調教のラップ

例えば福島9日目の6R。
web競馬王でこのようなコラムを書きました。

今回の調教を見るとコーリングユーが引っ掛かりそうな雰囲気。
前走の追い切りでは坂路の3F目とラストの4F目に差のないラップでしたが、今回は3F目に一気に脚を使って4F目はバテる内容。
仕掛けると一気に脚を使いそうなので、調教本数が1本足りないことも考えれば直線はバテます。

レースは逃げるアグネスマーズを引っ掛かり気味に追いかけて直線失速。
もちろん調教本数が足りなかったこともあると思いますが、調教のラップが直線の失速を教えてくれたといってよいでしょう。

ちなみに昨日ブログに取り上げた◎ワンダフルキャスト。
ラップの踏み方は最高です。

マイルCSはラップだけならコイウタ、トウショウカレッジ、ローレルゲレイロ。
キングストレイル、マイネルシーガル、アグネスアークのトラック調教馬も非常に好感ラップです。

マイルチャンピオン

今日の競馬予想ＴＶ！にて。
カンパニーについて見栄晴さんが僕のコメントを話してくれていました。
あの仕上げなんですよね。
確かに先生は1週前の時点で「もうあまりやらないから」と話していました。
血統的にトニービンやフサイチコンコルドに似たところがあるとすれば、確かに馬ナリ系の仕上げでいいと思うんです。
昨年のマイルCSなら最適だったのではないかと。
今年は確実に運動量、強さが必要になるはずですから。

そんなわけで見栄晴さんに◎を送ったら、
「俺もそれだと思う」
と返信がありました。
おまけにヒロシさんの◎が対抗。
番組に出ていたら、気が合って仕方なかったでしょう。
逆に出てなくてよかったかも。

今日は福島の芝にやられました。
てっきり運動量が必要だと思ったんですが、ナリ系ばかりが好走。
明日はナリ系ばかり狙っています。
◎ワンダフルキャスト。
馬ナリで終い12秒0の追い切り。
福島の芝で一変してください。

今週の取材

まずは友道厩舎。
「久しぶりでも仕上がりがいいよ。緒戦から」というのが土東京8Rホウショウループ。
確かに坂路での調教量は豊富。併用ならベストの1800ですが、他のメンバーがたいした調教タイプではないだけに単も十分可能でしょう。

橋口厩舎からは霜月Sスリープレスナイト。
「距離慣れしたはずだしゲートさえ出れば70%」
というのが好走確率。
ちなみに出遅れると30%まで落ちますのでご注意を。
肝心の中間調教内容ですが、Gメン的にはパーフェクト。
文句ないのでこちらも単候補。

「3週間勝ってないんや」という音無厩舎からは日京都5Rサンライズラッシュ。
先生にしては珍しい新馬推奨。
ちょっと乗ってみても。

そして佐々木晶三厩舎からは土京都6Rダノンジュピター。
とにかく追い切りの動きからすれば評価が低すぎます。
トラック調教馬で内回り。
単勝で。

あとは安達厩舎から土福島5Rメイショウカレン。

そして古川厩務員が力強い土京都7Rマーベラスパレード

JC1週前

2週前の時点で先生が「来週はテツに乗せてビシッと仕上げて、当週はサッーとやろう」というメニューだったインティライミ。
その2週前にはかなり太かった馬体も今週に入ってスリムに変身。自ら競馬が近いことを察しているのでしょう。
そして今朝は坂路1本を堀助手で駆け上がり、DWに入る前に佐藤哲三騎手に乗り替わっての追い切り。

テンからスピード感十分。7Fの時計は15秒。その後も加速されて13秒台のラップを刻みます。あれよあれよという間に直線になって最後は13秒フラットでゴール。
6Fで78秒4。こんなに速い追い切り時計はいつ以来でしょうか?
でも引っ掛かって時計になっているようには思えませんでした。気持ちに逆らわず、そして終いもしっかりと伸ばす。
いつもの終いの豪快さはありませんでしたが、引っ掛かるのを押さえて終いに追っ放すという走りよりずっと中身の濃い走りだったと思います。

馬場入り時に付き添ったため追い切りを見れなかった立山さんにその様子を伝えると
「見た目に速くなかったんやったら、ダービーの時に似てるな。あの時も見た感じは引っ掛かってないけど時計は速いって感じやったから。乗り手が思ってるより一完歩でスピードが出てるんやろ」
要するにディープインパクトの2着時の状態、最高の状態に持ってこれたということです。

