いまジャーナリストとして

 いま私たちの目の前に、次々と現れるニュースをどうとらえ、どう判断するか・・・ジャーナリストの日誌。

ちょっと軽い話を・・・携帯電話のことです。階段を昇降しながらメールするのは本当に危ない。

2011年06月30日 12時15分17秒 | 日記

 硬い話題が続くので、今回は、ちょっと軽い話を。
 携帯電話のことです。

 歩きながら携帯電話を操作する、とりわけ、歩きながらメールを
打つーーという人が非常に増えています。
 あれは、本当に危ないと思います。

 なかでも怖いのは、駅の階段を上り下りしながら、携帯でメール
を打つ人です。
 ラッシュのとき、混み合う階段で、ところどころ、昇降の流れが
遅くなっていることが、よくあります。そういうとき、最近は、決
まって、携帯を打ちながら昇降している人がいるのです。どうして
も上り下りのスピードが遅くなるので、その人が、人の流れをせき
止めるわけです。

 危ないでしょう。
 携帯を打っていて、足を踏み外したら、どうしますか?
 とくに、階段を下りているときに足を踏み外したら、どうなるで
しょう。ラッシュのあの混んだ階段で、足を踏み外した人が落ちて
きたら、悲惨なことになります。けがならいいけれど、場合によっ
ては、死者が出る可能性もあります。
 ヒールの高い女性が、携帯でメールを打ちながら、階段を下りて
いくのを見ると、ぞっとします。
 
 起きそうなことは、必ず起きます。

 いつか、携帯を打ちながら階段を下りる人が転倒し、将棋倒しで
大勢の人がけがをするという事故が、きっと起きると思います。

 最近は、携帯だけではありません。
 ソニーや任天堂の携帯ゲーム器、あるいは、スマートフォンのゲ
ームをしながら、歩いたり、階段を昇降する人が増えました。
増えましたーーというより、なんだか、当たり前になりました。
あれも危ない。

もともと、携帯でメールを打つ姿は、実は、そう美しいものでは
ありません。むしろ、かっこわるい。
そう思いませんか?
小さな機械に、目を近づけて打ちます。
そうすると、どうしても猫背になります。
あれ、実は、ものすごくかっこ悪いですよ。

どんなにきれいな女性でも、猫背になって、画面に目を近づけて、
メールを打つ姿は、
「100年の恋もいっぺんにさめる」
というやつです。

階段、下りてからメール打っても、何秒の差がありますか?
横断歩道を渡り終わってからメールを打っても、何秒の違いがあ
りますか?

携帯で、ぎょっとしたことがあります。
2年ほど前、信州に行くため、八王子のインターから中央自動車
道に乗ったときのことです。
料金所を通りぬけると、進入路が大きなカーブを描いて、本線に
つながります。
その進入路で、前の車がもたもたしているのです。
進入路は、本線に乗るため、それなりの加速をしていくのですが、
全然スピードが上がらない。
それだけならいいのですが、車がふらふらする。
長いカーブですから、しっかりハンドルを握ってないと、カーブ
をはずれます。それを戻そうとするから、よけいふらふらする。
危ないなあと思い、注意して運転していました。

相手は、白いワゴン車でした。
当方の車は背の高い四駆だったので、ふと目をやると、相手の運
転席が見えたのです。

びっくり仰天しました。
その運転手君、携帯でメールを打っているではありませんか。

いや、これは、ハンドルを取られて、ふらふらするわけです。
スピードだって、出せません。

いや、そんな問題ではありません。
本当に危ない。
よく事故を起こさなかったなあという感じです。

高速道路の本線に乗っていく取り付け道路、助走路で、携帯でメ
ールを打ちながら自動車を運転している人間というのは、初めて見
ました。

さすがに、あきれて、後ろから「プップー」とクラクションを鳴
らすと、驚いたように携帯を置き、今度は一転、スピードを上げて
高速の本線に向かいました。

しかし、そこまでして、メール、打ちたいかねえ?
料金所を通ったら、道の両側に広いスペースがあるのですから、
そこに車を停めて、メールを打てばいいでしょう。
それなのに、そこまでして、メールを打ちたいかなあ。

歩きながら、階段を昇降しながら、携帯でメールを打ったり、ゲ
ームしたりするのは、もうやめませんか。
危ないし、だいいち、みっともないですよ。