去年、一昨年と
9月に入ってからも
川でのチュービングを楽しんだ事だったが
今年はすっかり秋の気配。

うろこ雲が浮かぶ日曜の午後、
ロングパンツをはいて

カヌーで川に出た。

日が落ちはじめ
キャンピング場に戻った私たちは
炭火でステーキを焼いたり
ラージサイズのマシュマロを

キャンプファイヤーで焼き
何時ものように 火を囲んで座った。
この夜、
上機嫌のバッキーは口数が多く
会話の毎に
短い言葉で金曜の夜の事を話しだす。
その夜の記憶が薄い私は
話に加わる事もできず
黙って話を聞いていた。
"あの夜は とてもスピリチュアルだった。" とか
"We got so close" と
遠くを見つめるような瞳で言ったバッキーの言葉は
関心がそそられる事柄だけに
気になった事だったが
3人の魂が手を繋いでいる光景を
思い浮かべはしても
感情は湧いてこない、、、ので
言葉も出ない、、、。
バッキーのスマホに残った一枚の写真は
亡くなったブッダ君の魂に
天国に行くように語りかけている様、、、だ。
キャンプファイヤーが
こんなに大きな炎になるのも
珍しく

まるで
天までの道が造られたような
赤い光に
"ブッダはこの夜
俺たちといたぞ。" と
言うバッキーの言葉には
胸がいっぱいになった。
ブッダ君がこの世を去って
1週間が過ぎた。