京都大賞典後、「もう一段階上のギアを引き出す」
と教えてくれた佐藤哲三騎手。

東京の直線でトップギアに入った時、新しいインティライミの走りが見れるはずです。

がっくり

サンバレンティンが福島記念からの連闘でマイルCS参戦。
これにより我が◎サクラメガワンダーは出走がほぼ不可能となりました。
この事態には友道調教師もがっくり。
「来週(アンドロメダS)だと背負わされるし」
と現時点ではどうしようもない状態。
僕的にも調教適性抜群の外回りで勝負して欲しかったんですが。

こうなるとマイルCSの予想はあの馬しかいません。
坂路を本数多く乗っているんですから復活はあるでしょう。

話は変わって新馬。
今朝の調教で目立ったダノンジュピター。
ダブルダンスシチーを1秒以上追走しましたが「ついていくまで楽」と騎乗した佐藤哲Jが話すように脚力は抜群。
直線に向いて外から交わす際も豪快なフットワーク。
まだ多少右にモタれるところはありますが、この動きなら合格。
先週の芝1600でトラック調教馬が勝っており、このレースで人気しそうなサンデーアイ(アイポッパーの半弟)が坂路調教馬ということもあって付け入る隙は十分です。

予想以上に人気

スワンSで◎を打ったスーパーホーネット。
さすが前哨戦であるレースを勝っただけあって人気していますね。

ただ前走◎を打ったにはそれなりに理由がありました。
そうこの馬らしい調教本数だったからです。
しかしながら間隔が詰まる今回はやや手控えている印象を受けます。
もちろん今の京都芝外回りの事情もありますしね。
そのあたりは競馬総合チャンネルの「今週の調教Ｇメン」に書かせていただいています。

とにかく雨が降らないことだけを祈りますね。

結果はすいません

◎フサイチパンドラ。
下見所での雰囲気、馬体重。
やはり1週前のスパルタ調教が成功した、さすが白井先生と思った瞬間でした。
レースもルメール騎手が最高の形で進めてくれて結果は差せず。
結果はすいませんですが、心情的には満足でした。
それにしても自分の形でレースを進めれば強すぎるスカーレット。
有馬記念なんか出たらかなり強いんじゃないでしょうか。

逆に参ったのが東京の芝。
雨が降った土曜日に標準坂路系がしっかり走っていたので、雨が強くなって馬場が悪化する日曜日にはもっとその傾向が進むと思いましたが。
しかしオーロカップは軽目坂路のブルーメンブラッド、馬ナリ平均坂路のシンボリグランで決着。
完全に拍子抜けでした。

でもこれにはきっちり理由があって、やや重の馬場状態にあってレースの上がりが35秒1。
馬場が悪いのではなく、適度に軟らかく走りやすい状態にあったといっていいでしょう。
だからといって今週もナリ系が好走するとは思いません。馬場が乾けば、必ず標準以上の調教を課された馬が好走するはず。なぜなら先週の競馬で馬場が痛んで上がりが掛かる競馬になるはずですから。

今週末こそ果敢に攻めてみたいと思います。

３歳牝馬

アルコセニョーラが福島記念を勝ったり、ユートピアSをニシノマナムスメが勝ったことでエリザベス女王杯の3歳馬人気に拍車をかけていることでしょう。
古馬◎の僕にとっては大歓迎です。

さて明日の単勝。

福島11Rエイシンニチリン
どんな乗り方をするか興味

web競馬王

先週は競馬総合チャンネルではじまったコラムについてご紹介させていただきましたが、今週はweb競馬王について。

以前からモバイル競馬王では「直前情報」というコーナーがあり、予想とは別に当日の馬場や雰囲気で気になる馬を取り上げていました。
しばらくはお休みをしていたんですが、また今週から復活させました。
基本的にはブログで取り上げるような【単勝】で気になっている馬を1頭推奨しています。
10日なら東京12R。実績馬が休養明けばかりなので使った上積みの馬に妙味を感じたので。

明日の場合なら他に6R予想していて1ヶ月500円で見ることができるのでお得だと思います。
モバイル競馬王

好走確率

新馬戦33秒3の強烈脚力を見せて快勝したダノンゴーゴー。
「能力は非凡やね。距離も延びた方がいいわ。朝日杯に行こうかとも思ったけど1勝馬では出走は微妙だし、千両賞にする」と橋口調教師。

10頭使って6頭が勝ち上がり。そのうち2頭はオープン馬。
来年が本当に楽しみなラインナップになってきました。

そんな橋口厩舎からは今週5頭。
好走確率は以下の通り。

ローザブランカ　70%　
攻め馬は走らないけど血で走る

クラウンプリンセス　40%
走れるふっくらした体つき

パイナップルスノー　50%
走っても不思議ないし走らなくても不思議ない

レジェンダロッサ　60%
気分屋だけど今回は走りそう

ノットアローン　90%
思った通りに調整できた。勝って朝日杯へ