イワシの翻訳LOVE

はしくれトランスレータ「イワシ」が、翻訳への愛をつれづれなるままに記します。

自然言語な命令形

2009年06月29日 22時45分49秒 | Weblog
Firefoxのエクステンション、Ubiquityの次期アップデートバージョンでは、自然言語による命令の実行機能が強化されるらしいです。というといかにもヘビーユーザーっぽく聞こえるかもしれませんが、Firefoxに関してはヘビー級ではなくモスキート級くらいのユーザーです。当該の記事はこちら

というわけで実際に使ったことはないのですが、「訳せ」、「翻訳しろ」、「翻訳して」などのコマンドがデフォルトで組み込まれているので、これらの文字を打ち込むと、機械翻訳によって英語のテキストを日本語にしてくれるそうです。

それにしても、日本語の命令形ってあんまり上品じゃないですね。どの言語でも命令とはそういうものなのかもしれませんが…….。美しくない。こういう言葉は自分を鼓舞するとき以外は使いたくないですね。

しかし、
「イタリックにしろ」、「検索バーからコマンド化しろ」、「ウィキペディアリンクを挿入しろ」、「関数計算しろ」
なんて、実際にこんな自然言語をしゃべっている人はいるのでしょうか(^^)? ものすごく傲慢な上司が仕切る鬼のような開発現場を想像してしまいます。

でも、「イタリックにして」、「検索バーからコマンド生成して」、「ウィキペディアリンクを挿入して」
になると、愛嬌があっていいですね。ちょっと萌えます。

でも、どうせなら、
「イタリックにして欲しいの」とか「検索バーからコマンド生成してちょ」とか「ウィキペディアリンクを挿入してくれたら嬉しい」とか「お忙しいところ誠にお手数ですが関数計算していただけないでしょうか」
くらいにしないと真の自然言語とは言えないと思いますし、ユーザーとしても臨場感が楽しめていいのではないでしょうか。

というわけで、もろもろの仕事に追われ非常に厳しい状況が継続している自分に対して
「下らないこと書いてないでとっとと翻訳しろ」
コマンドを発行したいと思います。