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卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

環境重視経営へのマーケティング論 その3

2013-11-23 08:04:21 | ビジネス
美徳経済についてふれてみたいと思います。

経済学者では無い、環境学者の山本良一先生が提唱されている考え方です。

心の開発が必要だとおっしゃっていますが、それは先人達がお話されていた事ですが、やはり我々の意識にはなかなか染み付いていないんですね。

心の開発が何につながるのか?

現在の社会では、環境を劣悪に導くであろう商材を購入しない動きも出てきています。

以下はグリーン購入について示した文章です。

現在の大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済社会システムとそこから産み出される製品やサービス(以下、製品)は、私たちに物質的に豊かで便利な生活をもたらしましたが、同時に、地球温暖化、オゾン層の破壊、砂漠化、生態系の破壊、資源の枯渇、大気・水・土壌の汚染、増大する廃棄物など深刻な環境問題をもたらしました。私たちは、使い捨て型の社会や製品のあり方を根本から見直し、持続可能な循環型社会を構築していかなければなりません。

そこで、私たち購入者は必要性を十分に考えた購入を心掛け、環境に与える負荷ができるだけ小さい製品の優先的購入(グリーン購入)を進める必要があります。

企業側もこういった事に配慮した製品作りに努めなくてはなりません。

さらに展開が進むと、エシカル購入(倫理的購入)となるわけです。

例えば、日本理化学工業のエコチョーク(ダストレスチョーク)が有名ですが、さらに従業員の多くは障害をもたられている会社組織となっています。

こういった企業の商品はむしろ積極的に購入していこうという動きが倫理的購入であり、美徳経済なのです。

もう少し説明しますと、商品を購入する際に、環境に配慮した商品やサービスを優先的に購入するグリーン購入に加えて、公平な貿易が担保されているか(フェアートレード)、商品の生産、流通過程で労働や人権などは守られているか、紛争鉱物(非人道的な行為を行う武装勢力の資金源になっていると言われている)ではないかなど、様々な側面を確認した上で調達しましょうということです。

少子・高齢化がますます進む中で、労働人口をどのように確保していくか?

障害を持たれている方の就労率もまだまだ改善の余地はありそうです。

美徳経済とはステークホルダーが喜び、社会課題改善、地球にとってもGOODとなる経済活動の事です。

クリエイティングシェアードバリューに近い考え方ですので、戦略的にはマイケル・E・ポーターさんが提唱しているものを学べばいいと思います。

またこのブログでも少しづつ触れていきたいと思いますので、ご期待下さい。

エシカル購入は政策提言もなされ、議員立法化を目指しているようです。

我々消費者もこの事を念頭に環境と経済を考えていきたいと思います。

「本質を見る」とても重要な事です。



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