仁山信号場発行 渡島大野・大沼ゆき片道乗車券

昭和59年10月に函館本線仁山信号場(現・仁山駅)で発行された、渡島大野(現・新函館北斗駅)・大沼ゆき片道乗車券です。


   


桃色こくてつ地紋のB型大人・小児用矢印式券で、札幌印刷場で調製されたものです。


仁山信号場は、途中での列車交換のために設けられた信号場で、後に仮乗降場(臨時乗降場)として旅客扱いを行う信号場となり、国鉄民営化の際に旅客扱いをする信号場が駅に昇格されたことに伴って駅となっています。

同信号場は戦時中に旅客扱いをする信号場として仁山仮乗降場として旅客取扱いを開始し、以後運転要員の駅員が乗車券を発売していましたが、この券が発行された翌日の昭和59年11月1日付けにて無人化されています。
無人化以後は2年間程度、管理駅となった渡島大野(現・新函館北斗)駅の駅員が出張して渡島大野駅の「B窓口」として発売を継続していたようですが、私はその時代に同駅を訪問することができませんでした。


   


裏面です。
発行箇所名である「仁山駅発行」の前に、信号所であることを示す「(信)」の符号が付きます。
何となく、信越本線の駅のような表記に見えてしまいます。

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大阪駅発行 大阪から201km以上 立席急行券

昭和50年8月に大阪駅で発行された、大阪から201km以上ゆきの立席急行券です。


   


桃色こくてつ地紋のA型大人・小児用券で、大阪印刷場で調製されたものです。


立席急行券というのはあまり聞かない券種ですが、この券は大阪発出雲市経由大社ゆき夜行急行列車であっただいせん2号用として発券されています。

だいせん2号はA寝台1両・B寝台5両・グリーン座席車1両・普通座席車3両と郵便車(大郵101列車)1両と荷物車(米荷3列車)から組成された列車で、普通座席車3両はすべて指定席という、自由席車を連結しない急行列車でした。

このような全車座席指定の急行列車が満席になった場合、通常の急行券と同額で座席を使用しない条件で立席急行券が発売されていました。立席急行券は座席を使用する他の旅客の迷惑にならないよう、発売枚数を限定して発売していたようです。


   


裏面です。
急行券ですので発売日共2日間有効ではありますが、使用日および列車名が指定されたうえで発券されています。


この券は昭和50年3月の新幹線博多開業以降の券ではありますが、大阪からの表記が三角矢印「▶」ではない矢印「→」となっています。

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銚子電気鉄道 犬吠から銚子ゆき片道乗車券

平成9年3月に銚子電気鉄道の犬吠駅で発行された、銚子ゆきの片道乗車券です。


   


桃色JPRてつどう地紋のB型大人・小児用一般式券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。

同線の有人駅には券売機は設備されておりませんので、自社管理駅ではない銚子駅を除く有人駅全駅では硬券や常備軟券での発売をしており、同口座については硬券での発売となっています。

着駅である銚子駅はJR東日本との共同駅で、出札および改札業務はJR東日本が行っていますため、現在では改札口には自動改札機が設備されていますが、この券を使用した当時は改札口は有人改札でした。そして、銚子電鉄の列車のみが到着する時間は必ずしも駅係員が立っているというわけではなく、出口のラッチに置かれていた缶の中に乗車券を入れて出場するようになっておりました。

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西武鉄道 所沢から310円区間ゆき特急券

頂き物になりますが、平成3年4月に西武鉄道所沢駅で発行された、所沢から310円区間ゆきの特急券です。


   


黄色せいぶてつどう自社地紋のA型金額式大人・小児用券で、山口証券印刷で調製されたものと思われます。


全国的にも珍しい金額式の特急券で、金額式であるにもかかわらず、列車および座席を指定する欄もある独特な券です。


   


裏面です。
「この券は発券機故障のため発行するもので号車・席番の指定はしておりません。空いている席にお座り下さい。」とあり、この券は特急券窓口に設備されている発券端末に故障等の異常が発生した非常時にのみ発券する、かなりレアな特急券となります。


