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卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

環境重視経営へのマーケティング論 その1

2013-11-20 08:02:25 | ビジネス
昨今、環境悪化を原因としているであろう、大規模災害が頻発しているように感じます。

その観点からマーケティングを展開してみたいと思います。

経済活動と環境美化活動はお互いに半比例しているという考え方はご理解いただけると思います。

経済活動を進めると多くの資源が必要となります。

その為に、化石燃料が採掘され、森林も伐採されて来ました。

結果、CO2を制限しなければ温暖化を止める事が出来ない状態を招いています。

では経済活動を止めるとどうなるか?

これは一目瞭然であります。経済が停滞し、やがて国家的危機になります。

環境政策は二の次で、経済政策最優先が現在の政府が進めているような感じもしますが、一方では新エネルギー分野の開発などにも助成金をつけ、経済活動の転換を図っています。

アベノミクスの中でとかく記事になるのが、日経平均がいくらになった、円がいくらになったといった内容しか無いように感じます。

メディアも戦略的に国民の目が環境問題に至るような報道を心がけていただけたらと思っています。

さて、それでは我々末端の経済での活動ですが、どのようなマーケティング戦略を取り入れるべきでしょうか?

コトラーが言っているマーケティング3.0を思い出して下さい。

マーケティング1.0は製品に焦点を合わせる。潜在顧客に対して商品をいかに知ってもらうか?が重要な戦略でした。

マーケティング2.0はお客様に焦点を合わせる。ニーズや欲求がある程度満たされた中で、いかにしてお客様のマインドをつかむかがテーマでした。

ではマーケティング3.0と言えば、価値に焦点を合わせる。お客様が持つ、社会や経済、環境に対する強い欲求に企業がミッションやビジョン、価値で対応することがテーマとなり、それらにお客様が共感した時に、その企業や製品はブロンドになるという考え方です。

ここで皆さんに考えていただきたいのが、環境重視経営の言葉の意味です。

環境軽視からの転換を意図している言葉で、何かを捨てて、環境を取るといった考え方ではありません。

しかし、環境重視と言わなければ、企業が経済活動の中で環境を意識した取り組みにはならないと思います。

経済主義社会での企業原理はそのようにしか働かないのです。

さて、ここで山本良一先生(東京大学名誉教授 環境学の世界的権威)のおしゃっている美徳経済とつながる訳です。

コトラーの言っている、マーケティング3.0において、企業が提供する価値に共感するのがテーマとなっていました。

これはまさしく美徳経済とマッチする考え方だと思います。

美徳経済とは、高い徳を持って経済活動をする事です。

利他の精神を経済活動にもはめて考えるのです。

自然主義的な考え方かもしれませんね。


(続く)

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