いまジャーナリストとして

 いま私たちの目の前に、次々と現れるニュースをどうとらえ、どう判断するか・・・ジャーナリストの日誌。

管首相のバカの壁・・いまここで再生エネルギー法案ではないでしょう。必要なのは生活の再建です。

2011年06月22日 00時10分47秒 | 日記
管首相は、私を辞めさせたいなら再生可能エネル
ギー法案を早く通したほうがいいーーと公言しています。
再生可能エネルギーは間違いなく大事です。しかし、いまこのと
きに必要なものではありません。いま必要なのは、被災した人々の
生活の再建です。
管直人という人は、なにか完全に勘違いしています。
被災して避難所で暮らしている人は10万人を超えます。被災地
ではがれきの撤去も済んでいません。被害を受けたままのところも
多いのです。いま必要なのはがれきの撤去であり、家の建設であり、
街の復興であるわけです。生活の再建です。
そういう人々に、いまここで、再生可能エネルギーを訴えて、な
んの意味がありますか。
再生エネルギー法案に注ぐ力があるなら、がれきの撤去や、街の
復興に力を使ってほしい。いま必要なのは、そういうことです。
それなのに、首相は、再生エネルギー法案を通せという。それは
インフルエンザで高熱を出し、苦しんでいる患者に、これから防疫
体制を強化しますから、とか、もっとうがいを、と力説するような
ものです。これをバカの壁というのでしょう。この人は首相になる
べきではなかったと思います。
(この原稿は携帯電話で打ちました)