井内利彰

競馬に携わってます

JC1週前

2007-11-15 | Weblog
2週前の時点で先生が「来週はテツに乗せてビシッと仕上げて、当週はサッーとやろう」というメニューだったインティライミ。
その2週前にはかなり太かった馬体も今週に入ってスリムに変身。自ら競馬が近いことを察しているのでしょう。
そして今朝は坂路1本を堀助手で駆け上がり、DWに入る前に佐藤哲三騎手に乗り替わっての追い切り。

テンからスピード感十分。7Fの時計は15秒。その後も加速されて13秒台のラップを刻みます。あれよあれよという間に直線になって最後は13秒フラットでゴール。
6Fで78秒4。こんなに速い追い切り時計はいつ以来でしょうか?
でも引っ掛かって時計になっているようには思えませんでした。気持ちに逆らわず、そして終いもしっかりと伸ばす。
いつもの終いの豪快さはありませんでしたが、引っ掛かるのを押さえて終いに追っ放すという走りよりずっと中身の濃い走りだったと思います。

馬場入り時に付き添ったため追い切りを見れなかった立山さんにその様子を伝えると
「見た目に速くなかったんやったら、ダービーの時に似てるな。あの時も見た感じは引っ掛かってないけど時計は速いって感じやったから。乗り手が思ってるより一完歩でスピードが出てるんやろ」
要するにディープインパクトの2着時の状態、最高の状態に持ってこれたということです。

京都大賞典後、「もう一段階上のギアを引き出す」
と教えてくれた佐藤哲三騎手。

東京の直線でトップギアに入った時、新しいインティライミの走りが見れるはずです。