発券機が故障しているために座席の指定をすることができませんので、列車ごとに予想された空席分の枚数のみを発売していたものと思われます。

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JR東日本 〇T 鶴見駅発行 昭和から150円区間ゆき片道乗車券

前回エントリーで〇T 鶴見駅で発行されました大川から140円区間ゆき片道乗車券を御紹介いたしましたが、手元にJR化後に発行されました券がございましたので御紹介致しましょう。


   


平成元年11月に〇T 鶴見駅で発行された、昭和から150円区間ゆきの片道乗車券です。
桃色JRE地紋のB型金額式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。


この券は国鉄時代より承継された「鶴見線用の特殊金額式乗車券」と制定されたもので、国鉄時代と同様、「〇T」鶴見駅発行限定である他、小児断片には「〇継 発駅 大人運賃」の順で記載することが決められていました。
東京印刷場では金額式の小児断片には「金 小児運賃」の記載をしていますが、特殊金額式乗車券の場合は発駅からの運賃を明確に区別する記載方法も国鉄時代からそのまま変化ありません。


   


裏面です。
「鶴見線内使用ずみ。」の表記も変化ありません。


   (前回エントリー券)


ただ、前回エントリーの国鉄時代に発行された大川から140円区間ゆきの券を券を見ますと「鶴見線内使用ずみ」と句点「。」が無く、JRとなってからの券には句点があるという仔細な違いがあります。

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〇T 鶴見駅発行 大川から140円区間ゆき片道乗車券

昭和59年6月に東海道本線鶴見駅の、鶴見線と東海道本線の乗換改札にあった「〇T」窓口で発行された、鶴見線大川駅から140円区間ゆきの片道乗車券です。


   


桃色こくてつ地紋のB型金額式大人・小児用券で、東京印刷場で調製されたものです。


現在でもそうですが、鶴見線内の各駅は無人駅となっており、鶴見線から東海道本線に乗り換える際には中間改札を通るようになっていますが、当時は改札口の前に出札窓口があり、鶴見線各駅から無札で乗車した旅客はここで乗車駅からの乗車券を購入して乗り換えていました。
窓口には各駅発の乗車券が券箱に多数設備されており、常備券に無い駅へは駅名式の補充券や出札補充券が使用されていました。


御紹介の券は大川支線の大川駅からの乗車券で、当時は鶴見以遠へ乗車する際の最短の運賃が140円であったことから140円区間ゆきの券が設備されていました。

実態としては精算窓口で発売しているようなものなので改札補充券のようなものではありますが、国鉄部内では「鶴見線用の特殊金額式乗車券」と制定され、「〇T」鶴見駅発行限定である他、小児断片には「〇継 発駅 大人運賃」の順で記載することが決められていました。
東京印刷場では金額式の小児断片には「金 小児運賃」の記載をしていますが、特殊金額式乗車券の場合は発駅からの運賃を明確に区別するため、このような様式が決められていたようです。


   


裏面です。

鶴見線区間は乗車してから購入した乗車券となりますので、「鶴見線内使用ずみ」という文言が印刷されています。

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京王帝都電鉄 分倍河原から120円区間ゆき片道乗車券

前回エントリーで分倍河原から80円区間ゆきの片道乗車券を御紹介いたしましたが、120円券も購入いたしておりましたので御紹介いたしましょう。

当日、120円区間ゆき券については欠札をしていたようで、拙ブログ2017年11月23日エントリーの「京王帝都電鉄 下北沢から90円区間ゆき改札補充券」で御紹介いたしました改札補充券(?)のような券の記入式版を使用した代用券での発売となっていました。


   


桃色けいおうていと自社地紋のA型記入金額式大人専用券で、こちらも千切り軟券式となっています。

発駅および金額は記入式となっており、ゴム印を捺印して対応してありました。発駅の下には「原券」金額欄が、金額の下には「領収額」を記入する欄があり、下北沢で使用されていた改札補充券のような券と同じ用途であるものと思われます。


   


