「ある楽屋でのデマ」

2009年05月11日 | 日常活動
ある集会の後の楽屋での話。

「外山さんは命の道の議連に入りたいって言ったけど、古川さんに『君は東京で言っている事と地元で言っている事が違うじゃないか』と言われ入れてもらえなかったらしいよ。」

どうやら、僕は東京と地元で舌を使い分けているようで、古川さんに「議連に入れてください」と頼んだのに、入れてもらえなかったようだ。

そもそも、その議連は自民党の議連なので、民主系会派に所属する僕には声もかからないし、入る権利もない。議員連盟には党派の議員連盟と超党派の議員連盟に分けられ、その議員連盟は超党派ではないのだ。

発言の主は誰かから聞いた話を、その場でしたのだろうが、その情報の発信源はだいたいの見当がつく。こんな所で謀略を計って、自分の株を上げてどうするのだろう?220号線の問題は、皆が一致団結して解決しなければいけない問題なのではないだろうか。

その集会には、三区の選出議員以外は誰も招待されなかった。出席者曰く「なんで、外山さんは地元の事なのに出ないのかしら?と思ったけど、まるで三区の決起集会のようだった」との事。

なぜ、僕や他の議員が呼ばれなかったのかは知らないが、そこには何らかしらの理由があるのだろう。

地元から首長や議長さんなどの陳情団が国会事務所を訪問された時、僕はこう言いました。「この道路は自分は他の誰よりも使っている道なので、なぜこの道路の改良が必要なのか知っています。B/Cを持ち出して、3便益だけで計算していますが、そもそもこの道路の改良の目的は災害の迂回路の役目が主であり、時間短縮などを求めている道路でないのでB/Cを持ち出す事がおかしい。」

同様の事は陳情団が来る以前に、国土交通省にも部屋に来ていただいて要望をさせていただいております。

それを、「野党のせいで道路が凍結した」だの事実と異なる事を政権の者が、政府の方針を野党に押し付ける事は理不尽であり、またこの問題に与党や野党は関係なく県選出国会議員は選挙区だろうが、選挙区外だろうが一致団結しないといけないにもかかわらず、そのように言われるのは悲しくて仕方ありません。同時に情けない話しですが、そういった一致団結して解決しなければいけない問題の集会に、三区選出議員以外お呼びがかからなかった事が悔しくてなりません。

県北のある首長さんから、僕は当選した直後に言われた事があります。
「宮崎の政治家は鹿児島と違って、一致団結してない。『これは、俺の仕事』と言って一致団結していない。だから、未だに宮崎は高速道路も通らない。しかし、鹿児島は政治家が仲が悪くても鹿児島の為となったら一致団結するから、新幹線も鹿児島から北に出来ている。」

その首長さんが言っている事は正しいのかもしれない。一緒に行動すればいいのに、宮崎の議員はなかなか一緒に行動する事はない。

昨年末、宮崎から道路の関係で女性団体の方が来た際に「宮崎の議員は一致団結しないと駄目よ!当選直後とかは関係ないから音頭とりなさい!」と言われました。

それで、県北の議員に電話して、「僕と○○さんは、道路の作り方に関しては方法論が違いますが、宮崎の道路を通すという点では同じです。宮崎の議員は一致団結してないと言われているので勉強会も含めて宮崎の議員はこの件に関しては一つになりましょうよ。」と電話しました。その議員も同じ考えのようで、「分かった。俺に預からせてくれ。俺がなんとかする。」と快く引受けてくださいました。

しばらくして、「もうちょっと、待ってくれ」と言われ、年が越し連絡があると「●●が、君を拒否しているから無理だ。僕と君で一度会ってこの話を二人でしてみようか。」と言われましたが総選挙が近づいているせいか実現しておりません。

この県北の議員には骨を折っていただいて、とても感謝しているし、党派を超えてもやらないといけないと事を理解されている立派な議員だと思います。

しかし、そんな器の大きな立派な議員もいる一方で、首長さんが言った「これは、俺の仕事」というのが染み付いている議員が未だに宮崎から選出されているのが残念です。宮崎の悪いところを早く改善しなければなりません。

利益誘導的な話は別だが、地元の多くの人が求めている事に関して、同じ思いであるのなら、県選出国会議員として党派を超えて一致団結しなければならない。それが、真の政治の姿だと思う。

写真は週末の活動の一コマ。


「国籍法 偽装認知」

2009年05月11日 | いつきの思い
国籍法改正に反対した一つの理由として、ドイツなどのように「偽装認知」が起こるのではないかと懸念したが、残念な事にその懸念は当たってしまった。

神奈川県でアルゼンチン人とペルー人の間にできた男児を、知人の日本人の男性が父親だと偽り、日本国籍を不正に取得していた。

調べにたいして両親は「子供が日本人と認められれば、日本人の家族になれると思った」と供述している。

今回は入管難民法違反容疑で偶然にも発見できたが、私はこの件は氷山の一角でしかないと思う。

国籍法改正の際、民主党の会合で、私の質問に対して法務省は「今までも防いできてるので、両親から話を聴取したりすれば防げる」と言ったが、残念ながら防ぐ事はできなかった。

やはり、再改正が求められる。