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帝都高速度交通営団 東銀座駅発行 都営地下鉄線連絡用区間変更券

昭和45年11月に帝都高速度交通営団(営団地下鉄、現・東京メトロ)東銀座駅で発行された、都営地下鉄連絡40円区間ゆきの区間変更券です。


   


青色JPRてつどう地紋半硬券の金額準常備式券となっています。発行時に控片として左端を切断されてしまっていますので原型は分かりませんが、恐らくD型券であったのだろうと推測します。
以前はよくオークションでも見かけましたが、10円等の比較的近距離用として発行され、A型以下に小さく切断されてしまったものが殆どであったような気がします。


この券は東銀座駅において、営団地下鉄の券で都営地下鉄に区間変更する際に発行されたもので、原券発駅を空欄に記載もしくはゴム印を押印し、領収額(差額)部分で左端を切断し、着区間部分に入鋏を入れるようになっています。ですから、原券と同額で領収額が無い場合や、変更後区間のほうが運賃が低廉な場合、領収額0ということになりいますので、「領収額0円」という欄も存在することになります。

この券の場合は、発駅が四ツ谷である原券を所持した旅客が、東銀座駅の精算窓口で都営地下鉄40円区間ゆきの着駅までの行先に乗車変更したものであり、都営区間と営団区間の合計が70円ということは都営区間40円と営団区間30円であり、東銀座までにも至れない乗車券で乗越精算したことが推測されます。


   


裏面です。


表面が横型の準常備式となっているのに対し、裏面は縦型となっています。理由は定かではありませんが、切断によって記載事項までがちょん切られてしまうのを防止するため、なるべく印刷スペースを取らないように縦型にしたのかもしれません。


券番の上に発行箇所名が表示されているのも特徴的です。
東銀座乗換専用の区間変更券である筈なのに発行箇所は記入式となっており、「東銀座(〇T)」という発行箇所名が捺印されております。
これは、他に所持している券に「東銀座(中)」というものもありましたので、改札および精算窓口別に発行箇所名を分けるため、敢えて発行箇所欄を記入式にしたものと思われます。

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