再掲いたしますが、こちらが下北沢の改札補充券です。乗継割引の表記がありませんが、基本的な仕様は同一です。


どちらも右下に「(A旅)」という表記がありますが、これは発行した部署が当時検札や臨時改札を行っていた「旅客班」であることの略であるものと推測されます。

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京王帝都電鉄 分倍河原から80円区間ゆき片道乗車券

拙ブログ2017年11月25日エントリーの「京王帝都電鉄 下北沢から90円区間ゆき片道乗車券」で同駅で発行された千切り軟券式の乗車券を御紹介いたしましたが、分倍河原駅でも同じような乗車券を購入しておりましたので、御紹介いたしましょう。


   


昭和58年12月に京王帝都電鉄(現・京王電鉄)分倍河原駅の国鉄南武線との乗換通路で臨発されていました80円区間ゆきの片道乗車券です。桃色けいおうていと自社地紋のA型金額式大人専用券で、千切り軟券式となっています。


同駅での臨発は、当時の分倍河原駅の京王線と南武線のホームが無改札の状態で繋がっていたことから、不正乗車が頻繁に行われていたことに対する特別改札であったようです。
階段を登り終わったところにテーブルを置いて乗車券を発売しており、通過する旅客の乗車券類を検札し、有効な乗車券を所持していない旅客に対して精算をしていました。


当日は京王八王子から明大前経由吉祥寺まで有効な乗車券を所持しておりましたが、乗車券を蒐集している旨を説明のうえ、コレクション用として購入しています。

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小田急電鉄 鶴巻温泉から新宿ゆき片道乗車券

昭和61年10月に発行された、鶴巻温泉から新宿ゆきの片道乗車券です。


   


橙色PJRてつどう地紋のB型相互式大人・小児用券で、井口印刷で調製されたものと思われます。

同社の相互式券は「下車前途無効」の下(最下段)に発行駅名を表示するのが一般的ですが、この券には印刷されておらず、空白のバランスが悪いレイアウトになってしまっています。


   


裏面です。

裏面を見ると発行駅名が表面に印刷されていない理由が解ってくるのですが、この券は小田急電鉄の窓口発行ではなく、系列旅行代理店である小田急トラベルサービスで発行されており、表面では記載しきれなかったために裏面に回されたものと推測できます。


小田急トラベルサービス伊勢原営業所は橋上駅舎である伊勢原駅の南口側にあり、各種旅行商品の他にロマンスカーの特急券と乗車券も取り扱っておりますため、改札口を隔てて、南口には同店舗が、北口には電鉄直営の出札窓口がありますので、どちらでも特急券が購入できることになります。

この券は同駅から急行などの普通列車に乗車して本厚木から上り特急を利用する旅客用として設備されていたものと思われますが、往復印を捺印すれば新宿駅からの下り特急用の乗車券としても使用できる相互式となっており、当時の新宿から370円の運賃帯は一つ先の鶴巻温泉駅までであったことから「伊勢原⇔新宿」とせずに鶴巻温泉発とし、様々な場面で使用できるようにされているものと思われます。

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JR東日本 〇ム信濃境駅発行 立川・荻窪間ゆき片道乗車券

前回エントリーでJR東日本中央本線信濃境駅で発行された東京山手線内ゆきの片道乗車券を御紹介いたしましたが、同駅には東京山手線内より手前の区間までの乗車券もございましたので御紹介いたしましょう。


   


平成28年3月に信濃境駅で発行された、立川・吉祥寺・荻窪間ゆきの片道乗車券です。やはり桃色JRE地紋のA型一般式大人・小児用券となっています。

JR東日本では常備軟券による乗車券の発売はほぼ無くなってきており、当時の東京近郊区間内での発売駅は同駅のほか、小野駅および鹿島サッカースタジアム駅くらいしかありませんでした。小野駅には唯一と思われる東京都区内ゆきの桃色地紋の一般式券が存在していましたが、東京山手線内ゆきであれば現在でも発売されているかどうかは不明ですが、鹿島サッカースタジアム駅にもあったかと思います。

しかし、桃色一般式の特定都区市内ゆきでない長距離券となりますと意外と珍しい存在であったような気がします。

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