横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

FMV LOOX S9/70W

2007年04月08日 22時22分24秒 | スローライフ
 Librettoで小さいパソコンに味を占めた私は、2002年春の開業の第一歩として、FMV LOOXS9/70Wを購入した。この機種は、Transmeta社のCrusoeというプロセッサを使用しており、電源消費量が少なく、標準バッテリで3~4時間、大容量バッテリで6~7時間実作業を行えるという特長があった。さらに、これにはAirH"対応のPHSモジュールが内蔵されており、まさに歩きながら、電車の中で、カフェでなど、どこでもメールの送受信が行えた。重さも890グラム、常に鞄の中に入れている私には十分我慢できる範囲であった。
 FMV LOOX S9/70W

 ところが、ところがである、CrusoeはTM5500/700Mhzなのだが、噂に聞いていたが実に遅い。OSが出たばかりのXPなのも手伝って、256MBが最大のオンボードメモリというハードウェア上の制限がスワップをたちまち起こして遅さを加速する。さらに電源消費を少なくするためか、HDDの回転数が遅い。液晶が結構綺麗、軽くて長時間使える、AirH"対応などのメリットを台無しにしてしまう。ウイルス対策ソフトを起動しようものなら、まるでプールの中を歩くようなスピードになってしまう。使い始めて2ヶ月も経たないうちに投げ捨てたくなったが、我慢に我慢を重ね、XPの表示効果をOFFにする、常駐プログラムを可能な限り減らす、ウイルスソフトをOFFにするなど、やれそうなことをしながら1年くらい経ったところで、最終的に巨頭の力を借りてWin2000へのダウングレードを行った。これは結構効果があり、まだ遅いながらも何とか使えるレベルになった。(さらに、TurboLinuxも入れてある)

 このLOOXは、AirH"モジュールの故障がなぜか多く、毎回修理に2週間ほどかかってしまうので、仕事にならない。そこで、(よせば良いのに)全く同じ機種をスタンバイ用にもう1台買った。このスタンバイ機種はその後2回ほど出番が来たが、結局ピカピカのまま未だに箱に入っている。
 
 2年半ほど使い続け、さすがにあちこちガタが来はじめたので、”小さい物好き”が許せる最大のPCとしてPanasonicのLet'sNoteR3を2004年秋に購入した。

 LOOXとLet'sNoteR3

 左右の幅は同じであるが、画面がXGAのため広くて見やすく、最初から無線LAN機能が入っているので無線LANカードを持ち運ばなくても良いなど、重量が990グラムもあるのは難点だが、電源が実質6時間くらい持つのでちょうどバランスがよい。何と言っても、LOOXに比べて何倍も早いことが嬉しかったこと! 以来、R3が私の現用機となっている。ただ、電車の中で立ったまま広げるのはさすがに厳しさを感じるので、ちょっとそこが不満である。