井内利彰

競馬に携わってます

同じタキオン産駒だけど

2008-09-07 | Weblog
新潟2歳Sは3着だったバンガロール。
レース後に立山厩務員と電話で話しをしましたが、
「先生は状態が良いからゲートは出ると思ってたみたいやけど、それにしてもあんなに好スタートを切ると思わんかったわ。石橋もじっくり競馬したかったんやろうけど、引っ掛かり気味になってたし、しゃあないな。石橋にいろいろ聞いても『すいませんでした』しか言わんかったわ」
ということでした。

ハナに行く勢いでレースを進めながら、直線はできるかぎりに外へ出して結果的には仕掛けが遅れての3着。
先生も話していたようですが、セイウンワンダーに力負けしたという内容とはちょっと違うと思います。

この後は当初の予定通り、山元トレセンに放牧。
次走はこれからでしょう。

それにしても同じアグネスタキオン産駒にショウナンタキオンという新潟2歳Sを勝った馬がいましたが、攻め馬の動きがよく似ていたのであれと同じイメージでバンガロールを見ていましたが、ちょっと違っていたようです。

なにが違うかというと「調教」
バンガのこの中間はかなり攻めて、追い切りの負荷が相当の中での仕上げ。
馬なりに終始していたショウナンタキオンとは全く違う仕上げです。

この負荷で状態がアップしたんですから、これから先はますます目一杯の仕上げをしていって強くなるはず。
次に放牧から帰ってきたバンガを見るのが楽しみです。

新潟2歳S

2008-09-06 | Weblog
正直、馬券を買いたいけど、絞るのに苦労するからどないしょっていう感じのレース。
速報!調教Gメンにも書きましたが、馬ナリ平均もしくは乗込の調教タイプで併せ馬先着は非常に好成績を残していますから、このデータに忠実にいけば、最初はあまり考えていなかった馬を買い目に入れないといけません。

そんなこんなで結局8頭くらいには印を回さないといけないことに。
的中させる自信は低くなりましたが、それだけ面白いレースとも言えるんでしょうね。

あしたの単勝

小倉12◎ニシノウェーブ
小倉滞在の関東馬はバカにできません。

札幌12◎グリフィス
適条件に使ってきてこの調教タイプなら。

今日もフォゲッタブル

2008-09-05 | Weblog
昨日に続いて坂路→DW→ゲートと、とても入厩したばかりの2歳とは思えないハードな調教内容。
これが池江流といえば、そうなんですけどね。

今日も市川さんと話す時間があったので、この馬に出会った時の印象を聞くと、
「検疫の時に馬を引いた瞬間『軽い』って思ったんですよ。ふわふわ浮いた感じっていうか、手先が軽いんです。こんな感触って今までで初めてですね」ということ。
僕も引き馬をしたことはあるので、その時のイメージを思い浮かべたんですが、確かに馬を引くと普通なら重たい感じはあるんですが、フォゲッタブルにはそれがないってことですね。

今は佐々木厩舎の攻め専をしている山田助手は過去にプライムステージなど伊藤雄二厩舎で大物を担当していた人。
その人が「その感触がある馬って走るよね」って話していましたから、乗る人が言う「背中が柔らかい」の感覚のようなものでしょうか。

そして調教終わりに馬房前へ行きましたが、飼葉をばくばく食べるフォゲッタブルの姿が。
「普通、あれだけハードにやればへたって飼葉も残すんですけど、疲れた素振りも見せませんね」
とは市川さん。

ふーん、これはほんまに大物かも。

あとは今朝の取材を。

新潟2歳Sの2頭出しはどちらも色気がありそうな西園調教師。
小倉で面白いのは「前走は不利があったから」というタムロチェスト(土小倉11)かも。

白井調教師からは「現地で仕上げてるから状況は分からないけど、使いながら良化しているはず」というカワキタラプラタ(日小倉11)

最後に今週から「速報!調教Gメン」の内容がこれまでブログに紹介していた重賞調教タイプ解説に変わりました。
ご興味のある方はぜひ。

大物が続々入厩

2008-09-04 | Weblog
9月に入って、どの厩舎も「クラシック級」と言われるPOG評判馬が続々と入厩してきました。
橋口厩舎ではオディールの下になるカーナヴァル、クラウンプリンセスの下になるリーチザクラウンが入厩。
来週以降も続々と連れてくるようなので、4回の京都新馬には賑やかな布陣になっているのではないでしょうか。

そして池江パパにはエアグルーヴの仔、フォゲッタブルが入厩。
詳しくはweb競馬王のコラムに書きましたが、担当はあの市川明彦厩務員。
今朝のキャンターを見る限り、池江先生のコメントは本当に期待しているんだろうと感じた次第です。

今朝の動き

2008-09-03 | Weblog
まずDWで動きが目立ったのは不知火特別に登録しているタガノグラマラス。
前走時はテンから飛ばす調教で終いは12秒後半を要していましたが、今回はテンから折り合いを重視してラストは12秒フラット。
全体の時計も決して遅くなく、間隔をあけて正解だったよう。

DWの状態が悪いこともあって本馬場(芝コース)での追い切りも目立ちましたが、そこで目をひいたのは新馬のシャイニーコート。

和田騎手が跨って、ほぼ持ったままで6F76秒0でフィニッシュ。
ラスト13秒要しているのは相手に併せただけなので全く心配なし。
ステイゴールド産駒にしては相当腹構えがしっかりした短距離タイプですが、松本助手は長い距離でも大丈夫と話していますし、スプリントから中距離まで幅広い距離で活躍できそう。
もしnetkeibaのPOGで指名馬が相手いる方は大穴狙いでどうぞ。

最後に2歳Sのバンガロール。
今朝は新馬4着のエリモイズトゥルーとの併せでしたが、最後の直線は手前替えず。
「馬任せにしたら替えなかった」と騎乗した山田助手でしたが、心配することはないのかな…。
この中間は目一杯に調教しているだけに中身は確実に前走以上ですが、トラック調教という難点がつきまといます。