【 rare metal 】

此処 【 rare metal 】の物語や私的お喋りの全部がね、作者の勝手な妄想ですよ。誤解が御座いませんように。

 素敵な ストッリッパー!

2007年01月13日 14時45分41秒 | 無くした世界 
  

   ・・・stripper・・・♡キャ! 其の一



  随分と若い頃にですよ
 夜の世界で過ごしていた頃の お話です


その当時は今みたいに 夜の大人の社交場の倶楽部はですね
分業体制なんて 無かった時代でした。

そりゃぁ、チーフとかサブマネージャーとか、チィママとかね
他にも呼び名は色々でしたけど、ありました。
でもね、小さなお店の倶楽部やスナック、他にはバー、スタンド等はね
手が空いてる者が 気を利かせて何でも致します。 

 何でもね ・・・・


勿論 今の世みたいに色々な仕事を訓えてくれる 
職業訓練所なんて、わたしが住んでた処には、未だありませんでしたよ。
まぁ、そんなものがあってもね、そんな所ではね、夜のお仕事の遣りかたなんてっ!
兎に角、「水商売」 って呼ばれていた時代の事です。 

 ですからね。 盗むんです。


仕事の遣り方をですよ。 先輩方の仕事振りを必死で眺めて
どうやって働いているのかをね、目で覚えるんですよ。
決してですよ、黙っていたからて、先輩の誰かが教えてくれる
なんてね そんな甘いことは無かったですよ

そりゃぁ最初はね、勿論基本的なことはですよ
可也な厳しさで憶えさせられました。
だけどっ、最初だけです。 後は自分で盗みますねん。

 盗人家業が暫くわぁ~! やった。



「コラッ かきぃ お前ナァ イッペン連れてったろかぁ ドヤ? 」
「ぇっ! ホンマでっすんかぁ! 」
「ヨッシャ 今夜や 」
「コッ今夜でっかっ! 」
「嫌かぁ? 」
「ィッ嫌やぁ言うてまへんガナァ~ 」

想いも点かない提案やったぁ~!
其れからの 店が終わるまでの時間の流れが遅いねんっ!
通った料理の注文かて 受けたはいいけど、失敗続きぃ!
洗い場の手伝いしたら皿は割るし、濡れた厨房の土間で滑った~!
心此処に在らずでっせ~!

 っと。


っで、店(倶楽部)がハネテから劇場に連れて往ってくれました。
劇場言うてもでっせ、小屋チュウ方がぁ・・・・やった。

 小屋の前でモギリのオバチャンが 銜え煙草で言います。
 わたいの顔を覗き込む様にして

「なんやぁ、エライうぶ(初心)そうなん連れてきおったなぁ! 」 っと

 わたい、半分に千切られた入場券受け取りもって言いました

「新鮮かぁ ? 」 って 

「アホなこと言いやぁ~!
  あんたみたいなんなぁ世話が焼けるだけやぁ手取足取りやからなぁ ゥフフフフ 」
「阿保っ!ナニゴチャゴチャ言うてからにぃ サッサト入らんかぁボケ!ッぇ 」

先輩の声に背中押されて 狭い入り口に架かってる 
手垢で汚れた暖簾みたいな布を捲って暗い場内にぃ。
壁と想われる処から舞台の周りにかけて、幾つもの赤い堤燈が吊り下げてあった。

堤燈の明るさではね、薄暗すぎてぇ・・・・
けどね、その暗い雰囲気がぁ今からのぉっと、妄想をぉ・・・・やった。

 何かの匂い 微かに漂ってましたで~
 今から想うとぉ 淫靡なぁ香りがぁなぁ・・・・! 


暗さに少し慣れてきたら、小屋の中が見渡せる様になりました。
真ん中に張り出し舞台があり、その周りを囲むように客席がぁ
舞台の上の古びた緞帳 っの両奥の袖には、踊り子の舞台出入り口
客の入りは 此の時間(深夜の夜更けのやったとぉ?)やっとぉ・・・
疎らな感じで お互いに少し距離を置いて座ってました 
暗さが救いやなぁっと、想いました。

 知ってる客と鉢合わせなんかしてみぃ 後で店で何を言われることかぁ!


突然、舞台の真ん中に 斜めスッポットライトの光の柱がぁ
その中にキッチリ黒尽くめスーツ姿の 此処の支配人らしき男が現れました。

 っで。マイクを窄めた唇に持ってゆき
 ふっ!と一息吹きかけ お話をぉ~

「ご来場のみな様ぁ今暫くのお時間で お待ちかねの素敵なショウが始まります
 みな様におかれましてはぁ 此の深夜の此の時間に此処へ御足をお運びくださり
 私ども一同誠に感謝致しております。
 
 『★こらぁ~!市会(議員選挙)にぃ打って出るんかぁ~! 早ぁせぇやぁ~!』
    ↑客席からぁ↑↗
     ヤメェ~ っと、可也な声でぇ!

  支配人ハン 此処で小さく一息ツイテェ
 
 ハイハイまぁまぁあぁ~!そないに慌てんかて夜は永ぁ~いんっでせ。もぉ! 
  ぁ、えぇ~、ですからぁ

 失礼ながら言いますとぉ 真夜中の此の時間にぃ
 此処にイラッシャル方々、タブンお心ぉ寂しい人ばかりかと
 ですが皆様ぁ 今宵は貴方のその寂しい心をです
 優しくぅもてなして見せましょうかと
 素敵な淑女がぁ皆様を 待ち焦がれています
 尚、今宵の姫は どのコも皆様がキット
 お気に入りくださ りぃ 

 『★もぉえぇさかいにぃ、始めんかぁ~!』 」
    コレッ↑ 客席からぁ~ ↑

 わても、ソヤソヤァ~!!っと、周りと一緒になって   

 っで、支配人ハン 袖に引っ込みながら呟く様なぁ
   ハイハイって小さな声 マイクが拾ってた。
 
 
 っで、男が袖に引っ込んで、ドッカノスピーカーからダミ声がっ!

「只今より開演にいたしまずっ 
  何方様も踊り子さんえの拍手、花束ぁはケッコウでんすが
  舞台への上がりや、お触りぃなど か!た!く!厳禁いたしておりまず
  どぉか、此れをフマエマシテ 楽しく御観覧致して下さいませ

   それでは ミス バイオレットロ~ズさん ハリキッテどぉぞ~! 」


っで、現れたました。 ドグショイほどの金色髪の ケッコウ若くってカアァイィィ~踊り子ハン 
っと、何故か。 外国名なのにアジア系の人みたい?
ホンデ、舞台セットがドッカノ外国の街角風やのにぃ 舞台の方から流れてきた曲ぅ 
    何故か日本調の琴の調べがぁ~!
 
        キントンテンシャンポロロンシャンコラッモッテケドロボウスキスキカァチャン っとぉ

カノ有名な宮城道雄ハンがぁ 丹精込めてお創りにナリハッタ 綺麗な野菜ぃチャウ!
(↑ぁ!モォ 歳がバレバレやんかぁ~!)キレイナ「優しいぃ」 曲でんなぁ・・・・ヘヘッ!   




アレェ?・・・・こんなお話とわぁ違う筈やったんやけどなぁ
何処で、ドナイニィ狂ってきたんかなぁ?
もっと、違う内容にぃ為る筈やったんやけどもなぁ!



 まっ、此の続きで修正したらえぇかぁ~!




   続く・・・・カモォ?