「談合」

2006年12月09日 | 選挙
昨日、宮崎県の安藤前知事が逮捕された。氏は官製談合への関与を否定しているが、一日も早い真相究明が求められる。

と同時に、一日も早い宮崎県政の混乱の収束をはかなければならない。最終的にどのような構図になるかは未だ決定していないが、大枠は現れてきた。あとは、その大枠から誰が出馬を決断し、誰が断念するかだけの問題ではないだろうか。

官製談合は、なぜ起こるのか?
業界同士がともに生き残っていくための策だという見方もあるだろうが、
別の側面として「選挙」での協力関係も挙げられるのではないだろうか?
今回の件でも、知事の選挙を手伝った業者が優遇されていた。

選挙をみてみると、多くの業者の方がスタッフとして参加している。
自分も何度か選挙スタッフとして選対スタッフに入ったが、知事選挙の際は僕は広報班に所属してたが僕以外は全て業者からの派遣だった。県内の大きな選挙のスタッフをみても、選挙をほんとに取り仕切れるのは業者の人が大半を占めているだろう。

全ての業者の方が「見返り」を目的として選挙に参加してるわけではないだろうが、このような選挙の形態にメスをいれない限り根本的な官製談合の防止は出来ないだろう。

僕は以前から、「このままでは、政治は一部の人の利益を代弁する道具になってしまう。」という言葉を使い何度も訴えてきている。そろそろ、この流れ止め、国民そして県民が真剣に政治や自分の生活を考えて行動を示さないといけない。