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京浜急行電鉄 品川駅発行 川崎大師ゆき 特殊往復乗車券(軟券)

平成17年1月に京浜急行電鉄品川駅で発行された、川崎大師ゆきの特殊往復乗車券です。


   


緑色PJRてつどう地紋の補片サイズの軟券となっています。
往路用と復路用の入鋏位置が記載されている一枚もので、往路用を切断する破線はありません。
また、軟券としては珍しく発行日を捺印する欄がなく、無造作に日付印が捺されています。


同社では以前より混雑の予想される区間について特殊往復乗車券を発売しており、混雑した改札の集札業務を軽減するための対策と思われますが、通常の往復券とは異なり、一枚ものの券となっています。

この券は当然、川崎大師さまへの初詣の参拝客のために発売された臨発券ですが、特に初詣に限って設備されているということではないようです。


   


大人用には小児断線は無く、小児専用券も設備されていました。


券番左側の〇に囲まれた数字は循環番号と思われ、大人専用券についてはかなりの券番が進んでいるようです。しかし、発行箇所名を見ますと、大人用は「品川駅発行」となっているものの小児用は「〇C品川駅発行」と窓口番号が指定されており、大人用と小児用の発売実績の比率はこの2枚の券からは推測できません。


   


裏面には注意書きが印刷されています。

途中下車は出来ない旨のほか、乗車変更の取扱いもしない旨が記載されています。また、往路着駅(ここでは川崎大師駅)では改札係員に提示するだけで出場し、帰路については乗車時に再び入鋏を受けて乗車する旨も記載されています。


本年の取扱いがどうかは確認していませんが、これらの様式の券は数年前から発売されていないと聞いたことがあります。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (下総鉄道)
2015-01-02 19:46:17
今年もよろしくお願いします。
この補充券は、ICが普及してなかった頃、自動券売機では捌き切れないほどの旅客が駅を利用したため、川崎大師では臨時の係員改札口を開放し、横浜や品川では改札口付近に臨時のテーブル式窓口を設置して発売してたように記憶します。

今では全国相互利用されたICが中心なので、当然、手動改札を開放したところでどうにもならないので、この補充券も自然消滅したように聞いています。

 
 
 
> 下総鉄道さま (isaburou_shinpei)
2015-01-02 23:19:58
コメントありがとうございます。
こちらこそ、本年もよろしくお願いいたします。

時代ですね。
若い頃は「正月=臨発硬券」という図式で、初詣そっちのけで動き回って蒐集をしたものですが、今やICカードが主流となり、テーブルを出して臨発をする光景を見ることも無くなりました。

やはり、このような券は自然消滅ですね。
 
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