
「ナニぉ虚ってますの、此れコレが見えませんのっ!」
ハイ。ワタクシ老眼なもんで、そないなもんが視えますかいな。
おまえは長いことワテと連れ添うとって判らんのかァホッ!
ッテ、口が裂けても絶対言えますかいな。ぅぅぅぅ~
「実はぁ、ススキの見頃はまだかいなぁッテ、下見にぃトノミネにぃ 」
「金ちゃんかぁいそおにぃ、あないにギョウサン蚤に喰われてしまってぇ!
悪い病気にでも罹ったらどないしますの? 殺す気ぃですかぁあっ!」
「ココッ殺すぅッテそりゃぁあんさん、酷いぃがぁ・・・・ 」
(情けなかったケド、言葉が完全尻すぼみやった)
なぁ ッテ言う隙も与えてもらえんかたその勢いで、
「全身湿疹だらけなんですよぉぅうっ!」 ッテ。
「ワワワッワイが悪かった。ホンマニぃワルカッタぁ~!」
まぁ、ウットコの生活は、金ハンを真ん中に置いて回ってますさかいにね、
嫁ッコの怒るのも仕方がないねん。
「金ハン、ゴメンネ。エライ目ぇに遭わせてかんにんやでぇ。とぉちゃんが悪かったなぁ 」
ッテ、チッコイ頭を撫でもって謝ったら、嫁の怒りも多少は・・・・・・ホンマニ怖かったぁ~!
ッデ、ふたりで金ハンの毛ぇ掻き分けてダニ退治しました。
シャンプーで弱ってましたけど、ホンマニギョウサン居りますねん。
体の向きを変えるときシャンプーしてるのにね、イッパイ死骸が降るように絨毯の上に落ちますねん。
ッデ、この時までわたしら、小さな黒っぽい点をね、蚤やと勘違いしてた。
動物病院に、金ハンの症状を診てもらいに行くまではね。
金ハンや、今までウットコの家で一緒にわたしらと暮らしてくれてた家族の仔らの、
再々の危機状態の折に、その度にお世話になってます馴染みの某ペットクリニックの診察室で。
≪白衣の正直者ドクター≫が、ワテが持っていってた小さな黒っぽい点の死骸を、
暫く顕微鏡で覗いていたセンセェが、顔を真っ赤にしてから言いますねん。
「ダニですね。」 ット。
「ダダッ ダニぃってセンセェ、痒ぅなるアレですんか?」
「ぅん。ダニ。 おとぉさん、ドッカ叢に行かんかったですか?」
「クサムラって、何処の?」
ドクトル。ジーット眼ん玉覗きこんできますねん。ワテの。
「ボクが訊いてるんですよ。オトォサン?」
ワテの背後から、ココの若いカァイィ看護師さんがね、笑いを堪える嗚咽みたいなぁ・・・・・バッカァ~!
「センセェ、山ぁ歩きましたんやけどぉ 」
「そん時やね、今回みたいにギョウサン貰ってルんは、そこらのクサムラやったらアナイニ居らん 」
「センセェ、ぁっあないにイッパイ居るんですか、山にぃ?」
「居る。一回で数百匹くらいは簡単にぃクッツクねぇ 」
「スッスススぅ 数百ぅ! デェッカッカ 」
「自然界にはモット居る 」
「イッパイ居るんですなぁ・・・・・!」
「イッパイ居る 」
「モットモ人にはくっつかん種やからね、ホイデ一週間もしたら勝手に落ちますよ。
ワン仔の血ぃ吸うても繁殖はしませんコノ種のダニは、ぅん。」
ッデ、家に帰りまして、心配して待ってた妻さんに、診察と治療の内容をお知らせしました。
コン時にワテ、まともに嫁ッコの顔を見れんかった。情けなかった。ホンマニ。
「ぉとぉさん、ご自分が金ちゃんみたいな目ぇに遭えばどんなものかお解りになるんじゃぁないのぉぅ?」
「ぉッそっそやな、ぅん。これからは山にお出かけするときにわ、モット気ぃつけるなぁ 」
ットな出来事が御座いましたけど、先日。 満開(?)のススキの原を見物することができました。
ットさ。
此処までお付き合いしてくれはって、おぉきに。
ホナ、バイバイ。